11/1(日)
人生初の「文楽鑑賞」を本場・上方にて!
<錦秋文楽公演・昼の部@国立文楽劇場>
○碁太平記白石噺(ごたいへいきしらいしばなし)
代官により理不尽に殺害された父の敵を討つべく、吉原で傾城・宮城野となっている姉にその事実を伝えるべく
奥州よりはるばるより江戸を目指す娘・おのぶ・・・
敵討ち噺は分かりやすくビギナーのオレにはどハマリ!
○桜鍔恨鮫鞘(さくらつばうらみのさめざや)
主人の為に奔走する屋敷奉公・八郎兵衛は屋敷から盗まれた刀の捜索に奔走。
その留守中になんと妻・お妻が金持ちの香具師から持参金50両を取り婿に取ってしまう。
それを取り持った義母から縁切りを言い渡された八郎兵衛は・・・
こちらは前半なんとも陰惨な、しかし後段には実は誰もが善人であるという展開に
やりきれなさを抱かせる実に浄瑠璃的展開の噺。
深いわあ。
○団子売(だんごうり)
〆は華やかな舞踊で。「餅つき」にはいろんな意味が込められていることもこれで知りました。
義太夫・三味線も多数登場で実に賑やか♪
鑑賞前には「わざわざ大阪まで出向いてるのに、公演内容が分からなくて爆睡してしまったらどうしよう!?」
とアホ特有の心配がアタマをよぎりっぱなしだったが、さにあらず。
歌舞伎鑑賞でもお世話になっているイヤホンガイドはもちろん利用させてもらったが、
舞台上にある電光文字盤で義太夫のセリフが字幕で表示されるんだね!
おかげで4時間の公演中は寝るどころかドキドキワクワクで楽しめました。
しかし鑑賞した席が前から4列目。
これは人形の細かい動きや舞台のLIVE感を感じるにはすごくいいんだけど
舞台脇の義太夫・三味線や字幕を見るにはいちいち首を動かさねばならず、
全体を捉えるためには10列目くらいから観るのがいいのかなあ・・・なんてことも。
これ、次回は忘れないように!
終演後は付属の展示室にて文楽のお勉強も。
文ちゃん、なかなか扱いやすいですw
大満足だった文楽デビューのアフターは、以前こちらの友人に紹介してもらいハマった
寿司・海力にて。
こちらは独創的なネタを握ってくれるので毎回訪れるのが実に楽しみ。
本日はコレ「生アナゴ」に最もシビレた~♪
ついつい楽しみすぎて帰りののぞみは一本遅らせることになってしもた(^^;)
そんな中でも〆のナニワみやげ「551」は忘れずに~
「人形劇の鑑賞ってどうなんだろ?」なんてことも思っていた文楽に対するイメージ、見事に覆されました。
なんていうのかな・・・人形に感情や思い入れがない分、ストーリーや義太夫語りに集中して鑑賞できるような気が。
歌舞伎とはまた違った奥深さ(っていうかこちらが元々なんだし)を、もっともっと味わいたいなあ。
東京でもぜひ行ってみよっと。
ちょうど翌日が結婚記念日だったので「前祝い」としてフンパツしてしまったけど、
それ抜きでも全然楽しめたな(笑)
またひとつ、趣味が増えてしまいそうな・・・(^^😉
~おまけ~
弁当男子 その43 <牛肉どまんなか!>
牛肉の時雨煮 / 梅干し / 高菜 / トン汁
頂き物のすき焼き用牛肉を弁当に!
この飛び石連休は(文楽を観にいった以外は)仕事や所用で祝日もツブれてしまったので、
せめて弁当作りだけでも豪勢にね、自腹じゃできんけど(^^;)