目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

登山用の筋肉は桃色筋!?

2020-05-22 | 山雑記

5/20のNHK「ガッテン」(2018年10月3日の再放送)で桃色筋肉とピントレを紹介していた。

桃色筋肉なんて、いままで聞いたこともなかったけれど、この筋肉をつくると、血糖値が下がるのだとか。血糖値を下げなくてはならないのは糖尿病の方だけれども、ちょっとしたダイエットを考えている人、運動不足だと感じている人もこの筋肉をつけて損はないようだ。ついでに登山者も。

なぜかって? それはまずおいておいて。

まず筋肉には基本2種類があると番組では紹介する。赤い筋肉と白い筋肉。それぞれを象徴するものが映像として登場するのだが、それがちょっと笑える。マグロの刺身とヒラメの刺身だ。マグロは常に泳いでいないと酸素を取り込めないので、持久力がある。いっぽうヒラメは通常はのんびり海底に潜んでいて獲物を発見したときだけ俊敏な動きで餌にありつく。そう、瞬発力を兼ね備えているのだ。

ここで刺身を思い浮かべてみよう。マグロは赤身だ。


camumによるPixabayからの画像

いっぽうのヒラメは白身だ。


sowwwwwによるPixabayからの画像

ああ、写真を見たら居酒屋に行きたくなった。日本酒と刺身は合うねえ、、、脱線してしまった。

話を戻そう。赤身がすなわち赤い筋肉で持久力をもち、白身が白い筋肉で瞬発力をもつ。それは魚だけではなく人間も同様だ。さらにはトレーニングによって白い筋肉が桃色に変わるというからすごい。桃色に変わると血液中のミトコンドリアのはたらきが活性化して、糖や脂を多く取り込むことになり、血糖値を下げるというのだ。つまり糖尿病の改善やダイエット、運動不足の解消につながる。冒頭のなぜの答えはこれ。登山者の場合は、もともとあった瞬発力に持久力も兼ね備えた筋肉を新たに得られることから、持久力の増強になるわけだ。

では桃色筋肉をつくるにはどんなトレーニングをしたらいいのか。それはガッテン流スクワット、名付けてピントレ(ピンクトレーニングの略なのか)。中国武術でいえば馬歩(まほ)だ(私見。ガッテンではいっていない)。ただ、馬歩はまっすぐ体を沈め、重心を丹田に下ろすけれども、ピントレは頭の位置を前に置き、お尻を突き出す。そのほうが腰やひざに負担がかからないからだ。高齢者にとっては、ウォーキングよりもこちらのほうが、時間もかからず体への負担も少ない運動で効率的ということだ。

私はさすがにまだ高齢者の仲間入りには早いので、馬歩でピントレの代わりとしよう。馬歩は検索するといろいろな方の画像、動画があるのでチェックしてみてください!

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