毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




復活節第3日にきくのも、トン・コープマンたちによるカンタータ。伝承されているなかから選らんだのは、「われは生く、わが心よ、汝の憂いは喜びと化さん」で、いわゆるピカンダー年巻のカンタータです(1729年4月19日初演)。このBWV145の構成は、二重唱―レチタティーヴォ―アリア―レチタティーヴォ―コラールという5曲で、『バッハ事典』によれば、二重唱とアリアは「ケーテン時代の世俗曲にさかのぼる可能性がある」とのこと。たしかに、ヴァイオリン独奏がめざましい二重唱にしろ、トランペット、フルート、オーボエ・ダモーレが編成されたアリアにしろ、喜悦に満ちた音楽で、原曲が誕生日や新年の祝賀のための音楽であってもおかしくありません。

CD : CC 72219(Challenge Classics)

CC 72219

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今日は復活節第2日。この日のためのバッハのカンタータは、「われらと共に留まりたまえ」(BWV6)と、「喜べ、汝ら もろ人の心よ」(BWV66)が伝承されていますが、これからきくのは後者(トン・コープマンたちによる演奏)です。このBWV66(1724年4月10日初演)はトランペットともなう輝かしい合唱にはじまるカンタータで、ケーテン侯誕生日祝賀用の「天はアンハルトの誉れと幸いを心にかけたまい」(1718年12月10日初演)から改作されました。

CD : WPCS-10344/6(ワーナーミュージック・ジャパン)

WPCS-10344/6

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