広域指定爆笑団・全日本茨咲連合会

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「知」を残し伝えることの大切さ 【遊郭 落語】

2015年03月21日 | 読書部
「老人が亡くなると図書館一つ分の知識が失われる」といいますが、
先日大往生された桂米朝師に至っては「国会図書館」並みの落語の英知の損失かと。
上方落語の復興、埋もれた多数の噺の復活、上方落語家の活動基盤(寄席・事務所)の確立etc・・・
個人的には「「具体的な」落語界の発展への貢献」に於いて東西通じ戦後最大の功労者だと思っております。

奇しくも師の代表作の一つ「地獄八景亡者戯」で語っていたように、
落語界においてだけは「あの世」の寄席の方が益々盛況になってるなあ。。。

謹んで、合掌。


さて。
話題は変わりますが今月初めに秋田・小松スペースクラフトの「若旦那」こと小松さんが
FBにてこんな本の復刊を紹介されていました。


遊郭研究の第一人者・渡辺豪氏(遊郭・赤線部)の尽力により実現した
「全国遊郭案内」「全国女性街ガイド」それぞれ昭和5年、30年初版の復刊である。

全国各地のいわるる「オトコが女の人と遊ぶ所」の情報が詳細に網羅されている。
地域ごとの軒数・人数・特徴・料金・・・
たとえば我が故郷・水戸の「全国女性街ガイド」での案内はこんな感じ。
○花街は舟橋聖一が筆下ろしをしたとつたわる鳥見町に15軒、大工町に7軒、
 昔の練兵場よりの谷中町に11軒、芸妓は合わせて90名>

文豪もこんなところで筆下ろしの場所バラされちゃってるわw
へえ~

続いて宇都宮については、
○花街は馬場大通りの東武宇都宮駅付近にある江之町、宮園町界隈。芸者は150円。
 赤線は、釣天井で有名な旧城址のうしろで、中河原と新地の二カ所。
 ~中略~合わせて100軒に400名。

先週お邪魔した福島に関しては
「福島・飯坂は美形揃い、それに対して土湯は親切なことは福島随一」 だって。

更に今回小松さんのご好意で氏の編纂による小冊子
「「全国遊郭案内」「全国女性街ガイド」にみる秋田県下の色街」も分けていただいたのだが、
これも小松さんの色街そして秋田への想いと深い洞察が伝わってくる力作である。

(3/7に秋田で開催された『渡辺豪スライド&トーク・全国の遊郭跡を訪ねて』行きたかったなあ。
 またぜひ企画してください!)


オイラは興味本位で楽しんでいるだけだが、
こういった「知」をきちんと後世に残していくのも大事な事だと思う。

立派な「図書館」を復活させてくれた渡辺・小松両氏を大いにリスペクト!

*各書籍に興味のある方は小松スペースクラフトさんまで。





と、米朝師と遊郭案内ネタを絡めてまとめてみたんだけどやっぱりムリありすぎだな。
各氏にお詫びします、スイマセンッ。

・・・才谷屋アニキのような文才は無いっす・・・(^_^;)




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正月に読んだモノ [本]

2009年01月06日 | 読書部
不本意ながらも『寝正月』だったので、久々に読書もみっちりと。

中でも秀逸だったのは以下の3冊。

ナショナリズム論の名著50  大澤真幸 編 平凡社

50名の学者らが東西ナショナリズム関係本を案内&批判。
オイラ紹介されてる本の1/5も読んでないけど、まともに読むと大変なので助かります(読まずに語るってヤツね)。
その中でも『ネーションのエスニックな諸起源(A・D・スミス)』『リベラル・ナショナリズム(Y・タミール)』は特に読みたくなった。

手を付けるのはまた来年~かもしれんが・・・メモ代わりに書いておこうっと。


水平記   高山文彦 新潮社
松本治一郎(部落解放同盟設立者)と部落解放運動の100年を描いた、壮大なる伝記。

『部落解放の父』の何者を恐れぬ生きざまに、ただただ脱帽。

おススメな一冊。


山谷(やま) やられたらやりかえせ    山岡強一 現代企画室

いわゆる日雇い労働者の街「山谷」にて、
60年代から80年代にかけて労働運動を続けてきた筆者の遺稿集的一冊。
(著者はその後、山谷をテーマにした映画撮影のトラブルで暴力団に刺殺されている)


山谷労働者を生みだす背景や状況、労働者の待遇など・・・
おどろくほど今日の「日雇い・派遣問題」に酷似している。

山岡氏が存命なら今の日本をどうみただろうか?

そして・・・この時代の政府・労組幹部・もちろん経営側もきっちりとその問題を捉えなかった(無視した)からこそ、
「山谷の問題」だった労働問題が今じゃ「日本全体の問題」になっちまったんだろうな。

今度こそ、この問題での失敗は許されない。

「人材」でメシを食ってきた者の一人として、微力ながら力を尽くしたいとも改めて決意。

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紳士の雑誌から①  [こんな雑誌読んでます]

2008年10月29日 | 読書部

最近のマイブログを振り返ると、『カヤック』『酒』『落語』の話ばっか・・・
(あとは、つ・あの悪口とか(笑))。

まあ、実際それしかやってないからしょーがないが、
オイラだって多少は
「510さんやキミドリ2号さんみたいに、「最近読んだ本」とかについて書きたいなあ」とも思う。
ああ、知的生活への憧れ・・・

しかし、そもそも最近あんまりちゃんとした本を読んでない


しゃーないんで、せめてここ最近オイラが定期的に読んでる雑誌でも羅列してみよ。


~いばさくの愛読?雑誌(総合&趣味編)~

<一般・総合>
文藝春秋 http://www.bunshun.co.jp/
コンサバ臭バリバリのおっさん雑誌だが、
まだまだ「日本で最も権威のある雑誌」に恥じないボリュームは保持してると思う。
はっきり言って方向性は嫌いだが、執筆陣&クオリティの高さはやはり秀逸。
 
クーリエ・ジャポン   http://moura.jp/scoop-e/courrier/
「TIME」や「ECONOMIST」、「WSJ」なんかを原語で読むのがしんどくなってきた方におススメ(笑)。
仏「クーリエ・アンテンショナル」と提携し、世界1500メディアからの翻訳記事が楽しめる。
最近のイチオシ雑誌。


DAYS JAPAN    http://www.daysjapan.net/
写真で見せるジャーナリズム系硬派月刊誌。
特に性差別&中東関連の記事が秀逸。

週刊ダイヤモンド   http://dw.diamond.ne.jp/index.shtml
特集記事がタイムリー、かつデータが豊富で説得力ある記事が多い。
「年金」とか「投資」「不動産」、そして「雇用」「格差」の特集なんかは読みごたえあり。


Forsight    http://www.shinchosha.co.jp/foresight/mailmag/sample.html
会員制情報誌。国際情勢分析がオモロ。
図書館&会社の定期購読に便乗してます・・・。

SPA!    http://spa.fusosha.co.jp/
ハードワークだった日の帰りの電車で、ボーッとパラパラめくるにはちょうどいい内容。
エロもこの程度なら許される?(笑)

そして実は、連載陣の一人「ゲッツ板谷」のファンだったりもする。


<趣味・その他>
東京かわら版  http://www.tokyo-kawaraban.net/
落語・演芸版の「ぴあ」みたいな存在。演芸会情報網羅。演芸好き必読の一冊。

散歩の達人  http://www.kotsu.co.jp/magazine/sanpo/index.html
特に下町特集、それにからむ落語関連記事が大好き♪
(ちなみに、編集長は某FSカヤッカーさんです)。

サイゾー  http://www.cyzo.com/cat35/
「「噂の真相」亡き後の、ゴシップ路線雑誌の後継者はこれだ!」
と思ってるのだが・・・サブカル&芸能傾向強すぎ。もっと硬派な記事もやってくれー。


冤罪File
まだ創刊して3号だが、冤罪のレポートから垣間見える司法の「エぐさ」を実例豊富に暴きだしている。
今後に期待。

現代思想  http://www.seidosha.co.jp/
たまーに買ってパラパラめくってる程度。
最近ようやく何が書いてあるかなんとなく分かるようになってきた
でも、「もういい加減、吉本隆明はいらん!」ってのはオイラにも分かるぞ。

Playboating@JP

言わずもがな、FSカヤッカー必読の書。
来号は、「TRGレポート(いけぽんさん執筆中?!)」が楽しみ♪

カヌーライフ
リニューアル後、部数が3倍に増えたとか
いよいよやってくるのか、第○次・カヤックブーム

でも最近・・・みんな読んでる?



○サライ・自遊人その他熟年雑誌
「落語」「歌舞伎」「そば」の特集時のみ目を通す。


○メンズ系雑誌
「腕時計」系の特集時のみ目を通す。


○その他
 「BE-PAL」「格闘技通信」「週刊プロレス」なんかは立ち読み・・・。




*お仕事関連や、ネットでの購読サイトなどの紹介は、またの機会にでも。
 




こうやってずらずら書いてみて、改めて思った。
ああ・・・「噂の真相」復刊してくれないかなあー。(中学生からの愛読者でした



でもなあ、雑誌ってあんまり頭に残らないんだよね。
やっぱたまには、じっくりと硬派なハードカバーの「本」に取り組まなきゃなあ

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[本]最近の中学生はこんな本を薦められてます

2007年10月25日 | 読書部
たまには本の話。でも中学生版(笑)。


先日、所用で行った図書館で、備え付けられてた
『みんなにすすめたい一冊の本』なる中学生向けの推薦読書リストを
眺めてみる。

ほほう、
「伊豆の踊り子」「しろばんば」「智恵子抄」
「人間失格」「走れメロス」
「老人と海」「路傍の石」
このあたりは定番だなあ、おっさんもついていけるぞ(笑)。
あーこれも読んだ読んだ!懐かしいなあ。

しかし、最近のベストセラー的な本もずいぶん含まれてる。
「いま、会いにゆきます」「海辺のカフカ」
「オシムの言葉」「奇跡の人」
「13歳のハローワーク」「ダ・ヴィンチ・コード」
「生協の白石さん」「ナルニア国物語」
「バッテリー」「東京タワー」などなど・・・。

へえ~。今どきの中学生ってこんなの読むんだ。

オイラのころは逆に
「そういう「はやりの本」は読んじゃいけません!」なんて先生に言われてたような。
でも読んでたけどね
(中学時代だと…村上龍の「69」とか新鮮だったなあ。)

時代だねえ。
こういう方面は、けっこういい方向に進んでるな

でも、もっと硬いのも読んでほしいなあ。
「罪と罰」とかおもろいのに。
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[本]贅沢な読書 福田和也

2007年03月01日 | 読書部
ラインナップが・・・贅沢すぎるわい!


オイラ、紹介される本の半分くらいしか読んでなかった(恥)。

・・・ま、残りの半分は『老後の楽しみ』にとっておこう。





関係ないけど・・・
金曜は代休とろうと思ってたけど、仕事で見事にツブレた。
でも、今月は必ず休むぞ!
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[本・佐藤優]日米開戦の真実 ~大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く~

2007年02月22日 | 読書部
510さんもお気に入りな『佐藤優』氏モノ。
著者お得意のロシア物ではないところにも興味をもった。

『大川周明』といえば、
「東京裁判で東条英機の頭を引っぱたいて免訴になった右翼思想家」
くらいの知識しかなかったが、読後に一変。

○米英帝国主義の勃興からはじまり、日本が会戦に「追い込まれる」様が
実に論理的に記されている「米英東亜侵略史」。
(そこにこじつけや恣意的な感情論的なものは一切排除されている。)

○ちゃんと戦前、戦中の「あの時代」にも、
こんなにも聡明に世界を見通していた知識人が日本にもいた、という事実。
そして国民も、その知識を共有(開戦直後にNHKラジオで放送してた!)
していたという事実。

僕は思想的には右の人間ではない。
どちらかといえば「リベラル」に近い人間だと思ってる(最近旗色が悪いが)。

だが、本当の「あの時代」とは・・・
僕らが考えている、若しくは教えられてきたものとはだいぶ違っていたでは
ないだろうか?

決して単純に「だから当時の日本は正しかった」などという気は毛頭ない。
しかし歴史を正しく解釈することの大切さも気づかされる一冊。


尚、佐藤氏の他著と比べると「読みにくさ」は格段である。
(それは難しいという意味ではなく、
(他のロシア物のように)立て板に水のごとく理路整然と書かれた物ではなさそう、という意)

氏も苦悶しながら、考えさせられながら執筆した痕跡なのではなかろうか。
それだけに、内容も濃い。おススメ。
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[本]うわばみの記

2006年12月22日 | 読書部
今月から一応はダイエット期間なので、基本的に平日はアルコールを入れてない。
(さすがに土日は飲んでます)。

しかしこの忘年会シーズンに、そんなことしてるのはまさに拷問状態・・・。

そんなストレス?を紛らわそうと、こんな本を読了

『うわばみの記』小泉武夫 (集英社文庫)

江戸時代の酒豪が多数描かれている。
大酒合戦で一斗九升五合(一升瓶で約20本)を飲み干した「鯉屋利兵衛」、
大酒飲みが身を助け、殿様の身代わりに杯をうける接待役に抜擢される「おあえの仙次郎」、 
酒好き・研究熱心さが買われて南町奉行所の初代・酒取り締まり役となる「宇田川小三郎」。
ほかにも、オイラなんぞ足元にも及ばない酒豪が続々と登場

彼らに共通するのは「きれいな酒の飲み方をする」こと。
(&もちろん、フツーじゃ考えられない量の酒を平らげるコト(笑))
絡み酒や悪酔い、泥酔なんかとは無縁な、粋な酒豪たち・・・
痛快な飲みっぷり、そして皆一本筋の通った粋な生き方してる、ん~ホレるねえ。

ん~すべからく酒飲みはこうありたく
もちろん自省もこめて。そして世の中の酒癖の悪い方への警鐘もこめて!


作者の小泉武夫氏は醗酵学の権威・学者さん。
氏のいいたいことはただひとつ、『酒はすばらしい』ってこと。
これがよ~く伝わってくる一冊。

よく「酒に溺れてうんぬん」とかいうが、酒に罪はない。
飲まれる人間が悪いのだ。

さてさてこの本、読んでるだけで酔ってしまいそうなのだが。。。
不思議と悪酔いは無い。

読後には、ん~旨い「諸白」(←もろはく。江戸時代、現在の大吟醸にあたるような
    清酒をこう呼んだそうな)で
湯豆腐つまみに一杯やりたい気分♪

あ、・・・いかんいかん。まずは痩せてから・・・。
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[本]国家の自縛

2006年09月22日 | 読書部
たまにはカヤック以外のネタも、と思い、久々に読書感想文。

『国家の自縛』 佐藤優  産経新聞社 1500円   

退陣間近の小泉政権だが、内閣発足時の『宗男騒動』を覚えているだろうか?
あれから5年、ムネオ自身も衆議院議員として復活してきているが、
外務省におけるムネオファミリー最側近といわれ、
ついにはムネオとともに逮捕されてしまったこの本の著者・佐藤優氏
(外務官僚(現在・起訴休職中))も復活してきたようだ。

前作『国家の罠』で、国策捜査によっていかに自分が陥れられたかを記していたが、
今回は国家論・外交論・はたまたネオコン解説と自説盛りだくさん。
特に第三・四章で語られる「ネオコン」に対する見解は秀逸。
一世紀をさかのぼって哲学・宗教的背景をも加味した解釈はもちろん、
政治的見解が正反対の二人の碩学、ユルゲン・ハーバーマスとアービング・クリストルが
「ネオコンの成立過程」については同様の解釈をしている、などという発言は
昨今の一般的なネオコン解説本の類ではまったく触れられることがなかったであろう
高度な洞察である。

浅学の身としては大変勉強になった。


ただひとつひっかかるのは、彼には強烈な親ロシア・イスラエル、
そして反イスラム・中国の思考が見え隠れする。
その背景は、ひょっとしたら彼が神学部卒のプロテスタントという
出自からくるものかもしれないが、
しかし戦後日本の掲げている外交政策とは正反対の方向である。

いいか悪いかは別として、日本の外交政策ひいては外務省の『風向き』とは
馴染めなかった彼の主義・主張そのものが今の境遇の遠因になったと考えるのは
穿ち過ぎであろうか。。。

優秀ではあるが、従来の方に嵌らない人物(キャリアじゃないしね)。
たたき上げのムネオが彼を重用したからこそ、
その能力を十二分に発揮させることが出来たと言えよう。

逆にインテリ揃いの外務省キャリアには使いこなせなかったんだろうなあ、
こんな『ラスプーチン』は。
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[本]チーム・バチスタの栄光

2006年03月30日 | 読書部
「チーム・バチスタの栄光」  海堂 尊 宝島社 1600円

文句ナシにオモロイ!

まだ三月だけど今年のNo,1エンタ小説はこれに決定!って言っちゃってもいいくらい完成度高し。

心臓移植の代替手術・バチスタ手術。
桐生教授率いる「チーム・バチスタ」はその手術で成功率100%を誇る外科チーム。
ところが3例続けて手術中に患者が死亡する事態が発生、
病院長の密命でなぜか万年窓際の神経内科医・田口が内部調査をすることに・・・・。

前半では大学病院の虚構性、医療現場の危機的現状、そしてチーム内の人間関係を克明に描き出す。
そして中盤からは、事態解明のために厚生労働省から派遣された「ロジカル・モンスター」
こと白鳥なる大変人・・・いや、キテレツなキャラを持った男が「闇」を解きほぐしていく。

こう書くとシリアルな展開に見えるんだろうけど、実際はもっと軽いノリ、テンポよく楽しく読める。
特に「白鳥」が登場する中盤以降は大爆笑!笑いを押し殺すのに大変なシーンが何度も。
(いつも電車内で読んでるから、変人扱いされないように苦労してます)
それでいて終盤はきちんと締めてます、きっちりいい展開させてます。

まあ、いろいろ書きたいけど・・・・とにかく読んでみてくらはい、損しないから

特に「白い巨搭」とか「ER」なんかの病院モノが好きな方は必見!
なんたって作者は現役のお医者様だから描写もばっちり、安心です。

そのうち、TVドラマ化されると思うよ~この作品。
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[本]731

2006年03月10日 | 読書部
○731  青木富貴子 新潮社 1700円 

旧帝国陸軍・731部隊。このあまりにも有名な人体実験組織の創設者であり、
部隊長をも長年務めた石井四郎・軍医中将。
彼は戦後、戦犯として裁かれるどころか容疑者としての告発さえ受けていない。
いかにしてGHQから戦犯免責を得たのか、その戦後史の闇に迫る一冊。

筆者が偶然入手した『石井四郎直筆の戦後日誌』。
この新資料をきっかけとして戦中・戦後の731部隊の足取りを追う。
これまでの同様のルポなどと比べても当時の関係者への取材、
資料の追跡も丁寧であり資料としては一級品であろう。

しかし、なんていうのかな・・・文体がどうも好きになれない。
回りくどい言い回しと、章の構成がなんとももどかしくて読むのか苦痛になる時間があった。
それと、明らかな記述ミス(登場人物の肩書き等)も何箇所かあったな。

もったいないなあ・・・素材はいいのに
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