39ギター

35年ぶりに弾き始めたクラシックギター
神経痛と戦いながら
どこまでバッハに迫れるか
蝶も花もアーチェリーもあるよ

一語一会

2013-08-04 22:57:45 | 俳句川柳

こんばんは
去年亡くなった母の初盆と言うことで、お寺の合同法要に行って来た。
この一年間で50数人の仏様が誕生したと言うことで、中には立て続けに二人亡くされた方もいると言うことでした。
その寺はその土地に代々続き、今の住職の息子も跡継ぎの修行中らしい。
親子でお経をあげてくれたのが、声の質や読み方が息がぴったり合っていて大変良かった。
この坊さんは前からボクの知る限りではお経の一番うまいひとで、その息子と息のあったお経は今日初めて聴いたが、左右から適当にハモりながらまたユニゾンで時にはソロで、また間の手を打つように歌曲としてもよく出来ていた。
となりに座っていた家内に「ボクの葬式では坊さんはこの二人を呼んでほしい」と言ったら、「お布施が二人分になるよ」と言われて一瞬言葉を返せなかった・・・
お寺は広島市でも北の方の山にあるので涼しく、法要中ににわか雨が2回も降ってくれたので気持ちの良い法要でした。
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無料でもらえる本があったのでもらいました。
浄土真宗の宗祖親鸞上人の教えを分かりやすく解説したものみたいです。

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表紙の「一語一会」の文字を見てボクが「これは本当は”一期一会”だよね」と言ったらそばにいた世話をしていた檀家さんが「あ、ほうじゃのお、気がつかなんだ・・・」「印刷ミスかの?」と言っていました。
たぶん、この本の内容が親鸞上人の語る言葉に「一語ずつ出会いましょう」と言うことなんでしょうね、とボクが言うとその人は「あ~なるほど」と改めて気づいたようでした。
いつもお寺に関係している人より年に何回しかお寺に縁のない人の方がこんなことに気がつくんでしょうね。
見開きに一言ずつ、中には俳句のような語感の言葉もあり面白いですよ。
しばらく楽しめそうです。

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初盆や蝉と合唱正信偈 39ギター
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最後の三文字は「しょうしんげ」と読みます。
正信偈は親鸞上人が浄土真宗の根本を明らかにされた「経行信証」の行巻に出てくる
お念仏を讃えられた偈(げ)であります。
と書いてありますが、何のことか分かりません。
熱心な檀家さんは暗記していてこれを坊さんと一緒に詠います。
お堂の中で響く正信偈が遠くから聴こえる蝉時雨と一体化して幻想的な音響空間でした。