毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




ここのところレギュラーできいている、ヘルムート・ヴァルヒャの「クラヴィーア練習曲集 第3部」。音源は「BACH The Organ Works」で、このボックスセットは2度目のステレオ録音を集成したものです。「練習曲集 第3部」の録音は1970年と、半世紀近くまえのものですが、ジルバーマン・オルガン(ストラスブール聖ピエール・ル・ジュヌ教会)の響きを楽しむにも、まずまずの鮮度が保たれています。今日きくのは、昨日と同じコラール「天にましますわれらの父よ」による編曲で、手鍵盤のみで奏されるニ短調のBWV683です。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

コメント ( 0 )




3月末からBWV番号順にきいている、ヘルムート・ヴァルヒャによる「クラヴィーア練習曲集 第3部」。今日と明日は、「天にましますわれらの父よ」にもとづく編曲です。春らしい天気の今日きくのは、手鍵盤とペダルによるBWV682で、コラール旋律はカノンとなってあらわれます。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

コメント ( 0 )




復活節後第2日曜日にきくのは、トン・コープマンたちによる「主はわが信実なる牧者」(BWV112)。このカンタータは、ヴォルフガング・モイスリンの同名コラール全節(コラール旋律はドイツ語グローリア)を歌詞とした、全詩節コラール・カンタータです。BWV112が初演されたのは1731年4月8日。1730、40年代の新作されたバッハの教会カンタータは、伝承されているカンタータのなかでも少数で、1724年から1725年にかけての、いわゆる「コラール・カンタータ年巻」の補完するために作曲されたのかもしれません。第1曲(と第5曲)で鳴り響くホルンが、牧歌的なイメージを醸成しています。

CD : CC 72220(Challenge Classics)

CC 72220

コメント ( 0 )




ヘルムート・ヴァルヒャのステレオ録音を集成した、「BACH The Organ Works」からきいている「クラヴィーア練習曲集 第3部」。今日きくのは昨日と同じく、ドイツ語クレド「われら皆一なる神を信ず」にもとづくコラール編曲で、手鍵盤のみによるホ短調のフゲッタ(BWV681)です。

ところで、今朝は緊急地震速報で目覚めました。この地震、阪神・淡路大震災の発生時刻と同じような時間に発生し、しかも震源も近いところ。今のところ死者はいないようですが、なにかいやな感じですね。京都市でのゆれはさほどではなく、いまはなにもなかったかのように平穏です。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

コメント ( 0 )




ヘルムート・ヴァルヒャによる「クラヴィーア練習曲集 第3部」、今日と明日は、ドイツ語クレドにもとづくコラール編曲。今日きくのは「オルガノ・プレーノ(最強奏で)」と指示されている、手鍵盤とペダルによるニ短調のフーガ(BWV680)です。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

コメント ( 0 )




ヘルムート・ヴァルヒャのステレオ録音できいている「クラヴィーア練習曲集 第3部」。今日きくのは昨日と同じコラール、「これぞ聖なる十戒」による編曲で、フゲッタと題された手鍵盤のみによる第2編曲。このBWV679は、「練習曲集 第3部」の「全曲中最後に成立したもののひとつ」(『バッハ事典』)ということです。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

コメント ( 0 )




ヘルムート・ヴァルヒャの弾くジルバーマン・オルガンできいている「クラヴィーア練習曲集 第3部」。今日と明日は、コラール「これぞ聖なる十戒」による編曲で、今日きくのはペダルをともなうBWV678です。コラール旋律は、アルトとテノールのカノンとなってあらわれます。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

コメント ( 0 )




ヘルムート・ヴァルヒャのステレオ録音できいている「クラヴィーア練習曲集 第3部」。録音は1970年で、使用楽器はストラスブール聖ピエール・ル・ジュヌ教会のジルバーマン・オルガンです。今朝きくのは、ドイツ語グローリア「いと高きところでは神にのみ栄光あれ」の第3編曲。第1、第2編曲とはちがい、このBWV677は手鍵盤のみでの演奏です。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

コメント ( 0 )




先々週からききはじめた、ヘルムート・ヴァルヒャの「クラヴィーア練習曲集 第3部」。音源はステレオ録音を集成した「BACH The Organ Works」で、この「練習曲集」では、ストラスブール聖ピエール・ル・ジュヌ教会のジルバーマン・オルガンをひいています。1970年の録音で、いくぶんかわいた響きですが、ジルバーマン・オルガンの響きはじゅうぶん楽しめます。今日きくのは3曲あるドイツ語グローリア「いと高きところでは神にのみ栄光あれ」の第2編曲。第1編曲のBWV675と同じく、このBWV676も手鍵盤とペダルで演奏されます。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

コメント ( 0 )




復活節後第1日曜日にきくのは、鈴木雅明たちによるカンタータ「死人の中より甦りしイエス・キリストを覚えよ」です。このBWV67は1724年4月16日に初演(1724年4月6日には「ヨハネ受難曲」が初演されています)。4声のほか、コルノ・ダ・ティラルシ(スライド・ホルン)、フルート、2部のオーボエ・ダモーレ、2部のヴァイオリン、ヴィオラ、通奏低音という編成で、「教会カンタータでフルートが用いられるのは、この作品がはじめて」(『バッハ事典』)です。なお、コルノ・ダ・ティラルシについては、写真や論考が「トランペット奏者島田俊雄のページ」にあります。また、記事「コルノ・ダ・ティラルシ」で紹介した、オリヴィエ・ピコンにも論文があります。

CD : BIS-CD-1251(BIS Records)

BIS-CD-1251

コメント ( 0 )




ヘルムート・ヴァルヒャによる「クラヴィーア練習曲集 第3部」、今日からの3曲はドイツ語グローリア「いと高きところでは神にのみ栄光あれ」の編曲です。これからきくBWV675は、アルトに定旋律がおかれた3声楽曲。手鍵盤とペダルで演奏されます。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

コメント ( 0 )




先週からきいている、ヘルムート・ヴァルヒャの「クラヴィーア練習曲集 第3部」。冒頭のプレリュードに続くドイツ語キリエによる6曲のオルガン・コラールは、ペダルをともなう前半3曲と、手鍵盤のみの後半3曲の2組からなっていて、これからきく「キリエ、聖霊なる神よ」(BWV674)は、後半最後のコラールです。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

コメント ( 0 )




ちょっと時節がずれた感もありますが、先日きいたグスタフ・レオンハルトの「マタイ受難曲」の感想を。レオンハルトの「マタイ」は、「演奏の質という点でも、男性のみの編成という点でも、いわゆる古楽系の指標的演奏」(「マクリーシュによる「マタイ受難曲」」)です。記事(「「マタイ受難曲」 BWV244 [2]」)でも言及したように、合唱、そして独唱までもすべて男性歌手でまかなわれており、「マタイ」にかぎらず、こうした編成での録音はきわめてまれ。

「マタイ」の録音で合唱のみ少年合唱というのは、ギュンター・ラミーン(トーマス教会聖歌隊)、カール・ミュンヒンガー(シュトゥットガルト少年聖歌隊)、ルードルフ・マウエルスベルガー(ドレスデン聖十字架教会合唱団と聖トーマス教会聖歌隊)、スティーヴン・クレオバリー(キングス・カレッジ合唱団)、ピーテル・ヤン・レウシンク(オランダ少年合唱団)など、そこそこあるのですが、すべてとなると、ニコラウス・アーノンクールの録音ぐらいでしょう。

対象をバッハの声楽曲の大曲すべてにひろげても、すべて男性歌手で録音したものとして、アーノンクールによる「ヨハネ受難曲」(2種)と「クリスマス・オラトリオ」(2種)、ゲルハルト・シュミット・ガーデンの「クリスマス・オラトリオ」、ハンス・マルティン・シュナイトの「ヨハネ受難曲」と「クリスマス・オラトリオ」、ロバート・キングの「ロ短調ミサ曲」、リチャード・ヒギンボトムの「ヨハネ受難曲」、ロイ・グッドマンの「マルコ受難曲」と、思いついたのはそんなところです。

こうしてみると、レオンハルトとアーノンクールのカンタータ全集、そして大曲の録音が、時代的にも、演奏思想的にも、いかに画期的な偉業であったか、あらためて感じるところです。ただし、いまの水準からすれば、演奏技術はあまいところがあるのはたしか。それを一気に高みにひきあげたのが、1989年録音のレオンハルトの「マタイ」。いってみれば1970年代からの偉大な「試み」の総括ともいえるもので、同時に「試み」から脱した演奏であったと思います。

今後、同じような編成での「マタイ」が出現するかというと、ちょっと懐疑的になってしまいます。合唱のみならず独唱までとなると、さずがに少年には荷がおもいということなのでしょうし、成人女性の透明なソプラノで代替したほうが芸術的にリスクがないのはたしかです。ただし、テルツ少年合唱団はもちろん、近年ではトーマス教会聖歌隊もピリオド楽器との共演があり、つぎのバッハ記念年2035年までには、かすかな期待がもてるかもしれません。



コメント ( 0 )




昨日の荒れた天気からすると、今日はうそのような清々しい朝をむかえました。上空にはきれいな青空がひろがり、日中は23度まで気温が上がるという予報。明日は24度と、初夏の気候が続き、これで桜もほぼおわりでしょうね。さて、ヘルムート・ヴァルヒャのオルガンできいている「クラヴィーア練習曲集 第3部」、これからきくのは、「キリストよ、世の人すべての慰め」です。昨日のBWV672と同じく、このBWV673も手鍵盤のみで演奏されます。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

コメント ( 0 )




聖金曜日から、復活節第1、第2、第3日と、音楽を楽しむだけでもけっこうたいへんな時期。ましてバッハは、作曲し、練習し、上演し、ですから、四旬節でカンタータ上演が休止されているとはいえ、それこそ猫の手でも借りたい忙しさだったことでしょう。さて、今日からまたしばらくは、先週からききはじめたヘルムート・ヴァルヒャの「クラヴィーア練習曲集 第3部」を、順番にきいていくことにします。これからきくのは、コラール「キリエ、とこしえの父なる神よ」(BWV672)。同名コラールのBWV669はペダルをともないますが、BWV672は手鍵盤のみで演奏されます。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

コメント ( 0 )



« 前ページ 次ページ »