39ギター

35年ぶりに弾き始めたクラシックギター
神経痛と戦いながら
どこまでバッハに迫れるか
蝶も花もアーチェリーもあるよ

毎回同じ動作をすれば

2014-05-18 22:20:28 | アーチェリー

こんばんは
今日もいつもと同じ平凡な点数でした。
新しいタイプのリリーサーには随分慣れて来てその実感はあったんですが、今日の敗因はいわゆる「ターゲットパニック」です。
これは、弓を引いて体と弓が伸び合って釣り合っているときに的を狙ってここぞと思うときに矢が離れて行けば矢は思ったところに当たるわけですが、どうも「ここぞ」と思う事に問題があるようです。
的を狙っているときはピタリと的に照準が合って微塵も動かないと言うことはなく、大抵は上下左右にゆれうごきます。
ちょうど的の真ん中に照準が合っているときに矢が離れて行ってくれれば良いのですが、ちょっとタイミングを逃してしまうと気持ちとしては「ちょっと待て」と言う事で矢が離れて行かないように体が緩むんですね。
体が緩むと引き手の引き方が弱くなりその分押し手が勝ってくるのでここで大抵は押し手が左に流れます。
つまり照準が左に外れるのでそうなると今度は気持ちが「いけない、右に戻さなくては」と言うことになり引き手を引いて押し手を右に戻そうとします、そのときにさっきは出て行かなかった矢が思わず出て行ってしまい、結果は的の左側目がけて矢が飛んで行きます。
こんな感じのショットが結構多くありました。
それからもうひとつの原因、トリガー型のリリーサーでもバックテンション型のリリーサーでも慣れて来ると矢が離れる瞬間と言うのが感覚的に分かってきます。
実際に矢が離れる(つまり切れる)より一瞬早くそれが察知できるので、体は弓がバンと弾けるその衝撃に対して備えようと硬直します。
これはリリースパニックとでも言ったら良いのでしょうか、そのときの動きは一瞬のうちに引き手を緩めてしまうので、ターゲットパニックと同じ要領で押し手を左にぶれさせてしまいます。
そんな感じのショットもたくさんありました。
こんな感じで、良い点は出なかったのですが、ここまで分かっていたら何とかならないの?、そう思いますよね・・・
それがなかなか出来ないんです。自分の体は自分の思い通りに動かせると思っていたら全然そうはできない、これが難しいところです。
アーチェリーと言う競技は毎回同じ動作をすれば毎回同じところに矢は飛んで行くと思うんですが、人間の体は毎回同じ動作と言うのは絶対に出来ないようです。