毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




これからきくのは、エリク・ボスグラーフ(リコーダー)とアンサンブル・コルデヴェントによるト長調のリコーダー協奏曲。といっても、この協奏曲、バッハの手になる協奏曲を復元したものではありません。かつて、「バッハではないバッハのフルート協奏曲」や「バッハではないバッハのオーボエ・ダモーレ協奏曲」で紹介した架空の協奏曲といえるものです。

もちろん、架空とはいえ、このリコーダー協奏曲のそれぞれの楽章は、まちがいなくバッハのオリジナルです。第1楽章はBWV215の第3曲(テノールのアリア)、第2楽章はBWV32の第1曲(ソプラノのアリア)、第3楽章はBWV215の第5曲(バスのアリア)と、複数のカンタータ楽章から再構成してリコーダー協奏曲に編曲しています(ティーモ・ウィントによる)。

なお、「リコーダーのための協奏曲集」と題されたCD(BRILLIANT CLASSICS 94296)には、「原曲あり」の協奏曲もおさめられています。それらの原曲は、BWV1055、BWV1053、BWV1059で、いずれもチェンバロのための協奏曲。また、BWV731(「いと尊きイエスよ、われらはここに集いて」)による、協奏曲の緩徐楽章のような美しい編曲もあります。

94296

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