アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

木曽路の春景色

2017-05-04 10:00:00 | 鉄道写真(EL)

今年もまたGW週間に入った。だからと言って、どこか旅行に行こうとか連休を使った行事が有るわけでもなく、最近ではゆっくりと時間を使うことを心がけている。行楽地はどこへ行っても人ごみだらけで興ざめてしまうし思うようにならず、イライラが募ってしまうから、こんな休みは逆効果だ。綺麗な景色を見ながら静かに音楽を心いくまで聴けたら、さぞかし充実するだろう。これは夢のまた夢か・・・

連休中、今のところ比較的好天に恵まれているようなので、少しだけ長野まで行ってみた。前回は3月に撮影した中央西線の貨物列車をまず狙ってみた。いつも連休中、貨物列車は運休が増えて思うように撮影が出来ないが、石油輸送だけは別のようで、この日も予定通りの列車が活転となっていた。朝から珍しく予報通り快晴に恵まれ、意気揚々と国道19号線を下る。するともうとっくに終わっていると思っていた桜が満開ではないか!これには嬉しくなったが、一通り確認してみると、桜に関しては木曽福島より北側で今ちょうど満開であり、岐阜側は終わっていて、今度は桃の花が綺麗に咲き誇っている状況だった。

掲載写真は、春蘭漫の須原を行くEF641000による貨物列車。定番位置からの撮影はやめて、大きく山桜を入れて撮影してみた。(花の種類は不明)この時期、日が延びて朝夕の撮影には最も適しているシーズンだが、逆に日中の撮影は、日が上がり過ぎてしまい不適となる。つまり被写体に影が落ち、これが結構見苦しい結果を生む。機関車では、ヒサシや手すりに影が出来て、顔の表情を一変してしまう。当然足廻りも黒くつぶれて思うように撮影出来ない。日頃、晴れていないと撮影テンションは上がらないが、晴れたら晴れたでこの時期には撮影スタイルを変える必要があるという訳だ。しかし、こうした一意見もフィルム時代のものかもしれない。現在のデジタル写真では、こういった細かな表情づけも後から画像をどうにでも出来るのだ。たとえ完全逆光でも、今ではそれなりに意図通りに画像を活かせる時代なのである。この手の写真考は別の機会にしたいが、この日は、久々に撮影意欲が湧き充実した時間を過ごすことができた。

2017-05   8084レ EF641035+1002   JR東海/中央西線:須原付近