雨の日は、読書だよねえと下書きしていたら、なんと梅雨が開けてしまった。6月に開けてしまうなんて信じられないのだが、地球温暖化でますます天気も気候もおかしくなってきている。これからの夏は、6月から10月頭までの4ヵ月+αみたいなことになるのだろう。今年は猛暑が続くらしいから、体にはくれぐれも気をつけよう。とくにワールドカップで盛り上がる7/15までは、睡眠不足に注意だ。
本題に戻って、遅まきながら本の紹介。いままでこのブログでとり上げてきた本の記事、自薦10本と、やっぱりこれははずしがたいというリンクを以下にはります。
【10選】
★食糧を調達しながら山に登るという、究極の山登りにいたった経緯がわかる。
サバイバル~服部文祥の世界
★名誉や記録を求めない、山野井流の登山はあこがれの対象。本人の著作もさることながら、ギャチュン・カン北壁からの生還劇を臨場感たっぷりに書いたノンフィクション、沢木耕太郎『凍』はお奨め。
“Born to climb”山野井泰史
★垂直方向の志向から、水平方向の志向へ。つまり登山から、極地冒険へと変遷していく植村さんの著作はどれを読んでもおもしろい。自作自演の写真は要チェックだ。
植村直己さんの本
★タイトルどおりのことが書かれている恐るべき本。読んでいるうちに虚実がわからなくなるほどだ。
脱出記~シベリアからインドまで歩いた男たち
★一時期話題になった「サードマン現象」を綴る。危機的な状況に直面するとサードマンが現れる?!
生還のカギは、サードマン現象?
★エベレストを一望できるホテルを建てた日本人のものがたり。還暦でエベレスト登頂にもチャレンジしていた。
ホテル・エベレスト・ビューを建てる
★長身にして登山家らしからぬほどの細身な竹内氏。ヒマラヤ登山をやるもので、その名を知らないものはいない。「ヒロ」がサミット・プッシュするなら、おれたちも行こうとなるくらい信頼度も高い。世界屈指の登山家の足跡をたどる本。
ついに8000メートル峰14座制覇! 竹内洋岳
★70年代に一介の若者、上温湯隆がラクダ1頭とともにサハラ縦断7000キロに挑んだ。突然の幕引きに死の不条理さを目の前に突きつけられる。
サハラに死す
★イザベラ・バードが明治の初め、未開の地ともいえる日本の東北へと旅立つ。イギリス人の婦人の冒険魂を垣間見られるとともに、当時の日本の姿がまざまざと目に浮かぶ。日本にもこんな時代があったのだと改めて認識させられる。
日本奥地紀行
★ゴルジュに魅せられた、ぶっとび沢のぼらーの赤裸々な記録。おもしろすぎた!
『外道クライマー』
【番外】
★エベレストの登頂はなったのか。マロリーの死体発見とともに謎の究明へ。
永遠なれ、マロリー。『遥かなる未踏峰』
★無尽蔵の体力に脱帽するしかないという記録。
加藤文太郎の本
★アラスカのモーゼと呼ばれたフランク安田を描いたスペクタクル小説。映画化もされた。
アラスカ物語
★第1次南極越冬隊派の記録。
南極越冬記
★日本アルプスの父、ウェストンの記録。
ウェストンは日本の山が好きだった!?
★体のハンデをものともせずに冬季の北岳バットレスに挑んだ、芳野満彦氏をモデルにした小説。
栄光の岩壁
★身震いするほどのプレートの活動期である8~9世紀。この時期に起こったことが現実にいま起きようとしている。
8~9世紀の大地震と火山の噴火
★大峯千日回峰行は、台風が来ようが、高熱を出そうが、毎日続けなければならない。
大峯千日回峰行~塩沼大阿闍梨の修行考
★陽希くんの栄光と苦悩。
番組こぼれ話もある『日本百名山ひと筆書き』
★洞窟探検のおもしろさと怖さ(リスク)の両面をつづる。
洞窟探検の魅力が詰まった『洞窟ばか』
★樹木同士がコミュニケーションしているなど、知らなかった事実に驚きの連続。
何も語らぬ樹木を代弁した『樹木たちの知られざる生活』
★角幡唯介さんの究極の探検。
想像を絶するハードな探検『極夜行』
★田部井さんを有名にしたエベレスト登頂の記録。なにごともあきらめたら終わりだね。
タベイさん、頂上だよ
新装版 青春を山に賭けて (文春文庫) | |
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