いつの間にか季節は進み、秋を感じられるようになった関東地方。寒暖差も激しくなり、体調も崩しやすいが、1年の中では最も清々しく好きな季節だ。しかし今年は大きな台風が日本列島を襲い、各地で多くの爪痕を残してしまったが、こんなに何気ない日常が有難く感じたこともなかった。公私とも多忙にしていることはある意味幸せなのかもしれない。そんな他愛のないことを思う日々。
スケジュールが重なり、演奏会にも出向けずヤキモキしている。CDも購入はしているものの、ゆっくり聴けていない。こんな状況でちょっと落ち着いていない心持なのだ。「芸術の秋」ともいうが、雑念を捨てて心行くまで音楽に浸ってみたい心境になっている。
交流電機を続けてきたので、今回も交流機で更新していく。
山形新幹線開業まで1年足らずに迫った奥羽本線の記録。お盆による多客臨時列車が、この年も多く設定され、最後の夏、板谷を越えていく列車も多数あった。その中から臨時急行としては珍しく寝台車を連結した急行「あきた」を掲載。奥羽本線も、複線区間はすでに片側は新幹線用の標準軌に変わっていて、その脇を走るEF71を撮影したかった。雲の垂れこめた早朝、ほぼ定時で現れたナナイチにエールを送るべく無心でシャッターを切った。
1991-08-14 9405ㇾ EF7110 急行「あきた」 奥羽本線：羽前中山付近