こんにちは
広島駅正面の駅前大橋を渡り信号をわたって右に曲がって100mほど行ったところにある中古レコードショップに行ってきました。
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中古レコードを5枚ほど買ってきました。
袋が透けてジュリアン・ジョンと見えるので大体想像がつくと思います。
1枚480円で2,400円也
順番に紹介しますが、1枚目はこれ、
フランス・ブリュッヘンのリコーダーで
バッハの無伴奏チェロ組曲1番~3番です。
この組み合わせが非常に珍しくて、リコーダー好き・バッハ好き・無伴奏チェロ組曲好きな僕ですから、見た瞬間から手が吸い付いて離れませんでした。
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お店は小さめですが、古本屋さんのように床にも壁にも手の届かないところにもビッシリとレコードがありました。クラシックとかジャズとかロックとか大雑把に分類してあってクラシックも結構ありました。
段ボール箱に入っているレコード盤は、向こうから手前に向かって右手左手と交互にレコードを取り出しては落としていく、この動作は誰かに教えてもらったのでもなくみんな同じようにやっている。
中にはマシンガンのような早業で両手を繰り出している強者がいる。
僕は左手が痛いし一つ一つ解釈しながら見ているので短時間ではそれほど多くは見られない。
いいお店を見つけたのでしばらくは入り浸ってみようと思う。
今日買った5枚が内容はともかくレコード盤として物理的に満足できるものであれば安いしこんなにいいものはない。
今度行ったら、ジャズの方をゆっくり見てみよう。
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さあ、ブリュッヘンのリコーダーでバッハの無伴奏チェロ組曲はどうかな?・・・
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外袋と内袋は新品に取り替えられていてレコード盤は完全にクリーニングしてあるようでピカピカ、これだけメンテしてあって何度も言うようだが480円はやすい。
ブリュッヘンのリコーダーは透き通っていて、テクニックには微塵も不安がない、チェロ独特の重音は瞬間的なアルペジオで対応し、チェロ特有の流水のようなメロディーはリコーダーでも十分に表現できている。
音域が狭いので低音をオクターブ上げているところ、息継ぎで一音が途切れるところなどはリコーダーらしい。
リコーダーによるバッハ、ブリュッヘンのブレス奏法によって新しい命を吹き込まれた名演奏になっている。