目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

六甲山縦走Part2~六甲山・大平山

2011-05-10 | 山行~関西

11img_4744 六甲山 標高 931.3m 大平山 681.2m 兵庫県

2011年5月4日(水) 晴れのちうす曇 

メンバー 山の神と私

コースタイム 六甲山ホテル9:15--9:50みよし観音--10:00六甲ガーデンテラス--10:30休憩10:35--10:58六甲山最高峰11:10--12:22船坂峠--12:50大平山13:00--13:17大谷乗越上部(昼食)13:43--14:50塩尾寺14:55--15:15頃 JR宝塚駅

六甲山ホテルの朝食バイキングを食べて、ホテルの屋上へあがってみる。下界に広がる神戸市街は今日も白くかすんでいる。たばこをふかしていると、屋上はかなりひんやりとしていた。9:00過ぎ、チェックアウトしていざ出発となると、気温は上昇し始めていた。一枚脱いで歩き始める。車道を進み、六甲小学校へと右折する。いのしし注意の看板を見ながら、ゴルフ場方向へ。すると左手に「この向きさん」と名づけられた苔むしたお地蔵さんが座っていた。このお地蔵さんを見た人は幸運と書かれていて、幸先いいスタートだと、山の神と喜ぶ。

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日本最古のゴルフ場を謳う六甲山ゴルフ場を抜けていく。ゴールデンウィークだけあってプレーする人は多い。道は狭くなり、ハイカー用となる。大手を振って、年配の方々のグループが闊歩している。日差しは強く風もなく、初夏の香りする道だ。しばらく行くと、また車道に出る。

高い台座に乗ったみよし観音が見えてくる。この観音様建立のいきさつは台座に綿々と刻まれている。

昭和39年に大阪国際空港発徳島行きの航空機が事故を起こし、搭乗していたスチュワーデスさんが乗客8名中7名を救助し、残りのもう1名を救助中に爆発で命を落としたと書かれていた。そのスチュワーデスさんはミス京都に選ばれるほど容姿端麗で、しかも孤児院を訪問するなど心根もやさしい方であったということだ。孤児たちからは「ホタルの天使」と呼ばれ、慕われていた。

事故から2、3年後、ある交通遺児が発起人になり、彼女の尊い行動を心に刻み、また空の安全を祈念するためにこの観音様を建立したということだ(なぜ観音様なのだろう?)。

このうるわしい話は、ドラマとか映画になっていそうだと思い、Webで検索してみたが、何もヒットしなかった。かの吉永小百合さんがこの地を訪れているとのことで(関係ない?)、いずれドラマ化、映画化されそうな気がするけど、どうなんだろう。

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左:六甲ガーデンテラス 右:満開の馬酔木(あせび)の花

馬酔木の白い花が盛大に咲き誇っている道を上がっていくと、昨晩食事をしたガーデンテラスに出る。今日は天気がいいから、朝から観光客でいっぱいだ。ガーデンテラスのどん詰まりを右に折れていくと、六甲の縦走路だ。

六甲山最高峰へは、急な上りを覚悟しなければならない。あごが上がってきた頃に車道に突き当たり、反対側から上って来た人たちと合流する。山頂には11:00前に到着したが、もう人であふれていて、後から後から山頂でお昼ごはんにしようという人たちが数珠繋ぎで登ってくる。お昼ごはんスペースは山頂手前に2箇所ばかりあるが、そこももう埋まりつつあった。

14img_4758 004img_4755 六甲山最高峰

六甲山最高峰から下り、人の流れについて左手に進むと、有馬温泉への登山道だった。道標が出てきて、誤りに気づく。油断大敵だ。すぐに引き返して、車道沿いを歩く。このあたりから登山道が車道で寸断され、頻繁に車道を横断しなければならなくなる。はっきりいってかなり興をそがれる。

このコースで最低だったのは、石の宝殿。立派な鳥居に誘われて、お宝見物して行こうと坂道を上がったが、これといったものがなく、しかも通り抜けができなかった。2011年版の昭文社登山地図には通り抜けられるルートが書かれているのだが……。仕方なく引き返すと、歩道のない車道歩きを余儀なくされる。車と接触しそうで恐い道だ。無謀なドライバーに遭遇しないことを祈りながら歩くしかない。

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左:大平山山頂 右:大平山からの下山路

12:22船坂峠を通過。そろそろ昼ごはんにしようかと思うが、適当な場所がない。岩場や薄暗い樹林帯でおにぎりを食べている人たちを見かけたが、こういうことなのだ。

また車道に出る。先を歩いていく人たちは、その車道を下っていくが、大平山山頂は車道を横切って登山道を上がったところにある。電波塔の横に山頂の表示が2つあった。訪れる人が減っているのか、山頂はかなりヤブっぽくなっている。お昼ごはんを食べるには、展望もないし、ヤブっぽいからやめようと山の神。お茶飲み休憩で出発する。すでに13:00だ。先ほど歩いてきた車道には戻らず、山中の登山道をたどり、最後はフェンス横に付けられた道を車道へ下った(写真右上)。

 

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車道を下っていくと、右手に登山道が口を開いていた。ひたすらその道を下ると、13:17また車道に出る。大谷乗越だ。また登山道に入り、椿の赤い花をめでたところで、レジャーシートを広げられるスペースを発見。ようやく昼ごはんだ。昨日下界のコンビニで買っておいた惣菜パンをビールで流し込む。もぐもぐ食べているわれわれの背後を登山者が続々と通過していく。縦走者は意外に多いのだ。

ここからは、ほとんど水平移動だった。黙々と歩いていくと、きれいな雑木林が印象的な六甲山中で、突如荒れた杉林が現れた。こんな無粋な所もあるのかとちょっと意外に思う。

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左:塩尾寺 右:宝塚市街。左の赤い屋根が宝塚大劇場

14:50頃塩尾寺(えんぺいじ)に到着。境内のベンチで登山者が休憩していて、山の神と私も真似してお隣のベンチにどっかりと腰を下ろす。お茶を飲んで出発。ここからは車道で、見晴らしのいい場所があった。駅は見えなかったが、宝塚市街がよく見える。

途中地図には出ていないショートカット道を発見。いっきに下りると、前方にザックを背負った年配の登山者がいた。この道でOKだろうと、後ろをのんびりとついて行くと、宝塚駅前の宝来橋に出た。

今宵の宿は武田尾温泉のマルキ旅館。JR宝塚駅で電車に乗り、武田尾駅で下車。山あいの渓流沿いにある鄙びた宿で、のんびりゆっくりと過ごせた。

 

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