私的CD評
オリジナル楽器によるルネサンス、バロックから古典派、ロマン派の作品のCDを紹介。国内外、新旧を問わず、独自の判断による。
 



2012年6月3日は、西方キリスト教の教会暦で「三位一体の祝日」に当たる。キリスト復活の50日後に当たる精霊降臨祭の次の日曜日である。しかしこの祝日は、14世紀になって初めてローマ・カトリックの教会暦に導入された、比較的新しい祝日である。今回紹介するCDは、この三位一体の祝日の創始者と考えられている、リエージュの司教エティエンヌによって始められたこの祝日の聖歌を、1500年頃のヘントの聖バーフ修道院に伝わる聖務日課の断片やヘント大学図書館に所蔵されているアンティフォナの手稿より抽出して再現している。 . . . 本文を読む

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すでに紹介したアンドレアス・シュタイアーが弾く、ハンブルクのヒエロニュムス・アルブレヒト・ハス製作のチェンバロで、シュタイアーがバッハの「ゴルトベルク変奏曲」を演奏したCDが販売されている。今回は「ゴルトベルク変奏曲」の成立に関することと、このCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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ヴァイオリンと同じ擦弦楽器であるヴィオール。ルネサンス後期からバロックにかけて、宮廷を中心に多声音楽の中心楽器として演奏されていた。イギリスでは、宮廷だけでなく裕福な市民階級の間でも愛好されてきた楽器だが、今回は16世紀末から17世紀にかけてのフランスのヴィオール属のための合奏曲を一覧出来るCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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モーツアルトのセレナーデやディヴェルティメントと言った管弦楽器合奏のための作品は、比較的小規模な曲ではあるが、モーツァルト特有の魅力に富んでいる。その多くは10代の作品であるが、すでに円熟期の作品に劣らない個性を備えている。今回紹介するCDは、「セレナータ・ノットゥルナ」と管弦楽器のための3曲のディヴェルティメントをオリジナル編成で演奏したものである。 . . . 本文を読む

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今回紹介するCDは、すでにaeternitasさんのブログ「一日一バッハ」で紹介され、筆者はそれによってその存在を知った。現在のいわゆるオリジナル楽器編成のオーケストラでは、ほとんど例外なく、管の途中にいくつかの小さな穴、いわゆる「トーンホール」のある楽器を用いている。これは安定した音程を得るためであるが、オリジナル楽器としての正当性には疑問がある。今回紹介するCDを聴けば、そのようなことをしなくても、演奏は可能であることが分かる。 . . . 本文を読む

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ヴィオラ・ダ・モーレと言う楽器とその音楽については、すでに様々な音楽家の作品とともに紹介したが、おそらく最も良く知られているのは、ヴィヴァルディによる6曲の協奏曲であろう。今回はその6曲に2曲を加えた演奏を収録したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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19世紀後半のヨーロッパ音楽の演奏は、変化して行く楽器、拡大して行くオーケストラ編成など、響きの変遷が激しい時期であったようだ。今までに紹介したベルリオーズ、ショパン、スメタナからラヴェルに至る作曲家の演奏では、一時的に流行した新しい楽器など、様々な響きを経験できた。今回紹介するCDでは、19世紀後半フランスの作曲家ビゼの管弦楽の響きを聴くことが出来る。 . . . 本文を読む

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バッハがフラウト・トラベルソをその作品に使い始めたのは、アンハルト・ケーテン候の宮廷楽長であった1720年代初めであった。しかしこの時期に製作されたと思われるフラウト・トラベルソは永らく見付かって居らず、後の時代の楽器、あるいはその複製が使われてきた。1991年秋にニュルンベルク近郊の古い屋敷で見付かったヤーコプ・デナー作のフラウト・トラベルソは、バッハを始めテレマンなどの作品が作曲されたまさにその年代の楽器である。今回はこの楽器の複製をはじめとした当時の楽器によって演奏されたバッハのフルート・ソナタを収録したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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バロック時代のチェンバロの主たる供給地は、フランドルとフランスであった。リュッカース一族をはじめとしたフランドルの工房で製作されたチェンバロが広くヨーロッパ各地に普及し、それを手本としてフランスのチェンバロが発展した。この流れとは別にイタリアとドイツで独自のチェンバロが製作されていた。今回紹介するのは、ドイツのハンブルクで18世紀前半に製作されたヒエロニュムス・アルブレヒト・ハスのチェンバロで、同時代のハンブルクに関連のあった作曲家の作品を演奏したCDである。 . . . 本文を読む

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クリストファー・ホグウッドは、イギリスを代表するオリジナル楽器によるバロック、初期古典派の作品の演奏者、指揮者である。デーヴィッド・マンロウとの活動に始まり、アカデミー・オヴ・エインシェント・ミュージックを指揮しての多面的活動は、オリジナル楽器演奏が今日の隆盛を極めることに大いに貢献した。今回紹介するCDは、ホグウッドがエマ・カークビートともに演奏した、モーツアルトの宗教声楽作品を収録している。 . . . 本文を読む

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