処暑をすぎても暑い日々。このようすでは、暑さが後退するような気配はなく、それどころか、処暑になってからのほうが暑いようにも感じるぐらいです。さて、これからきくのは、アンサンブル・アウロラによるニ長調の三重協奏曲。このBWV1050aは、ブランデンブルク協奏曲第5番の異稿で、献呈稿にいたるまえの初稿にあたります。献呈稿とのおおきなちがいは第1楽章のカデンツァで、この異稿については、「ブランデンブルク協奏曲の異稿が聴ける」(「私的CD評」)にくわしい解説があります。
CD : GCD 921204(GLOSSA)