マジョルカピンク

水曜どうでしょう。大泉洋。大谷翔平。大好き

地方から

2008-06-26 23:24:09 | Weblog
先日の日曜と月曜ひさしぶりに観劇などをして少し感じたことがありましたので・・。

最近は滅多に劇場にお芝居を見にいくということがなくなったのですが、たまに行くとたくさんのフライヤーをもらいます。こんなに興行の予定があるの?こんなにたくさんの演劇ユニットが札幌にあるの?いつどこでお芝居なんてやってんの?全然情報入ってこないなあーって。
イナダさんの場合はDMをもらうからわかるんですが、そうでないとこは全然告知とか見ないもん。積極的にこちらから情報を集めないと待ってるだけじゃ全然。

コンカリーニョという多目的ホールでやったのですが、この劇場JR琴似駅直結の地上40階建ての高層マンションの中にある施設でして、アクセスは便利だし新しくてキレイなのですが、マンションの外観からはこの中に劇場施設があるとはとても思えないんですね。すっぽり内包されていて今回の公演でもとても中で芝居を打っているとは思えないあまりに静かな佇まい。興行をやっているという賑わいがすぐ近くにいても全然感じられないんですよ。それがなんか寂しいなあって思いました。以前のコンカリーニョは駅裏の倉庫を改造したユニークな建物で味わいがあったんですけどね。マリアテアトロもなくなって、小劇場と呼べる場所も少ない札幌です。このコンカリーニョがお芝居の殿堂になってくれればいいと思うのですが、もう少し目立つ看板を掲げるなりPRが必要ではないかと大きなお世話ですが思ったり。

で、今回のお芝居初めのうちは前売りのチケットがあまり売れていなかったそうで。だからだと思うんだけどCUEの複社の日記でこの公演のことを取り上げてみたり、ダイアリーで大泉さんが自分も時間があったら行こうかな、と言ってみたり。大泉さんが何か言うと人が動くからね~。で、実際に忙しいのに行っちゃう律儀な人。で、見てきてまたダイアリーで大絶賛。で、またまた人がたくさんおしかける、と。結果的にどの公演も満員御礼の大成功になったようです。
しかし、あれだよね。札幌で一番の人気を誇る劇団といっても、その団員の方たちでお芝居だけで食べている人ってあまりいない筈。そりゃあそうだよね・・お芝居するお仕事じたい地方じゃほとんどないものね。飯野君だって1年中舞台に立ってるわけじゃないし、テレビやラジオのレギュラーがあってもそれは役者の余技だからねえ・・。地方でそんなに映画やドラマなど映像作品を作ってるわけじゃないから、結局地方に在住しながら役者を仕事とするっていうのは不可能なことなのかな・・。
結局何が言いたいかというと、気軽に映画を見に行くようなカジュアルな感覚で地元でお芝居を観るという環境になれば、役者も潤うし地方の文化も盛り上がっていくのかなと思ったのです。NACSさんたちだって地元であるのはバラエティの仕事ばかり。役者としての仕事となると東京へ出稼ぎに行くって感じだもん。今回のお芝居もすごく良かったし、役者さんたちもみんないいし、もったいないと思うよ本当。オフスキューばかりがアゲアゲでもどうしようもないと思う。もっと全体的に北海道の演劇シーンが盛り上がるといいのに。
この秋オープンするらしい「cube garden」がそのきっかけになればいいけどねー。

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