いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

三が日は何もしなかった時

2010-01-03 07:32:47 | Weblog
                   《いわき市立鹿島小学校の旧&新校舎》              分類・地

 小生が子供の頃には毎年、元旦には小学校へ登校して、校長先生の訓話を聞いた後にミカン(又は紅白の餅)を頂いて帰ってきたものです。
 そう言っただけで即座に年齢が割れ、いかに古い年代の者であるかが推察できるかと思います。

 「お正月」というと、もっと寒くてその時代の子供たちですから手には皸(あかぎれ※寒さに冒されて皮が裂けて痛む)、頬はリンゴのように真っ赤になっている子が大半でした。

 いま思うと、いわき地方の行事は須(すべから)く、旧暦で行われていたのですから寒かった訳です。
 今年の旧暦でいえば2月14日が正月ということになるので、矢張り一番寒さが厳しい時期です。
 当時、東京方面に就職して行った人たちが、新暦の1月1日に帰省してきても故郷では何の変哲もなく、農家では黙々と田畑の耕作に専念していた時代でした。

 ○その頃、地方の慣例は忠実に守られていて、正月の三が日(さんがにち)は料理も何もしないで皆がゆっくりと寛ぎ、真の「お正月気分」を味わったものです。

 ●近年、年中無休という店舗が増えて、何時でも何処でも必要な時に必要なものが手に入るという便利な時代になりましたから、日ごと年ごとに日本古来の伝統や行事は崩壊されていく危惧を抱いています。

      本日の催し  1月3日(日)    二黒 大安   旧暦11/19

            ◆「日本の古布展」 於・ギャラリー創芸工房(いわき市鹿島町走熊)
                                        0246-29-3826

            ◆「お年玉大抽選会」  10:00~定数次第終了  
                          ※エブリアカードのポイント500点で1回抽選
                於・鹿島ショッピングセンター 1Fエブリア広場    0246-46-0100

                                                   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする