アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

異色の組合せ!ムーミン+ロクヨン~EF55

2022-02-09 19:00:00 | 鉄道写真(EL)

EF64 0番台をこうして思い返してみると、アントンKは初めてロクヨンを意識したのが、1974年夏の家族旅行だったか。観光で諏訪まで行く際、茅野から普通列車(客車列車)に乗車し、長い編成を牽いて目の前に現れたEF64を力強いと思ったのが初対面だった。三鷹の模型店に出入りしていた時代にも、常にロクヨンのことは気にかかり、特に当時の夜行臨時急行「アルプス」はチェックしていた記憶がある。

しかしあれから半世紀近くの時が流れ、アントンKにとって一番の衝撃は、定期列車でブルートレインをけん引したことだった。ロクヨンにとっても最晩年にあたる時代だが、残留していた0番台車(37号機・38号機)がヘッドマークも誇らしげに伝統のブルトレ「あけぼの」の先頭に立ったのだ。時代背景も重なり、新幹線延伸のための無理くりの経路変更を伴ったブルトレに当時は感じていたが、今こうして振り返ると、何度かロクヨンの特急列車を撮影することができ、良き時代を生きてきたことを実感している。長い年月、ロクヨンに拘れば、団臨等で20系や14系の寝台けん引の姿は拝めていたが、やはり定期列車を牽くという衝撃は、アントンKには大きく一大事だったことを思い出している。

晩年のブルトレけん引のEF64は、よくネット上でも見ることができるので、ここでは異色と思われるEF55と力を合わせて信州を走った時の画像を掲載してみる。不死鳥のごとく蘇ったムーミンEF55とEF64 0番台との組み合わせは、なかなか見られないと思い遊び半分で出向いた時のもの。軽井沢以北の信越山線をEF55が走るなんて、誰が考えただろうか。25‰の連続勾配を壊れそうな音を立てて通過していったことが強烈な印象だ。

2001-10-27  9632 EF55信州秋風号  EF55 1+EF64 41  しなの鉄道:信濃追分付近にて