海に吹く風

海の大好きな私
ここで皆さんとお話しましょう

日々思うこと、短歌についても書いていきます

歌が詠えない

2011-01-22 22:26:47 | 短歌

今・・宏之さんの歌を鑑賞していると言葉が自然に出てくる。
頭がすっかり歌評モードになっているらしく、ちっとも歌が詠えないのである。
まったく詠えないのではなく、ある特別な歌は浮かんできたのだけど。。

歌がしばらく詠えない状態でも前みたいに焦らず、そのうち詠うモードになるさとノンビリ構えている。
まあ・・・しばらくすれば2,3首浮かんでまた1週間も間があいてという感じ。
だから相変わらず寡作!

2月には詠うモードになれますように。



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笹井宏之さんの歌6

2011-01-22 09:10:25 | 歌評

眠らないただ一本の樹になってあなたのワンピースに実を落とす

これは宏之さんの歌の中では有名なもの、多くの人が取り上げている。
前に書いた屋根の歌と共通しているものがある。
屋根も樹も動かず、あたなに気がつかれずとも、ずっとあなたを見守っている。
これは宏之さんが家で過ごすことが多かったことと関係があるかもしれない。
布団の中だけが安心できる場所・・・その場所にどっしりと立つ樹となり、屋根となって、ご家族や他の大事な人に愛を注いでいたのだろう。

「眠らない」・・・・・・・・・昼も夜も・・いつでもずっと

「ただ一本の樹となって」・・・世界で一番あなたを愛している

「あなたのワンピースに」・・・ワンピースはあなたの全身をくるむ一枚の布
               ジーンズをはいたあなたの横に実を落とすのではなく
               あなたそのものに私の<実>を

「実を落とす」・・・・・・・・樹(私)は命をかけて花を咲かせ実をつける。
               その一番大事なものをあなたにささげる、黙って

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