アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

EF65 非貫通F型の貫禄~EF65F

2022-02-01 20:00:00 | 鉄道写真(EL)

SNSでは、先日の撮影会での多くの画像を観ることができ、現代の機関車ファンにとって、思い出深いものになったのではないかと、他人事ながら思い返し、そして何処にも参加しなかった自分に対し少し焦りを感じてしまった。会場での撮影はもちろん、足を運ばなくとも、その前後で、それぞれ思い入れのあるポイントを探し、歴史ある現役電機を自分の欲するままに撮影することの意義は、一生の宝と成りうると思えたからだ。アントンKも、もしあの現場にいたのなら、やはり熱い青春の想いが蘇ってきたに違いない。鉄道開業150年という節目の今年、魅力的な企画を次々と発表し、我々ファンのみならず、感染症などに負けることなく日本列島を明るく照らしてほしい。心から願いたい。

この現代でも、EF65P型の人気は絶大ということを思い知らされる機会となった撮影会だが、今回は、EF65でも、特急貨物用に製造されたF型機の写真で更新したい。P型よりかなり地味な存在だったF型機だが、民営化され、P型機たちとともに、黙々と貨物列車に従事していた時代のものだ。実際の関わりは、はるかにEF65PF型の方が多い訳だが、同じ形式でも貫通扉の付いたPF型と非貫通型のP型の印象は全く違う。やはりP型機には、ヘッドマークを掲げたくなるし、20系客車を牽かせたくなってしまうのだ。

重連運転で特急コンテナをけん引する想定で製造されたらしいが、実際にそんなシーンは見ることが出来ず、この定期重連貨物列車の先頭にF型が立つと、かつての雄姿が偲ばれるというもの。長いタキを轟音とともに軽々牽いてきたのが昨日のことのようだ。

1988-12-25 5782  EF65 532+          JR東日本/高崎線:倉賀野付近