昔話にふけりたいものだ

こんばんは
昨晩はあれから５枚ほど立て続けにレコード盤のクリーニングをしました。
連続的にすると、ビスコに液がしみ込んでいるので盤面に垂らす液を少なく出来ます。
つまり経済的なわけで、ビスコの面が汚れてくると適当に折り返せばしみ込んだ液はそのまま使えるし、高価なクリーニング液を効率的に使用するには出来るだけたくさんの盤を続けてクリーニングする方が良いですね。
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今聴いている盤は昨日クリーニングしたこれ

カラヤン・ベルリンフィルで「コリオラン序曲」「未完成」「田園」です。
クリーニングの効果ばっちりで、見た目には非常に古い傷んだ盤に見えますが、ノイズは全然ありません。
残念ながら、録音が古いためか（何十年も前に父が聴いていた）迫力の点では最近の盤にはかないません。

ちょっと違う角度で撮ってみたら盤の光沢がよくわかる。
あっ！残念なことに「未完成」第3楽章のいよいよ最後というところで針が飛びました。
同じところを繰り返すのでここでカット、未完の「未完成」「残念！」
B面の「田園」はどうかな？、と思って一応チェックしてみると少し目立つ傷がある。
いくらウォッシャーが良くても針が飛ぶほどの傷はどうしようもない。
あ～、これはもう「父の思いで」と言うことで博物館行きですね。
仕方がない・・・
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気を取り直して２枚目、これも昨日クリーニングしておいた
ナルシソ・イエペスのギター

この盤には思い出がたくさんある。ギターを初めてすぐの頃イエペスが来日して、ぼくも友達の川本君と一緒に広島のコンサートを聴きにいった。
その頃発売された記念版がこれで、「第１集」もある。
何度も聴いて毎日練習していた。
もう４０年も前のものなので、どうかと思ったがクリーニングの効果は抜群でクリアな音が再現できた。
当時のことを色々と思い出すようだ。
音量的に抑え気味で、すこしボリュームを回しているので多少ゾワゾワとノイズを感じるがイエペスの完璧な演奏が再現できた。
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ついでに川本君と一緒に行ったイエペスのコンサートのパンフレットがこれだ

広島のコンサートが1974年3月28日になっている。

下にあるのがセゴビアの映画が来たのでそれも川本君と一緒に見に行った。そのときのパンフレットだ。
この２冊は二人で交互に持っている約束だったのだが、いつの間にか僕のところで止まってしまった。
いつか再会できたらこれを渡して昔話にふけりたいものだ。