昼食のあとのひとときにきくのは、カフェ・ツィマーマンによるオーボエ・ダモーレ協奏曲。この協奏曲は、BWV1053、つまりチェンバロ協奏曲第2番から復元したものです。新バッハ全集では、BWV1053の原曲を、変ホ長調のオーボエ協奏曲か、ヘ長調のフルート協奏曲と推測していますが、カフェ・ツィマーマンは、ニ長調のオーボエ・ダモーレ協奏曲として復元しています。なお、バッハは消失した原曲から、第1楽章と第2楽章をBWV167、第3楽章をBWV49、とカンタータ楽章へも転用しています。
CD : Alpha 071(Alpha)