分類 : 歴
いわき市鹿島町を歩こう ⑦
磐城三十三観音霊場の内 札所十六番 場所 : いわき市鹿島町久保西之作
久保中山観音
磐城三十三観音は、第一番を平の北目(如意山普門寺)から始まり、第三十三番の富岡町(岩井堂)で終わりますが、この鹿島町には二堂あります。
今日は、その内の十六番札所 「久保の中山観音」 を案内します。
《金光寺の境内にある中山観音堂》
《ご詠歌》・二首あり 中山と聞いてのぼりて朝日さす、森のこかげに立つは白波
あさひがた夕日にもれし中山は、波のひびきにまつ風の音
《観音堂の上り口にある石碑》
ご詠歌に「白波」とか「波のひびき」と詠われていますが現在の場所からは太平洋を見ることはできませんし、中山という地名もないのです。
昔、観音堂は久保と神白(かじろ)の境に当たる栗木平(くりきだいら)という山地に祀られていて、この場所には今も巨石や赤松の大木が存在し、太平洋を眺望することもできます。「中山」というのは、栗木平は前後が山に挟まれていたので堂のあった所を「中山」に見立てて名付けられたようです。
いわき市鹿島町を歩こう ⑦
磐城三十三観音霊場の内 札所十六番 場所 : いわき市鹿島町久保西之作
久保中山観音
磐城三十三観音は、第一番を平の北目(如意山普門寺)から始まり、第三十三番の富岡町(岩井堂)で終わりますが、この鹿島町には二堂あります。
今日は、その内の十六番札所 「久保の中山観音」 を案内します。
《金光寺の境内にある中山観音堂》
《ご詠歌》・二首あり 中山と聞いてのぼりて朝日さす、森のこかげに立つは白波
あさひがた夕日にもれし中山は、波のひびきにまつ風の音
《観音堂の上り口にある石碑》
ご詠歌に「白波」とか「波のひびき」と詠われていますが現在の場所からは太平洋を見ることはできませんし、中山という地名もないのです。
昔、観音堂は久保と神白(かじろ)の境に当たる栗木平(くりきだいら)という山地に祀られていて、この場所には今も巨石や赤松の大木が存在し、太平洋を眺望することもできます。「中山」というのは、栗木平は前後が山に挟まれていたので堂のあった所を「中山」に見立てて名付けられたようです。