20240402 小松基地第2滑走路断念
3月29日付の『北国新聞』朝刊に、「第2滑走路断念」の大きな活字が躍っていた。その日午後にしぶしぶ記者会見した馳知事は「断念ではなく、中断だ」と、息巻いていたが、「森喜朗新聞」と言われてきた御用新聞・『北国』でさえも、翌30日の朝刊社説で「【第2滑走路を断念】実現性も必要性も乏しい」と、こっぴどく叩かれている。
馳と防衛省、馳と『北国』の内紛はさてお . . . 本文を読む
20240330 小松基地騒音と土地の値段
「企画振興部企画課 土地対策グループ」による「地価調査・地価公示について」(石川県HP)を開き、「地価マップ(外部リンク)」をクリックすると、石川県内の地価調査結果を見ることが出来る。そのなかから、騒音地域(75~85コンター)で14地点、非騒音地域(75コンター未満)で18地点、合計32地点をチェックし、下記の一覧表を作成した。
その32 . . . 本文を読む
19750900 書評『女性の歴史』(高群逸枝著)
1975年9月 金沢市田上公1にて
今、島田清次郎の論考「婦人参政権論者の幻滅―最近のパンカースト夫人」(1923年2月『婦人公論』)を読んでいる。この論考を理解するためには、高群逸枝の『女性の歴史』から学び直さねばなら . . . 本文を読む
20240323論考「加賀平野に芽ぐむもの」(1916年)について
「島田清次郎初期作品集」をKさんに送ったら、初期作品集に収録されている作品の他に、「公娼廃止乎否乎」(1915年『雄辯』)と「加賀平野に芽ぐむもの」(1916年『万朝報』)の存在を知らされた。
さっそく調査を開始し、「公娼廃止乎否乎」は国立国会図書館に蔵書とのことで、さっそくコピーを取り寄せた。北陸学院大学の図書館に、『万朝 . . . 本文を読む
20240319 島田清二郎「公娼廃止乎否乎」について
1915年、島田清次郎16歳の時、『雄辯』2月号に掲載された「公娼廃止乎否乎」のコピーを国立国会図書館から入手した。論中で、島清は、山室軍平の公娼廃止論を①遊女の奴隷的地位に同情、②国家の体面、③風教(道徳)上の害にまとめ、それは「徒労・無用の事」として、切り捨てている。
①の主張にたいして、島清は、遊女は束縛を受けておらず、楼 . . . 本文を読む
試論「五里峠を越えられるか?」
2024年3月15日
事故発生時の風
2024年1月1日16時の能登半島地震によって、志賀原発が重大事故を起こし、放射能が噴出したと想定し、原発周辺住民が安全圏に移動できるかどうかを検証した。限られた情報をもとに、机上での検証であり、現地に赴いて踏 . . . 本文を読む
20240310 気をつけよう 甘い言葉と暗い道―志賀原発を廃炉に
3月9日の「報道特集」で、志賀原発問題が取り上げられた。その際に、珠洲原発の計画から建設断念までのことも触れられていた。
そのなかに、当時、推進派が配布したビラがあり、見出しには「地震に自信あり」、「原子力発電所ができると、明るく、楽しい町になります」、「原子力発電所のあるまちでは、豊かになった財源により、農業の振 . . . 本文を読む
20240303 志賀原発沖の断層が、危ない!
3/3『北陸中日新聞』に、佐竹健治さん(東大地震研究所)と遠田晋次さん(東北大)が能登半島の震源域断層の解析をおこなったと報じている。
「能登半島北側の沿岸部周辺にある4つの断層が動いたが、南西端の断層はほとんど動いていない」。志賀原発沖の断層などには「これまで以上にひずみがたまり、ずれ動きやすくなっている」。「これらの断層に力が加われば、( . . . 本文を読む
20240226 もしも原発事故ならば、その時の風向は
2011年の福島原発事故を見ると、高濃度の放射能は30キロ以上離れた飯舘村にまで及んでいる(図1)。志賀原発からの30キロ圏といえば、北は輪島市(35キロ)、東は七尾市(20キロ)、南東は氷見市(25キロ)、南は七塚町(30キロ)まで含まれる。
政府は5キロ圏内(図2、表1)は即時移動、30キロ圏内は屋内退避としているが、道 . . . 本文を読む
孝昌公園へ
【朝鮮人特攻兵の刻銘】
二〇〇〇年夏
「こんにちわ。」
「ウゥー、ワン、ワン、ワン。」
「おい、おい、もう十年も来てるんだから、吠えなくてもいいじゃないか。チビ。」
チビの泣き声を聞きつけた具仁哲が顔を出し、「おお、入れや」と、コウを招き入れ、玄関に入ると、右側に応接室と書斎があり、大量の資料が占領している。
「出羽町公園に大東亜聖戦大碑が建てられたのをご存知だと思いますが、見 . . . 本文を読む