39ギター

35年ぶりに弾き始めたクラシックギター
神経痛と戦いながら
どこまでバッハに迫れるか
蝶も花もアーチェリーもあるよ

ヘンデルのコンチェルト・グロッソ集OP.3

2012-03-24 14:18:09 | レコード盤

こんにちは
今日は月一回の医者通い、片道一時間ちょっとのところにある田舎の医者で、もう十年以上の付き合いだ。
いつもの会話と、五十肩と神経痛で苦しんでいることはもう何度もしてきたがその先生は何もしないし、「先日整体に行ったら神経痛は一発で治った」と言ったら、眼を丸くして驚いていた。
その先生は整形もするのではあるがもっぱらジイさんバアさん相手で「首を引っ張って電気を当てるだけで毎日時間はかけられない」といったら「そうだね」と同情してくれていた。
整体で五十肩の方は「治りはしないがずいぶん良くなってきた」ということで、先生も整体を少し見直したようである。
帰りに実家の母の顔を見て小遣いをくれると言うので二千円ほどもらった。
母にしてみれば60になっても子は子供、「ありがとう」と言ってもらった。
その二千円で昼から中古レコードでも探しにいってもいいのだが、久しぶりに運転してだるいので今日はゆっくり持っているレコードでも聴くことにしよう。
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病院往復の間はiPodでチャイコフスキーの交響曲4番・5番・6番を立て続けに聴いた。チャイコフスキーの交響曲は全体的に雰囲気や作風が一貫していて、かと言って同じようなので飽きると言うこともなく、それぞれが満足のいく起承転結を持っている。
ベートーベンなどは有名な3番・5番・6番・9番はそれぞれ個性的でその間のものもそれぞれの感じが強い。
僕はチャイコフスキーの交響曲では後半の4番・5番・6番が好きで6番よりは5番の方が好きだ。今日久しぶりに4番を聴いたが、4番もいい。
1番「冬の日の幻想」2番「小ロシア」3番「ポーランド」6番「悲愴」と4・5番以外はすべて表題が付いているが表題がないからと言って4・5番が他と劣るのではなく、むしろ6番につづく壮大な流れを構成している。
そんな感じを納得しながら運転していた。
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昼からは少し落ち着いて、コレまた超久しぶりのヘンデルである
ヘンデルの合奏協奏曲 コンチェルト・グロッソ集OP.3
コレギウム・アウレウム合奏団
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バッハやビバルディにおされて少し目立たないヘンデルであるが、同じ時代のバロックの作曲家として聴き逃してはならない。
学校ではバッハを音楽の父、ヘンデルを音楽の母と習ったのでしばらくはヘンデルは女性だと思っていたこともある。
この合奏協奏曲はバッハの管弦楽組曲やブランデンブルグ協奏曲、ビバルディの四季やその他のその時代の協奏曲と、もちろんヘンデルの「水上の音楽」などいろいろ似たところのいっぱいある楽しい曲だ。
コレギウム・アウレウム合奏団はバイオリニストのフランツヨゼフ・マイヤーを中心にドイツの一流の演奏家を集めて組織され、17~18世紀のオリジナル楽器またはその構造を忠実に復元した楽器を用いバロック音楽をその本来の響きで再現しようとしている。
弦楽器はすべてガット弦を用い、古い調弦法によって調弦される。弓も現在のものより張力の弱いまっすぐな弓が用いられている。
こだわってますよね・・・
こんなふうにこだわるのって大切ですよね。