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アジアと小松

アジアの人々との友好関係を築くために、日本の戦争責任と小松基地の問題について発信します。
小松基地問題研究会

十団子も 小粒になりぬ 秋の風

2014年12月12日 | 読書
たしか高校の教科書に載っていて、物価や税が上がるとは思い出す句で、芭蕉の作だと思っていたのだが、調べて見ると許六(きょりく)の句であった。 . . . 本文を読む
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『永続敗戦論』(白井聡2013.3)を読む

2014年11月21日 | 読書
昨年末頃から周辺で、白井聡の『永続敗戦論』が話題になっていて、永続敗戦論というネーミングがしっくりこなかったこともあり、またスマラン事件原資料の筆耕に熱中していて、なかなか読む機会を得られなかった。  ここで『永続敗戦論』について考えてみるが、私の理解力と表現力が試されることになる。 . . . 本文を読む
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『日本劣化論』(笠井潔・白井聡 2014.7)

2014年08月26日 | 読書
笠井潔は1948年生まれで、元共労党(プロ学同)活動家で、ウィキペディアには「連合赤軍事件をはじめとして新左翼各派が内ゲバに転じていくのに失望し、思想的に転向した」と書かれているが、笠井は本書で「日本の左翼運動の退潮は極左的な暴力闘争や内ゲバが原因…これは歴史の偽造」と述べているように、笠井の転向はこれらの外在的な問題ではなく、共労党の路線的混迷が原因だろう。 . . . 本文を読む
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『九月、東京の路上で』(加藤直樹著2014年3月)

2014年08月18日 | 読書
関東大震災91年目を前にして、表記の著書が出版された。関東大震災時の朝鮮人虐殺と昨今の在日特権を許さない市民の会(在特会)による差別排外主義に焦点をあてている。 . . . 本文を読む
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『暴露 スノーデンが私に託したファイル』の読書メモ

2014年07月03日 | 読書
5月13日に、『暴露 スノーデンが私に託したファイル』(グレン・グリーンウォルド著)が世界24カ国で一斉に発売された。秘密保護法やスパイ防止などの観点からも示唆に富む書籍なので、ぜひとも読んでほしい。 . . . 本文を読む
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『新女性を生きよ』(朴婉緒著 1999年 梨の木舎)

2014年05月25日 | 読書
原題は『どこにでもあったあのスイ葉は誰が食べつくしたのか』であり、著者は1931年生まれで、不二越強制連行被害者と同年代の人である。原告たちの顔を思い出しながら読み進めた。 . . . 本文を読む
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橋本健二『格差の戦後史』を読む

2014年02月20日 | 読書
格差や貧困の問題は資本主義生産体制そのものにあり、資本主義を根底から変革しなければならないのだ。圧倒的少数による生産手段の所有と圧倒的多数の生産手段の無所有の矛盾を解放し、資本主義社会から共産主義社会に導くことである。 . . . 本文を読む
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『日米同盟と原発 隠された核の戦後史』

2014年02月05日 | 読書
本書は日米の経済、政治、軍事関係の中で、日本がどのようにして原発大国となっていったのかを通史的に叙述している。物理学者、中曽根康弘、田中角栄、大平正芳、正力松太郎、岸信介、佐藤栄作らの政治家がどのような役割を果たしたのかを明らかにしている。 . . . 本文を読む
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新版『渡良瀬川(足尾鉱毒事件の記録 田中正造伝)』

2014年01月04日 | 読書
昨年9月に新版『渡良瀬川(足尾鉱毒事件の記録 田中正造伝)』(大鹿卓著1941年)が発行された。末尾に宇井純の解説が添えられており、年末年始の課題として読んだ。1970年代半ば、内灘権現森への金沢火力発電所や能登(志賀)原発に取り組んでいるさなかに、荒畑寒村の『谷中村滅亡史』(1909年発行・発禁、1963年復刻)を読み、激しく心を揺さぶられたことを覚えている。 . . . 本文を読む
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『茶色の朝』(フランク・パブロフ著)

2013年08月27日 | 読書
10年ほど前に読んだ記憶があって、図書館で目にとまって、読み直してみました。  今こそ、読むべきと感じました。『茶色の朝』はたったの14ページの本文と高橋哲哉さんの解説(13ページ)で構成されています。 . . . 本文を読む
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