こんばんは
どんよりとした曇り空の1日でしたが、天文学あるいは物理学の大ニュースが世界中を走りましたね。
重力というのは時間と空間を一つにした時空という4次元空間の幾何学で歪みとして表現されます。
つまり質量が時空を歪めてその歪んだ時空に沿った世界線に沿って運動するのが重力ということになります。
時空の歪みは質量に変化がない場合は静的に存在しますが、質量に変化あるいは運動があると時空の歪みが波打ちます。
質量の変化や運動といっても我々が経験する並の変化や運動では全く波は立ちません。
もし太陽が突然消えたとしてもたいした波にはなりませんが、ブラックホールのような極限まで圧縮された質量が激しく運動するような時には時空の歪みが波として伝搬します。
といっても今回発見された大きなブラックホールの合体のような現象でも時空の歪みは、おそらく原子核より小さな尺度のものでとても通常の手段では計れないものです。
そのため、アインシュタインは重力波の存在を予言はしたものの、おそらく人類が測定することは当分ないだろうあるいは出来ないだろうと考えていました。
アインシュタインが一般相対性理論を発表してちょうど100年目の今年にその重力波を直接測定することができたというのは、大変な記念すべき出来事です。
重力波は理論的には存在が確実ではありましたが、それを実験で確認して初めて科学ですからね。
重力の働く空間を重力場と言いますが、場があれば波があり波は粒子になります。
いずれ重力場の波を重力子として観測する日もくることでしょう。
電場や磁場は引力と斥力があるのでそれを自由にコントロールすることができ現代のエレクトロニクスに発展しましたが、重力には引力しかありません。
なので重力を自由にコントロールすることはできません。
もし将来重力子が発見されてそれを自由にコントロールすることができたら、重力を人工的に発生させるとか重力を打ち消すとかできるようになり面白いことになりそうです。
宇宙旅行では無重力に悩まされることがなくなり、地上ではホバーボードが現実になることでしょう。
科学の進歩は坂道を少しずつ登る時期もあればこうやって一気に一段上がることもあります。
このような科学の進歩をリアルタイムに感じられたということは本当に幸せなことですね。
と、一人で興奮しています。
・・・
明日は一日中雨が降るようです。
息子はショッピングセンターで自転車パフォーマンスに参加するので、張り切っています。
僕は一日のんびりしてギターを弾いたりレコードを聴いたりですね・・・
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