愛知学院大学青木ゼミのブログ

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卒業記念

2014年03月23日 | 運営
昨日,今年度卒業生の卒業を記念して,ゼミの下級生有志が主催する卒業記念コンパが開かれました。例年は,卒業式前に開催するのですが,今回は卒業生や在学生のスケジュールの都合で,卒業式後の昨日開催になりました。残念ながら,研修が始まっている者がいるので,卒業生全員参加とはいきませんでしたが,7割が集まってくれました。

卒業記念とはいえ,いつものように居酒屋でだらだら飲んだわけですが,やはり感慨深いものがありました。私は,顔ぶれを見ながら,彼らの軌跡を振り返っていました。この卒業生は,3次募集でやっと集めた,全員男子学生でした。

2年次の夏休み,ゼミがスタートする前に,課題を与えて,それを見て,脱落しそうな学生を見極めることにしました。大半の第1志望ではなかった者の中に,不適応者がいると予想していたのです。しかし,意外にも,全員きちんとやってきていました。そして,秋になり,コンビニエンス・ストア・チェーンの競争力の源泉を比較するという,その課題の応用課題を与えたところ,これまた予想に反して,面倒な現地調査や文献調査をこなしました。

3年次には,名古屋マーケティング・インカレに参加してもらいました。その時,私が半期在外研究でアメリカに滞在したため,半期は指導教員不在のまま,彼らは研究発表をやらざるを得なくなりました。色々もめごとはあったようでしたが,脱落者は出ずに,何とか全員最後までやり遂げました。4年次には,卒論と就職活動をきちんとこなし,脱落者は出ませんでした。卒論の平均レベルはこれまでの中で最も高かったと感じました。就職内定についても10月までに全員獲得し,これまた最も早く就職活動を収束させました。

教員から見ると,奇妙なほど,彼らはお互いに気遣いしていました。男子ばかりなのに,毎月ケーキを買ってきて,該当月に誕生日のあるゼミ生の誕生会を開いていました。だれかがどこかに旅行に行くと,たいていお土産を買ってきて,ゼミの教室において皆で分け合って食べていました。また,私の自宅にいままでで最も多く訪れたのも彼らでした。

気遣いをし,年上の教員とも臆せず交流できる彼らは,それなりに世慣れていて,いわゆるコミュニケーション能力があったといえるでしょう。全員,希望の条件で就職内定を獲得したことは,その反映でしょう。

とびぬけて「出来る」者はいませんでしたが,学力とモチベーションにおいて,全員一定レベルを維持していたので,最も「やりやすい」学年だったと感じています。毎年存在する不適応者がいなかったのです。

昨日会が終わり,彼らが私にプレゼントをくれました。私には高級箸,そして私の家族のためにプチケーキ・セット。え?これが本当に男子学生(ついこの間まで)のセレクト? 最後にも,彼ららしさを感じさせてくれました。

ともかく,昨日は良い会でした。また皆で酒を飲み,ケーキを食べましょう。なお,幹事を務めてくれた新3年ゼミ長に感謝します。

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