あきしの風~波多之國めぐり

四国西南端に位置する幡多周辺の情報を発信&日記など発信
都会生活に慣れた人達にはものすご~く退屈な場所です

あおさ養殖場~遅かった

2024年03月15日 | 四万十市(旧中村市)
高知県四万十市にある「あおさ養殖場」
「青のり」と「あおさ(青さのリ)」、見た目は同じようだが全くの別物

青のりの旬の時期は地方によっても若干違いがあるが一般的には12月~3月頃で冬季が旬
高知県の四万十青のりのように11月~2月ごろまでのものは寒のり
4月~5月のものを春のりと呼んで漁期や名前を分けている地域もある
あおさの旬は地域によって差はあるが、こちらも1月~5月の冬の寒い時期から春ごろにかけてが旬
本物の青のりと比べるとあおさの香りはやや落ちて、そのためもあって値段も下がる
今年は生育が良かったようで、すでに収穫を終えていた
本当なら海苔がぶら下がっているはずなんだが・・
綺麗になくなってるあおさのリ
この海苔も「青のり」と思っていたら、地元の人が「あおさのリ」だと教えてくれた(笑)
来年はもっと早く来なければ・・
最近は四万十川の天然の青のりの収穫量が減っていると聞く
どうやら上流からの土砂などで川底の岩が泥で覆われているようで・・
写真は2018年に撮影した四万十川の青のり漁の風景
のり鉤を引き上げて青のりを取って、また川底をかく
ひたすらこの繰り返しで収穫してゆく
四万十川・河川敷での季節の風物詩
近年、収穫した青のりを天日干ししているのを見る事も少なくなってきた
手間がかかる分、高級品として取り扱われる天然の青のり
天然の青のりの収穫量が減っている中であおさのリは有難い存在
魚なども養殖の美味しいものが増えてきた今、天然のものは少なくなってくるのかも・・