復活節後第1日曜日にきくのは、鈴木雅明たちによるカンタータ「死人の中より甦りしイエス・キリストを覚えよ」です。このBWV67は1724年4月16日に初演(1724年4月6日には「ヨハネ受難曲」が初演されています)。4声のほか、コルノ・ダ・ティラルシ(スライド・ホルン)、フルート、2部のオーボエ・ダモーレ、2部のヴァイオリン、ヴィオラ、通奏低音という編成で、「教会カンタータでフルートが用いられるのは、この作品がはじめて」(『バッハ事典』)です。なお、コルノ・ダ・ティラルシについては、写真や論考が「トランペット奏者島田俊雄のページ」にあります。また、記事「コルノ・ダ・ティラルシ」で紹介した、オリヴィエ・ピコンにも論文があります。
CD : BIS-CD-1251(BIS Records)