「青春18きっぷ」が今年で30周年を迎えることを駅のポスターで知る。
このお得なきっぷにいろいろとお世話になった方は「鉄ちゃん」に限らず多いと思うが、
実はオイラもその一人。
幼少のころからとにかく外出したり乗り物に乗るのが大好きで、
小学校1年生でバスで30分かかる市街地へ出ての通院や買い物、
3年生でひとり東京見物、4年以降は友達の引率まで引きうけてたような(笑)
でも体内の「鉄分」はほとんどないので、鉄道にはそんなにハマらなかったんだよねー。
鉄っちゃんのみなさんスンマセン(^^ゞ
そして小学6年生の夏休み。
時は1983年、そう、『青春18きっぷ』が発売されて2年目のことである。
発売当時ははたしか「青春18のびのびキップ」と呼ばれてたんじゃなかったかな?
もちろん初年度から大評判となっていたこのキップが、
当時のオイラに『一大決心』の背中を押すきっかけになったのは言うまでもない。
そう、この青春18きっぷを使って「一人で北海道に行ってみよう!」と思いつくのである。
なぜ北海道か?それは当時からの記憶力の悪さもありホントの理由は未だに思い出せないのだが(汗)
漠然と「遠いところ」の象徴として北海道を認識し、
どうせ一人で行くならそんな「思い切った場所」に行きたい!と思ったのかもしれない。
さて、その『18きっぷ』を使っての北海道旅行計画。
まずは鉄っちゃんでもない小学6年生のオイラが時刻表と格闘。
軍資金ももちろん少ない(いわゆる「お年玉貯金」)ので、宿泊費を浮かすために夜行列車&青函連絡船を
宿泊場所とするルートを探し出し、3泊4日(ってか『泊』は全部列車&船なんだけど)のスケジュールを作成。
そして日程的にも(北海道と言っても)函館に滞在するのがやっとの弾丸ツアーなのだが、
ともかく予定は決まった!さあ、いざ実行するのみ!
さすがに日帰りで東京へ遊びに行くのとはワケが違い、出発前夜は興奮でよく眠れなかったのは覚えている。
そして翌朝、早朝始発の常磐線水戸発下り普通列車に乗るため4時過ぎに自宅を出発。
眠さと緊張でスタートした初の本格的な一人旅だったが・・・
見るモノ乗るもの食べるものなど触れる全てに興奮して眠気はすぐに吹っ飛んだが、
旅の中で出会う方々の「親切さ」にも感動。
東北線で車窓ガイドをしてくれたおじさん、『冷凍ミカン』をわけてくれたおばさん、
小学生の一人旅と知って「用心しろよ」とおカネの隠し方を大声で教えてくれたおじいさん(笑)、
乗り換え案内を丁寧に教えてくれたおねーさん・・・そんな方々の記憶は今でも鮮明に蘇る。
特に(座席の都合で)車内販売のキレイなおねーさんが隣の席に座った時はドキドキしたなあ(^。^)
そうそう、青森近辺の車中でもおばちゃんの集団にいろいろかまってもらったのだが、
みなさんの訛りがキツくてなにを言ってるのか分からず愛想笑いして誤魔化したりもしたっけ(^^ゞ
もちろん、「旅」も満喫。
国鉄民営化を3年後に控え既に廃止が決まっていた青函連絡船に乗れたのはもちろん、
函館では市電に乗ったり朝市で海鮮丼を食べたり温泉に浸かったり、
もちろん「五稜郭」を見学したりと観光チックな面も満喫。
行きと帰りではルートをちょっと変えてた記憶もアリ、開業間もない新幹線にもちょっとだけ乗ったりした。
(もちろん別料金払ってだが)
他にも当時でも貴重な列車や廃止間近な連絡船にも乗ったりしてるんだよね。
「鉄」的にも濃い内容なのだが、しかし元々体内の「鉄分」が薄いっていうかほとんどないので
その辺の記憶が曖昧なんだよなー(^^ゞ
(そういや帰ってから「鉄」な同級生たちに根掘り葉掘りいろいろ聞かれたなあ)
ってな内容で、大冒険も大満足で終了。
惜しむならば「鉄分」と共に「撮り分(写真撮影熱?)」も薄かったため
写真をまったく撮っていなかったこと。
まあカメラも持っていなかったしなあ・・・『写るんです』はもう発売されてたかな?(^^ゞ
こればかりは今となっては残念なことである。
そう思うと・・・みすた師匠の『昭和の憧憬』シリーズに登場するSL運転席乗車写真など羨ましい限り。
この辺が「都会育ちのやんちゃおぼっちゃま」と「田舎育ちの土建屋の小せがれ」の差でしょうか(笑)
ま、それはともかく振り返れば・・・
こんなちょっとした冒険がこうしてかけがえの無い思い出になっているはもちろん、
その翌年・中学一年の時にはこれに味をしめて再度『北海道一人旅(その時はちゃんと北の大地をいろいろ回ったのだ)』の実施、
20代には『アジアバックパッカー放浪旅』の敢行、
そして今に至る「カヤック遠征好き(カヤック自体はあまり好きではない(笑))」のルーツとなってるんだろうなあ。
そんな落ち着きのない?人生の一歩を踏み出す(といっては大げさかもしれないが)
きっかけとなってくれた『青春18きっぷ』に感謝。
ってなことを思い出して懐かしみつつ、
最近遠征もご無沙汰で「落ち着いた生活」にもストレスが溜まってきたので・・・
様々な意味で40代なりの『冒険』?をすべく、明日から半年ぶりの『南の島』に旅立ちまーす(^。^)
このお得なきっぷにいろいろとお世話になった方は「鉄ちゃん」に限らず多いと思うが、
実はオイラもその一人。
幼少のころからとにかく外出したり乗り物に乗るのが大好きで、
小学校1年生でバスで30分かかる市街地へ出ての通院や買い物、
3年生でひとり東京見物、4年以降は友達の引率まで引きうけてたような(笑)
でも体内の「鉄分」はほとんどないので、鉄道にはそんなにハマらなかったんだよねー。
鉄っちゃんのみなさんスンマセン(^^ゞ
そして小学6年生の夏休み。
時は1983年、そう、『青春18きっぷ』が発売されて2年目のことである。
発売当時ははたしか「青春18のびのびキップ」と呼ばれてたんじゃなかったかな?
もちろん初年度から大評判となっていたこのキップが、
当時のオイラに『一大決心』の背中を押すきっかけになったのは言うまでもない。
そう、この青春18きっぷを使って「一人で北海道に行ってみよう!」と思いつくのである。
なぜ北海道か?それは当時からの記憶力の悪さもありホントの理由は未だに思い出せないのだが(汗)
漠然と「遠いところ」の象徴として北海道を認識し、
どうせ一人で行くならそんな「思い切った場所」に行きたい!と思ったのかもしれない。
さて、その『18きっぷ』を使っての北海道旅行計画。
まずは鉄っちゃんでもない小学6年生のオイラが時刻表と格闘。
軍資金ももちろん少ない(いわゆる「お年玉貯金」)ので、宿泊費を浮かすために夜行列車&青函連絡船を
宿泊場所とするルートを探し出し、3泊4日(ってか『泊』は全部列車&船なんだけど)のスケジュールを作成。
そして日程的にも(北海道と言っても)函館に滞在するのがやっとの弾丸ツアーなのだが、
ともかく予定は決まった!さあ、いざ実行するのみ!
さすがに日帰りで東京へ遊びに行くのとはワケが違い、出発前夜は興奮でよく眠れなかったのは覚えている。
そして翌朝、早朝始発の常磐線水戸発下り普通列車に乗るため4時過ぎに自宅を出発。
眠さと緊張でスタートした初の本格的な一人旅だったが・・・
見るモノ乗るもの食べるものなど触れる全てに興奮して眠気はすぐに吹っ飛んだが、
旅の中で出会う方々の「親切さ」にも感動。
東北線で車窓ガイドをしてくれたおじさん、『冷凍ミカン』をわけてくれたおばさん、
小学生の一人旅と知って「用心しろよ」とおカネの隠し方を大声で教えてくれたおじいさん(笑)、
乗り換え案内を丁寧に教えてくれたおねーさん・・・そんな方々の記憶は今でも鮮明に蘇る。
特に(座席の都合で)車内販売のキレイなおねーさんが隣の席に座った時はドキドキしたなあ(^。^)
そうそう、青森近辺の車中でもおばちゃんの集団にいろいろかまってもらったのだが、
みなさんの訛りがキツくてなにを言ってるのか分からず愛想笑いして誤魔化したりもしたっけ(^^ゞ
もちろん、「旅」も満喫。
国鉄民営化を3年後に控え既に廃止が決まっていた青函連絡船に乗れたのはもちろん、
函館では市電に乗ったり朝市で海鮮丼を食べたり温泉に浸かったり、
もちろん「五稜郭」を見学したりと観光チックな面も満喫。
行きと帰りではルートをちょっと変えてた記憶もアリ、開業間もない新幹線にもちょっとだけ乗ったりした。
(もちろん別料金払ってだが)
他にも当時でも貴重な列車や廃止間近な連絡船にも乗ったりしてるんだよね。
「鉄」的にも濃い内容なのだが、しかし元々体内の「鉄分」が薄いっていうかほとんどないので
その辺の記憶が曖昧なんだよなー(^^ゞ
(そういや帰ってから「鉄」な同級生たちに根掘り葉掘りいろいろ聞かれたなあ)
ってな内容で、大冒険も大満足で終了。
惜しむならば「鉄分」と共に「撮り分(写真撮影熱?)」も薄かったため
写真をまったく撮っていなかったこと。
まあカメラも持っていなかったしなあ・・・『写るんです』はもう発売されてたかな?(^^ゞ
こればかりは今となっては残念なことである。
そう思うと・・・みすた師匠の『昭和の憧憬』シリーズに登場するSL運転席乗車写真など羨ましい限り。
この辺が「都会育ちのやんちゃおぼっちゃま」と「田舎育ちの土建屋の小せがれ」の差でしょうか(笑)
ま、それはともかく振り返れば・・・
こんなちょっとした冒険がこうしてかけがえの無い思い出になっているはもちろん、
その翌年・中学一年の時にはこれに味をしめて再度『北海道一人旅(その時はちゃんと北の大地をいろいろ回ったのだ)』の実施、
20代には『アジアバックパッカー放浪旅』の敢行、
そして今に至る「カヤック遠征好き(カヤック自体はあまり好きではない(笑))」のルーツとなってるんだろうなあ。
そんな落ち着きのない?人生の一歩を踏み出す(といっては大げさかもしれないが)
きっかけとなってくれた『青春18きっぷ』に感謝。
ってなことを思い出して懐かしみつつ、
最近遠征もご無沙汰で「落ち着いた生活」にもストレスが溜まってきたので・・・
様々な意味で40代なりの『冒険』?をすべく、明日から半年ぶりの『南の島』に旅立ちまーす(^。^)
歴史的(笑)にはわりと新しい出来事かと。
当時の小遣いでは24枚撮りのフィルムでさえ高価なものだったしね~
『南の島』楽しんできて下さい。
こちらも女房孝行のため日付変更線を越えたところにある『島』へ行ってきます
今じゃ切符は買えるのに飲みすぎて寝過ごす日々、、、純真だったあの頃に戻りたい(`_´)ゞ
そちらの「南の島」は遥か彼方ですよね~家族水入らず満喫してきてください!
わらぼうしさん>子供も同額なんだよ、残念ながら…それでも全然お得だけどね。
元やん>おっ同士!(笑)
しかしあの頃はそれ自体が楽しみだったのに、今じゃ出張だなんだで追い立てられるように利用してるよねー。
…大人になっちゃったねえ、お互い…( ・_・;)
南国たのしんできてください。
ところで一人旅の良い所って、知らない人と直ぐにお友達になれちゃう所だよね。
人見しりの激しい、引っ込み思案な私でも、一人だと向こうから話しかけてくれるんでとっても嬉しい!
まっ、最近はお互いおっさんになっちゃったから、一人でぶらついてても、話しかけてくるのはネオン街のお兄ちゃんやお姉ちゃんだけか。。(苦笑)
でも、ミスター師匠の初めての人の懐に入るあの素質は、本当尊敬しています!!
Qさん>そう、Qさんの会社の方もよく利用されてたようですね。
僕が乗った時も制服姿の方が多数乗船されててカッコいいなーと思ったの思い出しましたよ。
南国のツケ、今払ってます・・・(忙)
110くん>
それって若さの特権だよねー。
若さと言う武器のなくなる中年以降は「ずうずうしさ」で押すしかないかも・・・(^^ゞ
そんな怠惰なオイラ達とは真逆な、あのホスピタりティ師溢れる師匠の姿勢は見習わねば!ですな。