現在,ゼミの3年生は名古屋マーケティング・インカレ(愛知学院大,愛知大,中京大,名古屋学院大,名城大合同研究発表会)に向けた研究テーマ選びを行っています。また,4年生は卒論のテーマ選びを行っています。どちらも今月末までには大まかにでも決めてもらわなくてはなりません。ところが,ああでもないこうでもないと悩んではいるもののなかなか決まらない状況です。
そもそも,研究においては最も難しいのがテーマの決定です。他人に説明できるほどテーマがきちんと決まっていれば,研究は半分も進んだようなものです。
学校教育において,何をやるべきか何を考えるべきかという課題については,教員から与えられるのが通常です。小学校や中学校はもとより大学においても,大半の授業では教員が課題を指示し,学生はそれにしたがって調べ,考えればレポートなり答案なりは完成するのです。しかし,大学の心臓ともいえる研究では,何をやるべきか,何を考えるべきかという出発点から自分で導き出さなくてはなりません。何をやるべきかを導き出すためには,関心のある領域について基本的な知識が必要なことは当たり前なのですが,さらに「何かを明らかにしたい」「何かを良くしたい」という強い動機が必要です。しかしながら,これまでの学校教育ではそういうことを要求されたことがほとんどないので皆戸惑っています。
企業では問題発見・課題解決能力の高い人材が求められていると長らく指摘されてきました。現状の学校教育はこの能力を養うようには十分対応しきれていないのですが,大学における研究活動は問題発見・課題解決能力を養うことに役立ちそうです。ゼミ生には研究テーマ選びに頭と体を散々使ってほしいと思います。
そもそも,研究においては最も難しいのがテーマの決定です。他人に説明できるほどテーマがきちんと決まっていれば,研究は半分も進んだようなものです。
学校教育において,何をやるべきか何を考えるべきかという課題については,教員から与えられるのが通常です。小学校や中学校はもとより大学においても,大半の授業では教員が課題を指示し,学生はそれにしたがって調べ,考えればレポートなり答案なりは完成するのです。しかし,大学の心臓ともいえる研究では,何をやるべきか,何を考えるべきかという出発点から自分で導き出さなくてはなりません。何をやるべきかを導き出すためには,関心のある領域について基本的な知識が必要なことは当たり前なのですが,さらに「何かを明らかにしたい」「何かを良くしたい」という強い動機が必要です。しかしながら,これまでの学校教育ではそういうことを要求されたことがほとんどないので皆戸惑っています。
企業では問題発見・課題解決能力の高い人材が求められていると長らく指摘されてきました。現状の学校教育はこの能力を養うようには十分対応しきれていないのですが,大学における研究活動は問題発見・課題解決能力を養うことに役立ちそうです。ゼミ生には研究テーマ選びに頭と体を散々使ってほしいと思います。