目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

吾妻耶山スノーシュー

2020-03-08 | 山行~スノーシュー

標高 1341m 群馬県

2020年2月24日(月・祝) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:56ノルン水上スキー場第2駐車場--第3クワッド終点9:55--大峰山・吾妻耶山稜線--10:44コル10:55--第1クワッド終点--11:40吾妻耶山山頂11:45--11:50山頂直下の分岐(昼食)12:30--第1クワッド下のゲレンデ--14:15頃センターハウス

5:35山の神とともに自宅を出発した。本日の行き先は水上ICを下りてすぐのため、コンビニがない(あってもいいのだが)。ということで近所のセブンイレブンで昼食や行動食を購入したのち、高速に上がった。

交通量が少ない関越道を順調に進み、上里SAで朝食。赤城高原SAでコンタクトを入れ、水上へ。8:56ノルン水上スキー場の第2駐車場に入った。


左:ノルン水上スキー場第2駐車場から大峰山(左)、吾妻耶山を望む 右:第3クワッド終点

スキー場への道で、すでに路肩にすら雪がなく、昨晩降ったはずだけれども、雪はどこへ行ってしまったのだときょろきょろしながらたどりついた駐車場にもいっさい雪はなかった。車から降りて見上げる先に大峰山と吾妻耶山が並んでそびえたっていたが、山肌が真っ白に見えない。あきらかに雪が少ないように見えた。この状態でスノーシューで登っていけるのかと不安を募らせながらのスタートとなった。

ゲレンデに行くと、スキー場の中ですらコースでないところは、土がむき出しになっている。これはまずいなあと思いながら回数券2枚を購入(¥1000)。第3クワッドの乗り場へ移動した。クワッドに乗り込み下のほうに視線を移すと、スノーシューで歩いた跡があった。ということは、だいじょうぶだ。ピストンで吾妻耶山へ行ったのか、あるいは大峰山と吾妻耶山を縦走したのかなどと勝手な推測をしながら、ここに戻ってくる手もあるなと山の神と話した。


左:急斜面に取りつく 右:稜線はまだ先。やがて灌木だらけに

第3クワッドの終点でスノーシューを履き、スキー場を離れ直登に入る。うっすらとスノーシューの跡が残る急斜面をバリバリ上がっていく。やはり雪は少なめで、まるで春が訪れたように樹木の根元部分の雪が解けている。やがてツンツン枝を伸ばした灌木地帯に入り、どんどんやぶっぽくなっていく。

強引に上がっていくと、稜線に出た。すると今度は雪が解けて土が露出している箇所がところどころ出てきた。歩きにくいことこのうえない。やがて急な下りになり、こういう場所はアイゼンのほうがいいよなとつぶやきながら、スノーシューでおっかなびっくりそろそろと下る。


左:稜線はところどころ雪なし 右:道標が出てくるとすぐに第1クワッド終点

10:44下りきったコルでザックを下ろして、家からもってきたテルモスのお茶で休憩にした。ここまで誰にも会わない。山行記録もあまりなかったので、このコースは積雪期にあまり歩かれていないのだろう。それだけ、ここ数年雪が少ないのかもしれない。

10:55コルからおもむろに腰を上げ、第1クワッドの終点めがけて右寄りに進路をとる。地図をみるとまっすぐ稜線をたどるコースもありだが、この少ない雪の状態では、歩きにくそうなので無難なほうを選択した。


左:第1クワッド終点 右:雪がほとんど解けてしまった南斜面を上がる

道標の吾妻耶山を示す方角に進むと、第1クワッドの終点に出る。ここで30歳くらいの若者ボーダーたちに「どこから来たんですか」と声をかけられた。彼らは、ガリガリのところやシャーベットのようなところが多くてとこぼし、滑りを楽しめずにいたようだった。そんなところに山の神と私の怪しげながら、楽しそうな一行を見つけて、そっちのほうが楽しそうだと興味をもったようだった。彼らも次回はスノーシューになるのかも。

さて、ここから少し上がると、ああと思わず嘆息が出るくらい雪のない斜面が目についた。そんな雪のないところから、ポケットパークに車を停めて周回するのだというツボ足の3人パーティが下りてきて、それを機に山の神と私はスノーシューをはずし、ザックにくくりつけた。


吾妻耶山山頂の祠3基

吾妻耶山の雪のない南斜面を上がると、また雪が出てくるが、深くはない。ツボ足でさくさく登り、分岐から最後のひと登り。11:40だれもいない山頂に到着した。山名を記した標柱がほとんど見えている状態で、いかに雪が少ないかがわかる(冒頭写真)。

3基の祠の先に行くと樹木がそこだけ都合よく途切れていて(伐ったのか?)、周囲の雪山をぐるりと見渡せて壮観だった。そこにはありがたいことに山座同定表が写真入りで設置されていて、写真と見比べながら、あれは何で、これは何とわかるのでとても便利だった。


吾妻耶山山頂より。中央右寄りが谷川岳

さあ、メシにしようかと適当な場所を決めようとしたが、山頂は風が吹き抜けて凍えるほど寒い。山の神が少し移動しようといい始め、山頂昼食はやめて、少し下った分岐で腰を下ろすことにした。


左:セブンイレブンのPBワンタンラーメン 右:急斜面を下り始める

11:50昼食。山の神とカップラーメンをずりずりと食べていても、だれも登っては来ず、静かな山だった。

12:30下山開始。登山道でスノーシューを装着し、そこからはずれて急斜面を強引に下りていく。グリセードするには雪が少なく危険だ。途中からゆっくりゆっくり下っていく。ところが、予定のコースにゴロゴロと岩が現れ、いくつもむき出しの状態で連なっていた。雪に埋まっていれば進めるが、ここをスノーシューをつけたままでは下れない。かといってツボ足でもスリップが怖くて歩けない。さて、どうしようかと戻って、スキー場のゲレンデ近くを歩けないかと小山を回り込んで下っていくとかなりの斜度があるし、やぶで歩けそうにない。


左:下っていくとやぶで立ち往生 右:雪のない立入禁止コースを下りゲレンデへ

結局禁断のゲレンデ歩きを選択。登り返して山の神とともにゲレンデに出、邪魔にならなにように端っこを歩きだした。しかし下のほうにいくと、おそらくスキー客がつくったと思われるトリック用のミニジャンプ台が端っこに次々に登場してきた。完全に邪魔してるわと山の神に声をかけつつ、急いで下ることになった。そんなこんなで休み損ね、昼食後はノンストップでセンターハウスまで下山し(14:15)、くたくたになってしまった。

それにしても、2月だというのに雪が少なすぎた。まるで春。こんなに雪が少ない年も珍しいけれど、これからこれが普通になってしまうのだろうか。

帰りは事故渋滞に巻き込まれ、関越道にしては珍しい駐車場状態に陥った。そのため家に着いたのは19:00を優に回り、疲労は頂点に。それでもビールが飲みたいと、山の神と近所の居酒屋に繰り出したのだった。


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