目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

迫力の富士山ビュー 倉見山(庫見山)

2011-12-11 | 山行~伊豆・箱根と富士山周辺

標高 1266.2m 山梨県

2011年12月4日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:30富士急行東桂駅9:40--9:57長泉寺登山口--10:45鉄塔10:55--11:55倉見山--12:05南峰先の富士山ビューポイント(昼食)12:43--相定ヶ峰--13:35堂尾山公園東屋13:45--14:20富士急行寿駅

久々の電車山行は、失敗の連続だった。いつもの車山行の感覚でいたのが、そもそもの失敗の始まりだった。大体においていつも家を出る時間が遅れるのだが、車だとすぐにリカバリーしてなんてことはない。しかし、電車は待ってくれないのだ。いきなり小走りで駅に向かうことになった。しかもコンビニ買出しの時間をまったく考慮に入れていなかったので、駅へまっしぐら。昼飯は、乗り換え駅の高尾駅で何か売ってるはずだと探すと、パンを販売しているのを見つけた。昼飯が買えてホッとして大月に向かう。

大月では再び乗り換え。JRのホームでパスモにチャージし、トイレに寄って、富士急の改札へ全速力ダッシュ。2両編成の河口湖行きに駆け込んだ。富士急はスイカやパスモは使えないんだね。あせりましたよ。

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左:長泉寺墓地の登山口 右:登っていくとすぐに現れる祠

東桂駅で降りると、山に向かう人は皆無。おお、これはやはり穴場の静かな山なのだろうと勝手に思い込んでしまったのだが、決してそんなことはなかった。

国道139号を進み、鹿留入口の信号で左折し、集落の中を進んでいくと、長泉寺の墓地が現れる。大きな道標が出ている。墓地を横切り、山中に入る。ここからしばらくは急登だ。息は切れるが、木々が黄金(こがね)色に染まり、なかなか快適な道だ。

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左:下のほうはまだ紅葉が残る 右:登高中、樹間から下界を見下ろす

いっきに高度をかせいでいくから、たちまち見晴らしはよくなる。しかしいつのまにか、薄暗い杉林になる。さらに追い討ちをかけるように北西側の斜面から冷たい風が吹き上げてきて、しばし震えることになる。10:45送電線が架けられた鉄塔の下で休憩する。今日は誰にも会わないだろうとふんでいたが、若者が一人鉄塔を通過していった。今日唯一の登山者か、なんてこのときは思っていた。

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左:尾根上を進んでいくと、冬枯れの木立 右:倉見山山頂

尾根上を進んでいくと、落ち葉が増え、やがて冬枯れた木立が続くようになる。葉が落ちた分見晴らしもいいし、おだやかな陽だまりの道となる。

三つ峠駅に下る最後の分岐を越えると、山頂は目の前だ。人の声が聞こえてきて、だれか山頂にいるようだと一歩一歩近づいていくと、団体様が並んで座り、昼食中。さらにその狭いスペースからあふれだした人が斜面にもいる。あれれ、穴場の静寂の山と思っていたのだが、まったく違う。隣の南峰にも人が見える。山の神に混んでるから、南峰へ移動してごはんにしようと提案する。

002img_5529 迫力の富士山

南峰へ行ってみると、こちらも同様に登山者で埋め尽くされていた。それでもお昼にしようと、隙間に腰を下ろそうとしたが、座ると、景色がまったく見えない。どうも居心地が悪い。もう少し先へ進もうかと山の神に。

ラッキーなことに、南峰からすぐのところに富士山のビューポイントがあった。座っても目の前に富士山、遠くに荒川三山が見えている。誰も来ないことをいいことに、その場所を占領してランチタイムとした。12:05

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中央道河口湖線が延びていく。奥に雪を冠した荒川三山

高尾駅で買った惣菜パンや常備している缶詰を開けて食べていると、山頂から移動してきた団体や年配のパーティが通過していく。ここはいいや、いい眺めだと声をかけられる。記念撮影をしていくパーティもあったが、残念ながら逆光だ。

12:43下山開始。先ほど背後を通過していった団体や年配者のパーティを追い越す。すぐに相定ヶ峰に到着。山頂は樹林帯の中で何の見晴らしもない。

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左:松林の先に富士山。縁起かつぎに1枚パチリと 右:堂尾山公園の東屋。奥に山の神

堂尾山公園には何時に着くのだろう。そろそろか。もしやもう通り越したのか。半壊の東屋があると誰かのブログで見ていたから、もしや全壊して跡形もないのではと笑い飛ばしていると、山の神が当の東屋を発見した。崩壊寸前に見えて、意外にしっかりと建っていた。

13:45公園を出発する。富士見台でもういちど富士山の雄姿を拝み、あとはひたすら下山するのみだ。車道に出ると、寿駅まではシチズンの社屋だらけだった。こんな小さな町に大企業があるとはまったく意外だし、知らなかった。

寿駅には予想外に早く着いて(14:20)、予定の電車より1本早い電車に乗れた。時間が早い分電車はそれほど混んでもおらず、フツーに座れたし、大月で乗り換えたJRもフツーに座れた。自宅の最寄駅で下車し、山の神と居酒屋でお疲れさま会を催し、ビール乾杯で締めた。 


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