目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

空想登山Part1~鯉岳へのアプローチ

2020-05-02 | 山雑記


九十九折の道を進みキャンプ場へ Tayyab BashirによるPixabayからの画像

いまだかつてない悶々と過ごすゴールデンウィーク。まさかコロナがここまで拡大してSTAY HOMEを強制されようとは、思いもよらなかった。

そんな苦悶の日々でも、なにか面白いことはないか、なにか楽しいことはないかと考えているうちに思い浮かんだのが、空想登山だ。竹内洋岳氏が「妄想エヴェレスト登山」をFB上で繰り広げていて、私も真似してみることにしたのだ。ただし、私はもちろんエヴェレストには行ったことがないし、行ったことのある山を空想で再登山してもつまらなそうだと思い、いっそのことほとんど架空として、はちゃめちゃにしてみようと考えた。では始まり始まり。

20020年5月2日(土) 晴れ  移動日

メンバー 山の神と私

やはり山の神の用意がなかなか終わらずに予定より遅れての出発となる。GWなだけにテントや食料にザック、下界で過ごすための服など荷物は多い。山ガールデビュー(空想)の山の神の荷物がやたらと多いのはしかたないか。高速に上がると交通量は少ない。そりゃそうだ、これだけ新型コロナの感染防止で外出を自粛しろと声高にいっているのだから。ましてや東京の感染者は昨日、今日と100人台に戻ってしまっている。

ガラガラの高速を飛ばし、諏訪SAで朝食をとる。店舗は締まっているが、昨日コンビニで調達した食料があるからなんの不便もない。

中央道を抜けてしばらく快適なドライブを楽しんでいると、目をむくようなシーンを目撃した。前方をトラックが2台ゆっくりめのスピードで走っていた。私はウィンカーを出し追い越し車線に入ろうとしたのだが、そのとき突然前にいたトラックがのっそりと追い越し車線に出てきた。後ろを見ていないのかといらついた刹那、ヘッドライトを水平に照らしたバカな輩が猛スピードで後方から接近してきていることに気づいた。そのまま走行車線にスゴスゴと戻る私。

このバカはレース場と勘違いしているのか200km/h近くのスピードを出していて、前方のトラックののんびりスピードに気づくのが遅れたようだ。急ブレーキを踏んだが、全然間に合わない。どーんとおかまを掘り、バカな輩の車はまるで漫画のようにフロント部分がぺっちゃんこになってしまった。その車は、私もあおられたことがあるが、やんちゃな若造が好きなボ〇ボだった。リア部分のメーカーロゴが日光に反射している。さすがに頑丈だけがとりえの車でドライバーはなんともなかったようで、車外に出てきてケータイで電話をし始めた。自ら110番かよ。

こんなところで駐車していては、2次被害を受けそうだと、私は次のPAまで進み、そこのインフォメーションデスクで事故について報告した。警察が来るまでちょっと待っていてくださいといわれたが、こんなところで、ボ〇ボ野郎のために時間は使いたくなかった。わかりましたといいながら、スキをみてその場を離れた。空いているからと言って、スピード出しすぎ、自業自得だわ。

事故のことなどすっかり忘れ、昼食は途中のSAで営業していたコンビニで幕の内弁当を買って済ます。どこもかしこも空いていていい。山の神とSAの客席スペースを贅沢に使い、ゆったりとした気分で昼のひとときを過ごした。

午後気温が上がり、夏日になるんじゃないかという頃、予定よりも1時間も早く高速を降りた。渋滞なしの移動がこんなに快適なのかと再認識する。その後休憩のため何気なしに道の駅に入ると、なんと休み。山の神が地場の野菜や食材などを見るのを楽しみにしていたのだが、コロナ対策はここにも手が伸びていた。自販機は使えるが、ほかは何も売っていないし人もいない。トイレだけ使わせてもらい、すぐさま出発する。

コンビニとスーパーだけしか営業していないのかと山の神に愚痴っていると、目の間にコンビニが現れた。今日のテント場での晩飯、明日の朝食、山行時の昼食などはここで買っておかなければならない。とりあえずパンとカップ麺か。ビールは持ってきたんだっけ?と山の神に訊く。

15:00くらいに市営キャンプ場に到着。なんと入口にロープが張られ、コロナのため云々と書かれ、クローズだ。わざわざ民間のオートキャンプ場が休業になったので、市営に変更したというのに。なぜ? メールを確認すると、ああ、来てた。申し訳ございませんが、休業しますと。がーん。とはいっても泊まるとこないし、山の神とロープをはずし中へ。おっと先着様がいるではないか。車で入れるところまで入り、勝手にオートキャンプすることにした。(以上すべて空想であり、架空)

空想登山Part2~鯉岳ヘ続く

コメント
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