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デラシネ(deracine)

阪神タイガース・NOAH・BUCK-TICK・酒場・鉄道など

1月24日~26日、関西への旅。(長文です)

2015-02-08 15:07:11 | グルメ関連
※かなりの長文ですので読む前には十分な時間をご用意ください。

少し前の記事でプロレスリング・ノア大阪大会の模様をレポートしましたが、
そのノア大阪を軸とした関西旅行へ行ってきました。もう2週間経ち、今さらではありますが旅日記をupします。

今回は行きを「ぷらっとこだま」、帰りをチケットショップで買った新幹線回数券にしました。
安く上げたいけど夜行バスの類は眠れないので往復は新幹線です。

まず1月24日の朝に家を出て新横浜へ。


こだまでまず京都へ向かい(車内で駅弁の朝食。「深川めし」でした)、京都駅のホームへ降り立ちます。
そこからわずか6分の乗り換え時間で、
「新幹線を降りて近鉄京都駅へ向かい、近鉄特急の特急券を買い12:00の近鉄特急に乗る」というミッションを自分に課しました。
(そんな立派なもんじゃない)
でも近鉄特急の乗車券・特急券を買ったことはなく、改札同士が非常に近いのですぐ近鉄駅に来ても、
どこで特急券を買えばいのか右往左往してしまいました。探すこと数分、やっと特急券用の切符販売機があるのを見つけ、
どうにかこうにか買って発車寸前で乗り込みました。待っててくれたようにも見えましたね。
いやー、鉄道好きなのにまだまだ甘いです。つうか発車3分前までの特急券の販売なのに3分切ってからも売ってくれた機械に感謝(笑)

快適な近鉄特急、京都から橿原神宮行きの「京橿特急」に乗って西ノ京、そこで特急降りて平端、そこから天理と乗り継ぎます。
いやー、楽しいのなんの。鉄道好きにはたまらない。初めて乗る路線、初めて降りる駅。
車窓の景色はまさに京都奈良、あと平端駅は構造が少し変わってたなー、
そして12:45ぐらいですかね、天理駅に到着します。

何が目的だったか?
そう、それは天理にある「麺場 力皇(りきおう)」に行くためです。
ご存知、元NOAH選手、元関取、現GHCタイトル管理委員の力皇猛のラーメン屋さんです。
天理駅から少し迷いつつも歩くこと15分ぐらい。道を間違えなければそれほど遠くはありません。
開いてからからまだそんなに経ってないのでキレイな店でした。


店内に入ると席は満席、私は辛うじて店内で待てましたが少し後のお客さんは外で待つ人も。
とにかく良かったのが店員さんの対応。ちなみに力皇はいませんでした。大阪でNOAHの試合があったのでそちらへ向かったようです。
着席まで10分ぐらい、着席して10分ぐらい待ってついに待望のラーメンとご対面。


これは具が全部乗っている「極」というものです。1080円。メニューは多くはありません。全部で5、6種類ぐらい。餃子、酒もあります。
写真の通り煮卵、野菜たくさん、チャーシュー、鶏つくね。チャーシューの色が悪く見えますけど普通です(笑)
食べるとスープがぬるめで麺が熱い、という不思議な感覚でした。そういうものなのか、たまたまだったのか。
あと鶏つくねが絶品。軟骨も入っていてちゃんと作っているのがわかる味。これは食べたほうがいいです。
リキが相撲時代にチャンコに入れていた物とのこと。スープは濃厚ですが野菜も多いのでしつこくありません。女性でも十分いける。
美味しかったです。元レスラー云々抜きにして食べても高い評価だったと思います。
値段を高いと思った人もいるかもしれませんが安いのもあります。高いのを頼んだだけで。

強いていえば麺の存在感がアレかな?あと店員さんの接客は良かったけどオペレーションが少し謎。
立って待ってる人がいるのに、席が空いてもすぐ座らせない。何か手順があると思うんだけど。
帰り際レジで店員さんに「今日は力皇選手いないんですね」と聞いたら、「そうなんです、すみません」とのことでした。
でも天理まで来た甲斐がありました。宗教都市、天理を少しですが歩くこともできたし。他の都市とは全然違うんですね。衝撃的でした。
天理にはこういう機会でもないと一生訪れることはなかっただろうから、リキに感謝。ラーメンはお勧めできます。
レスラーや相撲取り、また他のスポーツ選手のサイン色紙も飾ってありました。とにかくリキの人柄がしっかり伝わる店、ラーメンでしたね。


↓天理駅。近鉄とJRが入っています。高校野球でおなじみの天理高校も建物を見て来ましたが・・・これが高校か?と思う建物。
天気の良い日でした。天理滞在は1時間程度。



・・・長くなりました。天理からJR奈良線で奈良へ行き、同ホーム上で乗り換えて大和路快速で新今宮へ向かいます。
前回関西に来た時も法隆寺へ行くのに使いましたね。
新今宮で下りて安いホテルへ。いわゆる簡易宿泊所ではありません。ちゃんとバストイレ付き。楽天のポイントも使って一泊3800円くらいかな。
私は一人旅なら泊まれればそれでいいと思ってるので安いところにしています。

15:30頃からホテルで一旦休憩の後、南海の新今宮からなんばへ。あの辺りは交通機関がすごく多くていいですね。
なんばも歩いてもいける距離。
17時からなんばでNOAH観戦して、その後20時過ぎから大阪に住む小・中学時代の同級生と飲み。
この同級生は小学校6年間同じクラスでした。私のいた小学校は3年生、5年生になる前にクラス替えがあるのですが、いずれもクリア。
1年生から6年生まで同じだったのはあと2人ぐらいいたはずです。中学卒業後は別の高校になっており、その後接点はあまりなかったのですが、
3年ぐらい前に帰省するバス(盛岡駅から)で一緒になり、そこから交流が。
なんばのお好み焼き・鉄板焼きの「千房」で食事でした。しかも「千房エレガンス」という高級店。同級生が予約してくれました。
お好み焼き、とん平焼き、タン塩焼き、他色々食べて飲んで語って楽しい時間でした。
ちなみに焼き物は焼いたものを持ってきてくれるスタイル。さすが高級店だ(笑)閉店までいたのかな、最後のお客さんでした。
↓日本酒を飲みましたね。


とにかく同級生が私との再会を祝い、嬉しそうにしていたのを見て、こちらも嬉しくなりました。
ブログがすごいとか、人生を楽しんでるとか、おまえは変わったとか、そんな会話を。
2軒目にショットバーも行きましたが終電は終わってました(笑)
故郷とは全然違う土地で会って、初めて酒を一緒に飲んで、昔のことも今のことも語って、1日目の夜は更けていきました。
1時ごろになり同級生はまだまだイケる感じでしたが、旅の疲れを抱える自分がギブアップ。申し訳ないことをした・・・
でもこれで大阪へ行く楽しみが1つ増えましたね。


翌日25日は実は全くのノープラン。それでも困らないのは自分が鉄道など交通機関に強いからですが・・・
でも出発する時には1つのルートが頭の中で完成しました。10時にホテルを出てまずはJRで神戸へ。
神戸・・・阪神淡路大震災から20年。その慰霊をしたいなと思っていたのでまずは神戸駅に降り立てば何かあるだろ、
と思って行ってみたら、実は三宮のほうがそれっぽいのがあるってことで三宮へ地下鉄使ってリターン。
でも神戸駅に降りたおかげで、こんな壁画を発見。横山光輝の三国志ですね。横山先生は神戸出身でした。
↓写真がとてもキレイに撮れました。蜀の五虎大将軍、右から馬超、張飛、関羽、趙雲、黄忠です。


三宮では駅から少し歩いて阪神淡路大震災の「慰霊の灯」がある公園へ。神戸市役所のすぐ近くです。
20年の月日が流れました。私は当時大学入学前の受験生。センター試験の2日後だったか・・
慰霊とこれからの安全を祈ってきました。他にも何人か訪れていましたね。





その慰霊の灯がある公園から少し東へ歩くと三宮と神戸空港を結ぶポートライナーの駅「貿易センター駅」があります。
ポートライナーで神戸空港へ向かいます。
そこへ向かう途中に撮った「神戸サンボーホール」。プロレス会場として有名ですね。今は休んでるんだっけ?


このサンボーホールに隣接する商工貿易センタービルには過去来たことが。その往復でポートライナー乗った記憶が。
でもポートライナーで海のほうへ向かうのは初めて。
神戸の港を眺めながら、一路神戸空港へ。神戸空港の手前の「京コンピュータ駅」から「神戸空港駅」の距離が長くてびっくり。


神戸空港。正直、「小さい!」印象です。完成までは紆余曲折あった空港でしたね。空港の屋上にポートライナーの駅が。


で、この神戸空港から関西空港へ向かう船が出ていると知り、ぜひそれに乗ってみたいと思ってやってきたわけです。
神戸空港から数分歩いてその船「ベイ・シャトル」が出る港があり、そこでチケットを買って船に乗ります。片道1850円ですから安くない。
船着場。休日だったからか昼だったからか、お客さんは少なめどころか10人ちょい。でもお勧めですよ。


大阪湾の海の上から。天気が良くて波も穏やかでした。所要30分。関空の船着場からは無料のバスで5分で関空へ。



関空では軽く昼飯をラーメンで済ませ(じっくり回りたかったけど、この後の予定を考えて滞在は15分くらい)、
急いで南海の関空特急「ラピート」に乗車。これも前日の京都じゃあなあいがギリギリで特急券買えて乗車しました。
関空自体には1度行ったことがありましたがラピート乗車は初。快適。乗り心地抜群。


青の車体が有名ですがこれは「ベータ」とある少しクラスが違うタイプ。車体が紫でしたが・・・


先頭部分は白。女性狙いなのか、そういう雰囲気の車輌でしたね。ハッピーライナーとか言うらしい。


あっという間に再び新今宮。新今宮が今回の旅の基地でしたね。そこから歩いて10分ぐらい、やってきたのが、
天王寺動物園。前日飲んだショットバーで店員のお兄さんから勧められました。


いかにも市が運営する動物園でよくも悪くも古い感じ。16:00が最終入場、早めに行きたかったので関空で急いだわけです。
自分は15:20頃に入ったのかな。
いろんな動物がいましたが、目玉はあまり無いのかなあ。入場料も安いし、動物園というより憩いの場かもしれませんね。
↓象。鼻を使って何か食べたり砂を浴びる様子が面白くて、しばし見入ってしまいました。鼻ってあんなに器用に動くんだなと(笑)


そして動物園の一番人気だったのがこの虎。もちろんタイガースのある土地。虎が人気なわけです。大きい虎でした。


アフリカのサバンナに来た雰囲気を持つこのエリアにはキリンやシマウマが。とてもいい雰囲気でした。右上にはあべのハルカスがうっすら。


通天閣も近くに見えました。天気が良くて、あまり寒くなく、いい動物園日和。家族連れもたくさん。爬虫類館も見ました。


足もとから見た通天閣。まだ登ったことはありません。


通天閣のふもと、「新世界」にあった店。同じ写真をNOAHの杉浦が撮ってtwitterにUPしてましたが(笑)丸藤副社長の店。ではない。


動物園を17:00ぐらいに出て、再びホテルへ向かい休息。そして夜は食い倒れ。画像なし。
まず新世界の「やまと屋」(動物園前駅に近いほうの店)で串かつ、どて焼き、カキ酢。ビール2杯で半分おまけ。
実はこの店は2度目です。近所の「八重勝」は大行列でしたがやまと屋も有名店ですね。とにかく美味い早い安い。
サクッと食ったら今度は東梅田へ。ここでOSホテル地下の「喜多寿司」、お初天神通りの大衆酒場「松屋」へ。
締めに御堂筋に面したうどん屋さんでこんぶうどん。食いすぎた・・・でも、飲んで食って楽しかった!
昼間動き回ってたし、旅先の高揚感もあって、いくらでも食えましたね。ホテルへは23時ごろ戻りました。
ええ、書いたこと以外は何もしておりません(笑)呼んでもいません(笑)

今までなら京都競馬場かWINSなんばか、住之江か尼崎のボートに行ってたと思うのですが、最近はギャンブルは控えてますので。
それによって却っていろんなところを見て回れました。


翌日26日は平日。でも仕事は休暇にしておりました。まずホテルを出て、近くの「あいりん地区職業安定所」へ。
新今宮駅の向かいにあります。福祉施設や病院も併設されています。見に行ったというより歩いてみただけですが。
古い職安の建物、日雇い労働者を乗せていく車のために1階部分は車が入れるスペースが。普通に労働者募集してました。
中に入りたかったけど・・・でも見せ物ではないしね。建物一周してたら雨が降ってきました。
周辺にたむろする労働者、安い居酒屋、立小便をする人、簡易宿泊所、普通目にすることのない看板・・・
でも、これが現実なんだと。日本の現実のひとつなんだと。それを見れて勉強になりました。

さて、ここまでの旅程はtwitterにもUPしながらでしたが、それを見た関西在住のフォロワーNさんが、
どうも私のルートはツボを外している、これでは関西を楽しんだことにならんのでは、と心配してくださって、
お仕事お休み、さらに風邪気味の中、私のために「大阪案内したる」と来て下さった。
集合は大阪駅隣の福島駅。ちなみにそのNさんとはこれが初対面。
twitterでは何度も楽しくやり取りをさせていただいていましたが・・・第一印象、背が高くてイケメン。
自分も長身ではあるけど、目線が合う人はそうそういない。いかにも関西の人って雰囲気で、でも気さくなイイ方でした。
↓福島駅。東北の福島駅に次いで2つ目の福島制覇。次は木曽福島でも狙うか(笑)渡島福島は既に無いし。


そこから歩いて10分近く、麻婆豆腐がうまい店「オイル」へ。テレ朝のスマステでも紹介されたとか。
ランチは行列になるらしくて、案の定11:30の開店に対して10分ぐらい前に着いたのに、もう行列が。
でもどうにか1回転目には間に合った。15,6人も入れば満員の店。
お客さんは9割がた麻婆豆腐ランチ。そして来ました!!これがNさんがやみつきになっている麻婆豆腐!!


結構な量があってご飯お代わり無料で900円か950円ぐらいでしたか。
とにかく美味かった!!甘さ、辛さ、全ての味が見事に調和していて飽きが来ない、ご飯との相性も抜群、
そしてひき肉が多い!ボリューム満点、ご飯おかわりすればもうお腹いっぱい、スープも美味かった。
これは並ぶ価値アリだし、テレビが取材するのもわかる。素晴らしいランチでした。
ちなみにこのお店、中華料理屋さんなんだけど、オイルにこだわってるから「オイル」という店名。
接客する店員さんも良い方々で、料理人1人で大奮闘。少し待つけど待つ価値アリ!!店出たらまだまだ行列。
大阪駅からも徒歩圏内。お勧めです。大阪行ったらこれを食え!!と言いたい。

その後「いか焼き食べたことあります?」との質問をNさんから受け、私は無かったのでではいきましょうと、
大阪駅から阪神百貨店の地下へ行き、阪神百貨店地下の食べ物屋さん密集地帯へ。ここ、初めてでした。
近くの地下街「ホワイティ梅田」は何度もありますが、ここは見つけられなかった。こんな空間があったのか・・・
でももうすぐ改装工事のため取り壊されるとのこと。
さてこれが関西名物、いか焼き。なんと150円!!小麦粉で作った生地にイカがゴロゴロと入ってます。軽くソースがかかってました。


うまいですねえ。おやつに最適。これがこんな値段で。安い早い美味い。そして粉物文化の極致を見た気が。
これを頂いてNさんとお別れ。関西を楽しんでもらおうというそのお気持ちにただただ感謝。最終日に素晴らしいガイドをしていただきました。

そこから京都へ向かいますが、最近大阪駅は改装工事がされており、橋上改札を出たらこういう風景も。


さらに展望台?天空のなんとかって名前だったと思いますがこんなスペースも。


駅ビルも大阪駅北側に出来ていて、とてもキレイでした。
大阪を13:00過ぎぐらいに発ち、新快速で京都へ。京都に行ったのは帰りの新幹線回数券を京都→新横浜で取っていたためです。
14:00前の新幹線で一路自宅へ。自宅には17:00頃の到着。

いやー、楽しかった。疲れと食べすぎと諸々でカゼひいてそれが悪化して1/29あたりに胃腸炎を発症、苦しみましたが、
そんなことはともかく、関西を回り、歩き、観て、食べて、飲んで、語って、とても有意義な旅でした。
やっぱり大阪はいいですね。でもまだまだ回りつくしていない。もっともっと見たい所行きたい所があります。
次回はいつにしようかと、今から考えています。できれば3年ぐらい住みたいのが本音でもあります(笑)

以上です。長文にお付き合いいただきありがとうございました。

第11回酒場放浪記@東十条。衝撃の夜。

2014-12-23 13:05:10 | グルメ関連
酒場放浪も第11回を迎えました。今年3度目にして最後の酒場放浪。※過去の記事は文末に記載しています。
友人Sの提案で、「東十条」へ行ってまいりました。


今回の放浪先、「東十条」は都心にも近いところですが、正直何があるんだろ、というレベルの認識しかない場所。
今回駅に降り立ったのも初めて。2つ東京寄りの「上中里」もそんなイメージですね。
しかし、東十条には良い酒場がある!と今回の放浪でハッキリ言える自分になりました(笑)

当日は生憎の雨。東十条の南口を出ると左に操車場があって京浜東北線の車輌が留まっていました。
歩いて2、3分、最初の目的地はやきとんの店、「埼玉屋」。東京都ですが・・・
ここでSと合流。Sは先に並んで場所を確保してくれていました。いつも申し訳ない。
↓看板。向かいは北区の保健所でした。



そしてこの埼玉屋ですが、



驚愕しました。



いろんな酒場でいろんな良い思いをさせて頂いてきましたが、
ここは別格と言っていいでしょう。異論は認めますよ、でも私のその感想は生涯揺るがないでしょう。
それくらいの衝撃でした。


土曜日の16:00開店を前に15:00くらいから並ぶ人がいて、並ぶ人を店の若大将が気にかけて捌いて、
まずこの時点ですごいことですよ。
16:00ちょうどに開くと、お客さんが一斉に入店。カウンター20席、テーブルもそのぐらいですか、満席。
そして、それ以降お客さんが入ってくることはありません。18:00の閉店まで。閉店は18:00なのです。
1人遅れてしまった人がいて、店の大将に冗談まじりでたしなめられていた人がいましたが、それはイレギュラーなのでしょう。

16:00開始の40人ほどのお客さんのみに、店は全力投球します。平日はまた少し違うでしょうが・・・
そしてここはやきとん9本がおまかせで出てくるのみです。店内にメニューもありますが、やきとんは原則注文できません。
長々書きませんが、この店は多くの「ルール」が存在していました。開店同時入店のみ、写真撮影不可、おそらく予約もダメでしょう。
写真は「食べログ」に多く載ってますけどね(笑)やきとんは食べたら串を皿に間隔あけて置いて、後からくるやきとんを載せる。
いろんなルールがあります。ただ、初めての人でも困ることはありません。大事なことは教えてくれますから。
でも予備知識は持っていったほうがいいでしょう。酔ったお客さん不可は店の扉に張り紙がされています。私語はぜんぜんOKですが(笑)

ハッキリ書きますが、ここはお店がお客さんを選んでいます。店のルールに従えない人はダメなのです。
しかし、その分、お客さんには店が最高のモノ(料理・サービス含めて)を提供します。
その信頼関係で成り立っている店です。こんな店があるんだなと、驚きました。
お店が演じる舞台に、お客さんが見て味わっている感覚。お店の人も気さくに話しかけてくれるから雰囲気もいい。
ちなみにお客さんの年齢層が私と近い人が多かった印象。


料理はまずお通しのクレソンと大根のサラダ。そしていよいよ焼き物の登場ですが、
まず店の大将がお客さんに焼く前の肉を見せて、説明もしてくれます。
そしてその味たるや・・・・
今まで食べていた焼きとん、焼き鳥の類の中で間違いなく、圧倒的に突き抜けた1番です。
異論は認めますよ。食い物の味なんて百人いれば百通りの解釈がありますから。でも私は、そう思った。

さらに、出てくる物がただのやきとん、焼き鳥ではなく、
一部の串にはやきとん、焼き鳥、それらのジャンルを遥かに超えるアレンジがされていました。
これがお客さんをひきつけるのでしょう。。
出てきた串は以下の9種類。
最初に出てきたのがとろける肉(上アブラ?)。半ばレアでとろけた。最初にガツンと。
シロ、タン、カシラ、ハツ、ナンコツ、ネギ間といった定番も来るが、それらもその部位の旨さだけが伝わる。一切の臭みがない。
ハツはサービスで2本いただきました。あんなうまいハツってあるのだろうか?
そして使っている塩、その塩加減、見事でした。カウンター席が焼き場のすぐ脇で、焼く様子を見れていたのですが、見てるだけで楽しい。

驚愕したのは白レバー。レバー苦手な人も絶対食える。レバー臭さなんて全くなく、あの独特の食感すらないんです。ひたすらプリプリ。
さらに1カケはオリーブオイルをつけて食べてみて、とのこと。
レバー出る前に「ポルコ」という豚の耳とキュウリをオリーブオイル、胡椒で味付けした料理がでてきました。
ちなみにやきとん以外はオーダーが出来ますが、店のほうから「食べる?」と聞いてくれるパターンがおおいです。
そしてオリーブオイルをつけて食べたら・・・新たな世界が広がりました。驚きました。
焼き場は、大将と若大将が途中で選手交代してましたね。大将も、若大将もすごくいい人。

さらに「チレ」といういわゆる脾臓。これ自体に味はあまりないのですが、そこへこの店は「エスカルゴバター」を少し乗せてくれます。
やきとんのお店でエスカルゴバター!!塩味の強いバターにハーブが入ってるんですかね。
このコクと塩味でチレの眠った旨さが最大の爆発を見せます。ただただ驚愕。

フィニッシュは鶏の正肉(シャモだと言ってたと思う)に、なんとサルサソースをかけてくださる。
(エスカルゴバターもそうだけど、店の方が適量かけて回ってくださいます)
このサルサソースが肉のうまさを100%引き出して、口の中で素晴らしいハーモニーが生まれました。ひたすら驚愕。

その他、煮込みもいただきました。フランスパン付きです。この煮込みも初体験です。こんな煮込みがあっていいのかと。
洋風な味もすれば、味噌のせいか心の奥の懐かしさを引き出してもくれる。フランスパンに合う。この煮込みの海でおぼれたい。

お酒は数種類ありますが、8割ぐらいの人が最初は「生レモンハイ」を頼みます。凍らせた焼酎を使っていて、レモンが3カケ。うまい!!
2杯飲んでから、生ホッピーへ行ったのですが、そのレモン3カケをジョッキに残した状態で、生ホッピーを注いでくださる。
うまい!!!生ホッピー2杯飲んだかな、計4杯でした。串がお任せなので、お会計は心配にはなりますが、全然普通です。
というかこの驚きを与えてくれたことからすればもっと出していいぐらい。

お店が、最高のモノを提供するんだ、どうだ!と言ってくるわけです。客には一切媚びない。
そして伝統にこだわらず、新しいモノを提案してくる。自信がないとできませんね。研究と研鑽の賜物でもあると思います。

長くなりましたが、この店の凄さは、いくら行を使っても書ききれません。ひたすら、旨かった。驚いた。
こういう店に行けたことは人生の大きな出来事、と言っていいでしょう。


あとは2軒目に近くの「さくま」へ。暖簾がなく、極めて常連さんメインの店だけど、ここも素晴らしかった。
口は悪いが料理もサービスも最高な女将さんが一人で切り盛り。ゆっくりと流れる時間を楽しみます。急いじゃいけない店。
厚岸のカキ、とろぶつ、しめ鯖と海産物中心にいって(あと何か食べた)、お酒は今日初のビールと、その後熱燗で。
燗は専用の容器で暖めてくれます。そんなところもいい酒場。古きよき酒場。大人の店です。でも並ぶ料理はどれもこれも超一流です。
常連さんメインですが、入りにくいことはありません。ただ、「空気」をある程度感じないといけないでしょうね。
ここでは写真を。



3軒目は東十条から少し歩いて埼京線の十条へ。そして十条といえば、斎藤酒場。有名店です。駅の近くにあります。
ここは1軒目から攻めたかったと思いましたが、3軒目でも十分楽しめました。名物の大根煮、肉豆腐などをいただきました。
ここも伝統ある酒場。年配の女性たちが働き回り、お客さんは老若男女がいます。写真NGらしかったですが、料理を撮りました。
こういう酒場が似合う男になりたいと思わせてくれた店でした。だいぶ酔ってて何飲んだかほぼ記憶なし(笑)


入り口。カッコいいですね。1人だと少し入りづらいかも。でも楽しかった。



その後十条の商店街にある天翔に行こうとしましたが、ここはもう閉まっていました。
というか、十条の商店街は有名ですが、土曜の夜、歩いている人が少なくて・・・


最後にその商店街にあるショットバーでクールダウン。クールダウンとか言いながら3杯くらいカクテル系いただきました。
お店のバーテンダーの女性が「アイドルか?!」ってぐらい超絶かわいかったのは覚えていますが、
店名、そしてここで何を話したかとか、全然覚えていません!!(笑)

そうして東十条→十条の夜は更けていきました。寒かったね~
でも、心がすごく満たされました。埼玉屋が何と言っても驚愕。他もいい味と雰囲気。
東十条、素晴らしい街です。
さて次回はどこにしましょうか。来年も酒場を楽しみたいと思います。


【過去の酒場放浪】
第1回渋谷(記事なし)
第2回赤羽→2011年12月4日の記事
第3回蒲田→2012年1月16日の記事
第4回荻窪(記事なし)

(番外編)日本クラフトビアフェスティバル→2012年4月9日の記事
第5回神田→2012年7月25日の記事
第6回新橋→2012年10月8日の記事

(特別篇)上野→2013年2月18日の記事
第7回目北千住→2013年3月13日の記事
第8回目吉祥寺→2013年7月10日の記事
第9回目湯島→2014年7月29日の記事
第10回目武蔵小杉→2014年10月11日の記事


11月22日~24日、福島への旅。

2014-12-01 22:16:30 | グルメ関連
先の3連休11月22日~24日、福島へ旅をしてきました。
毎秋恒例の、大学時代のサークルの福島温泉宴会旅行に加え、今年はそのサークルの先輩の結婚式披露宴も重なり、
2泊3日の旅となりましたが、天気にもほぼ恵まれ、胃と肝臓を酷使しながら楽しんできました。


まずは22日昼過ぎに東京を発つ新幹線で福島へ。
新幹線の中で1杯・・・といきたいところを我慢して(旅先での1杯目のほうが美味しい)、
福島駅へ14:30過ぎについて、そこから大学の同級生の車に乗せてもらい目的地の土湯温泉へ。
「福うさぎ」という宿(温泉ホテル)でしたが、これが去年改装されたとのことでキレイでした。
土湯の川沿いにあるとても立派なホテルです。名前は福島に春先に現れる「雪うさぎ」から取ったのでしょう。
↓大きなこけしが目印です。


ここで大宴会。
一次会の前にまず乾杯して軽くビール、温泉へ入って、そして宴会。
温泉がいろんなお風呂があって良かったです。広いし。お湯も良かったし。
宴会は食べきれないほどの料理が並び(実際食べきれず)、とても豪勢でした。
量もさることながら質も良く(魚系が多かったとは思った)、楽しい宴会となりました。
でもそんなに費用がかかってはいません。ホテルのサービスがすごかったですね。
それは二次会も朝食も。飽食日本、と言いたいところですが、旅先で「食」は大事ですからね。

そしてサークルのメンバー・・・先輩も後輩も含めて1年に1度しか合わないメンバーもいますが、
基本的に趣味でのみつながる連中と、とても楽しい時間を過ごしてきました。
三次会でも遅くまで飲んでいましたが、テレビつけたら長野県北部の大地震・・・
土曜の夜、我々は楽しかったですが、暗転した人もいたわけですね。


翌日23日、朝起きてまず風呂、ここでサッパリして朝食、軽く二日酔いの中、
今度は福島の南、郡山へ向かいます。先輩の結婚披露宴が郡山で行われるためです。
サークルのメンバーのうちの一部がいわば代表として披露宴参加なのですが、
連日の宴席、正直胃や肝臓もさることながら、財布へのダメージが・・・うう・・・
まあでもそれくらいは、楽しい出費ですからね、競馬で負けるのとはワケが違う。


また同級生の車で郡山へ向かい、昼は「幸楽苑」でラーメンを軽く、
そして会場の「ホテルはまつ」へ。ここに泊めていただきそして披露宴です。
「はまつ」は私は福島県の地元系ではトップのホテルだと思っていますが、
サービスから何から素晴らしかったですね。


早めにホテルに入って一休み、16:30から披露宴。
私たちサークルのメンバーもちょっとした余興?をさせていただきました。
何をやったかはまあ、、、、いろいろと(笑)

披露宴のお楽しみ、料理が素晴らしかったです。美味しかった。
途中、料理長が肉料理のフランベを見せてくれる演出などもありました。


そして披露宴は、いろいろとあってかなり押し気味の進行でしたが、
とにかくハッピーが会場中にあふれる素晴らしい式でした。先輩の人柄ですね。
大学入学直後、右も左もわからぬままサークルに入った時にその先輩がいたわけですが、
先輩とは思えぬフレンドリーな温かみのある人で、非常に安心したのを覚えています。
二次会はホテルの最上階のラウンジで。出席者も面白い方々ばかりで盛り上がり、
郡山のハッピーな夜は更けていき・・・

ません。

ここからサークルのメンバーで三次会となんと四次会まで。
皆さんタフである。自分もだけど・・・
飲んで食って語って、日付が変わってからホテルへ帰りました。
小さな復興支援?でもそんな高尚な気持ちはなく、ただただ福島の夜を連日楽しみました。


翌日24日は朝早起き。旅先で泊まった後は結構早めに帰る癖がありますが、
平日よりも早めに起きてホテルの朝食を頂きました。
これがもう、うまかった(写真なし)。朝から感激してしまい、新幹線の時間が迫っているのに、じっくり味わってしまいました。
さすがはまつです。ホテルからはタクシーで郡山駅へ。

というか。この旅を通じて「食」に大満足でした。
旅の目的は人それぞれですが、私はやはり「食」にこだわります。
その「食」が満足のいくものだったので、とてもよい旅になったと思います。
そして同級生、先輩後輩、いろんな方々のおかげで素晴らしい福島旅となりました。
この場を借りて感謝申し上げます。

24日は朝10:00頃には自宅に着き、夜のプロレスリング・ノア後楽園ホール大会に備えました。
ノア後楽園の模様は3つ前の記事です。

以上です。また福島で来年も遊びます。皆様も是非機会があれば福島へ。

おまけ。これは福島駅西口のコインロッカーに貼られていたものです。こういう遊び心、大好き。



第10回酒場放浪記@武蔵小杉。私の住む街で名店めぐり。(写真追加)

2014-10-11 23:22:37 | グルメ関連
※タイガース勝利は2つ前、NOAH横浜展望は1つ前の記事です。

友人Sとの酒場放浪もこれが記念すべき10回目。

過去記事は以下の通りです。

第1回渋谷は記事にしておらず・・・
第2回赤羽→2011年12月4日の記事
第3回蒲田→2012年1月16日の記事
第4回荻窪も記事にはし忘れ・・・

番外編日本クラフトビアフェスティバル→2012年4月9日の記事
第5回神田→2012年7月25日の記事
第6回新橋→2012年10月8日の記事

特別篇上野→2013年2月18日の記事
第7回目北千住→2013年3月13日の記事
第8回目吉祥寺→2013年7月10日の記事
第9回目湯島→2014年7月29日の記事

行ったのは10月4日ですから、およそ2ヶ月余ぶり。
そして今回は私の住む武蔵小杉で行いました。

武蔵小杉は最近発展というか再開発が凄まじく、2006年から住んでる自分ですらまったく当時とは様変わり、と思います。
しかし、昔ながらのお店、再開発前からあるお店もたくさんあります武蔵小杉。
吉田類の「酒場放浪記」にも出てくる店もあり、今回はそこを攻めました。

ちなみに、今回写真がありません。1枚も。撮ろうと思いながら飲んでるうち、
忘れたり、まあいいかと思ったり(笑)なのでグルメブログとしては失格です。
文字ばかりですみません。
(10/12写真追加。Sより写真を提供してもらいました。感謝)

まずは17:00前に東急南口に集合(といっても自分は移動時間5分(笑))、最初はその東急南口近くにある、「玉や」へ。
酒場放浪記にも登場します。
予約していたのですんなり入れましたが、17:00開店のはずが(てかこっちも10分ぐらい前に入ったが)、
既にお店は開いているどころか先客まで。このあたりの良いいい加減さ、好きです。
小さいお店なので(カウンター8席ぐらい?テーブルは2人か3人座ればいっぱいのが2つ)、あっと言う間に満員。
そして満員状態は我々が出て行くまで続きました。誰か出てもすぐ人が。もちろん長くお客さんも。

主に焼き鳥、うなぎの焼き物が有名ですが、もう1つ有名なのが「ポテトサラダ」。
もはや名物。盛りがすごくいい。大人の男1人でも、それだけで腹いっぱいになるレベル。当然注文。
お通しにはたくあん。珍しいですね。少ししょっぱい、というか食べ物の味は全体的に濃いほうです。その分酒が進む進む。
そしてポテトサラダ、野菜の上に山盛り、そこへアスパラ、トマト、キュウリが確か載っていた。
その味たるや・・・ポテトサラダがこんなにうまくていいのか。胡椒が絶妙に効いており、これならいくらでも食える!!
万一酒が飲めなくなっても、このポテサラのためだけにでも通いたい。
↓これが名物ポテトサラダ。


焼き物はタン、カシラ、レバー、なんこつ、アスパラベーコンなどをいただきましたが、これらもすごいレベル。
牛ステーキは売り切れ・・・メニューには他にもいろいろありましたよ。海鮮系もあった。
そしてこの店のもう1つの名物、うなぎも。串にうなぎが絡まっている状態ででてくる「からくり」という名前のものです。
うまかった!!うなぎうまい!!
↓うなぎからくり。山椒たっぷり。

お酒もビール2杯、そして日本酒も。どぶろく新酒を飲んだがこれもうまい!!

完璧でした。ご夫婦でやっている店ですが、奥様の愛想もとてもよく、ご主人の腕もよく。
これぞ酒場、こんな店が我が地元にあることを誇りに思います。
しかも、結構飲み食いしたんですが、「!?」って思うくらいの値段で済みました。

タイガース関連のグッズが幾つか置いてあるのも気になりました(笑)今度聞いてみよう。
そして常連さんに愛され、我々のような一見客でもすんなり溶け込める雰囲気。最高です。
ただ、1人、ってのは狭い分逆にどうかな・・・

素晴らしいお店でした。評判に違わぬ名店。いつまでも続いてほしいけど・・・
↓店の前で。



2軒目はこれも予約していった「文福 南口店」。
串焼文福といえば、武蔵小杉における酒場のシンボルです。
JR南武線北口のほうに本店があり、南口は支店の扱いですね。ここは私2度目。本店はまだないです。
吉田類さんが訪れたのは本店です。向こうのほうが少し広いのかな。

玉やで結構やったので、ここでは軽く、と思いつつも結構飲んだ。生ホッピーがあるんだけどうまい!!!!
ホッピーは自分で作るよりやっぱり出来上がってる生のほうが美味しいと思う。
あと日本酒も結構なラインナップなので行きました。
食べたのは串焼きと煮込みのセット。煮込みは名物のカレー煮込み。もつ煮込みのカレー味です。
串焼き屋さんなんだけど、どことなく洋風な雰囲気も持っているお店。
↓食いかけですがカレー煮込み。


玉やで結構飲み食いしたのでお腹もそこそこふくれてから行ったんだけど、それでもここもうまいわ!!!
結構若い人(女性)が焼き物焼いてましたね。あと、お客さんが酒場にしては若い層が多い。
創作串焼きもいろいろ楽しいお店です。秋刀魚の串焼き・・・食べたはず。天使の海老・・・食べたっけ?
結構酔いも回っていて・・・やっぱり写真撮るべきだった・・・
メニューもいろいろ、お酒もいろいろで、とてもバラエティ豊かなお店です。

それでも決して高くない。残るのは満足感。こういう店が街にあることを誇りにまた思います。
でも玉や同様混んでいる、さして広くない、って点は1人で入るには少しハードル高いかな。
本店も行ってみないと。


その後、3軒目へ。結構酔っておりましたが。
店は文福の隣の「釧路料理 かじか」へ。ずっと気になってたんですけどね、なかなか機会がなく。
でも入りました。20時ぐらいになってたかな。
ここでも日本酒。そしてホヤの塩辛、じゃがバターと塩辛食ったっけ?刺身何か食ったか?
というかかなり酔った中で思ったのは、釧路というか北海道らしさがあまり感じられず、
気にしていた店の割にはガッカリしてしまった、というのが正直なところですが、酔った状態でしたからね・・・
味は悪くありません、いや美味しかったんです。お酒は「北の誉」、これも美味しかった。
次回はもう少しまともな状態で行きたいなと思いました。
↓写真により、刺身はイカを食べていたことが判明(笑)



これにて今回の酒場放浪@武蔵小杉は終了。
横須賀線に乗るSを送って新南改札まで行ったのはいいが、いつも通り肩組んだりハイタッチしたり・・・
酔っ払いました。でも、楽しい酒でした。美味しい酒ばかりでした。
わが町武蔵小杉、いいところです!!!!


酒場放浪は年内もう1回やりたいところです。次はどこが良いでしょうか。
行き先を考えるのもまた、楽しみの1つですね。

『ドカコック』

2014-09-29 00:18:52 | グルメ関連
最近『マンガ食堂』という本を買って読んだのですが、
(ネットでは結構話題の、マンガに出てくる料理の再現をしている方の本です)
その中ではいろいろと食欲を刺激される本が出てきたものの、
あまりマンガのほうを読んでみたいと思いはしませんでした。

でもその中から2冊だけは買って読んだ本があります。
1つは泉昌之の『かっこいいスキヤキ』です。泉昌之と言われてもピンと来ない人もいるかもしれませんが、
『孤独のグルメ』の原作者久住昌之と、漫画家の泉晴紀のコンビ名です。
これはいわば作品集なんですが、そんなに面白くなかった。グルメ話ばかりでもないし。

そしてもう1つがここで紹介する『ドカコック』です。


作者は渡辺保裕。絵の感じが『北斗の拳』にそっくりですが、北斗の拳の原哲夫のアシスタントだった人です。
いろんな作品を出してはいますが、私が知らないものが圧倒的に多いです。
でも最近まで『神様がくれた背番号』を別冊漫画ゴラクで連載していました。(阪神タイガースを舞台にした漫画です)
浪花節的な人間模様を描くストーリーと、ページを大胆に使う画力が素晴らしい人です。

内容は"ドカ"の京橋建策という男が全国を渡り歩いて土木・建築などの工事をして歩く中、
その地域での揉め事(というか人間同士のあれやこれ)を食べ物を作って食わせて解決するものです。
そしてその時の調理の様子を土木・建設工事に例え、建設機材や建設用語があふれかえります。
出来上がる時は完成、ではなく「竣工!」と言います。

料理はいずれも"ドカ"らしくパワフル。特にコロッケ丼、はりはり丼、カルビチャーハン丼は心から食いたいと思いました。
作者も実際に作って食べてみているようです。食べた人の決めゼリフは「ドカうまーーーー!」

こんなパワフルで男の食欲を刺激するグルメ漫画もありません。
グルメ漫画と土木建設のコラボレーションという異色の世界を楽しめます。
1話25ページぐらいの全8話におまけが少しついて1200円ですから安くないですけど。

ツッコみどころもたくさんあるし、主人公の名前が誤植されていたりするし、
いろんな意味で荒削りな漫画ですけど、とても楽しめました。
いま出ているのはこれ1冊のみで続刊はされていません。

ちなみに"ドカ"とは、その後に「タ」がつく職業のことですがそれは現在は差別用語です。
だから"ドカ"で止めています(笑)料理名にもドカ、って言葉が大体入ります。
流れドカ京橋建策の料理、もっと読みたいなあ・・・どっかで連載してくれないかな。

興味のある方はぜひお試しください。
読めば腹が減りますよ~

第9回酒場放浪記@湯島。「東のシンスケ、西の金田」のシンスケに。そして・・・

2014-07-29 00:05:55 | グルメ関連
前回の第8回から実に1年ぶりの開催になりました酒場放浪。
前回の様子はこちら→2013年7月10日の記事
毎度おなじみ友人S、そして今回は友人Sの奥様も。
前回の後もSとは会って飲んだりはしていたのですが、酒場放浪となると久しぶり。

今回は7月12日土曜日でした。
場所は名店ひしめく湯島。
まずは湯島聖堂へ参拝。久々です。10年ぶりくらいかなあ。暑い日でした。


せっかくなので絵馬に願いを書き込んで奉納してきましたが、
願いの内容は極秘のため画像はありません(笑)

その後S夫妻と集合場所にしたお店へ向かいます。
最初に入ったのは名店中の名店、タイトルにもありますが「シンスケ」。

湯島聖堂から降りて、お、看板が見えると写真撮ってしまったものの、こちらは勝手口。


玄関はこちら。ビルの1階ですが立派な門構えです。これだけで風情がありますね。


「東のシンスケ、西の金田」と呼ばれる、東京の名酒場の1つに足を踏み入れました。
酒場・・・居酒屋と呼べるような安さはないな、割烹に近いものがあるけどこの時代割烹自体が死語に近い。
酒場、がしっくりきそうですね。
店名は私の名前と同じですが、格が違います(笑)

とにかく店は雰囲気がよく、落ち着いて飲める、店員さんの対応もよい、雰囲気に酔い、酒に酔い。
料理に感激、暑い日のビールに感激。こんな酒場で飲める幸せ。
メニューは季節ごとに入れ替えされていて、旬の物が中心。
刺身(マグロ絶品)、ポテトサラダ、野菜のゴマ和え、銀ダラ西京焼き、名物?きつねラクレット、
いずれもその美味さを形容する言葉がありません。
それと「このわた」をいただきました。生臭さ皆無、塩はギリギリに控え、純粋に磯の風味だけ。
瓶詰めこのわたとは世界が違いました。
またこれも名物?のいわし岩石揚げもいただきましたが、武骨なネーミングながらいわしの風味爆発。
お通しから何からレベル高く、日本酒が進んで進んで仕方ありませんでした。
酒は秋田の「両関」のみ。「シンスケ」用に作られているとか。純米、本醸造、いずれも美味。

写真は禁止なので撮っていません。撮ろうとしたらSに止められ、そういえば禁止ってネットで書かれてたことを思い出す。

店は1階が1~2名さま用のカウンター中心。厨房に接したカウンターと、後ろに並行でカウンターがある感じ。
2階は3人以上(2人客もいたけど)用の席。1階と2階は雰囲気がまた違うようだけど、
自分はまだあの店の1階で飲めるような大人じゃない。名前は同じだけど。

大満足でした。強いて言うならば、それほど混んでない日でした。むしろそれが良かったのかも。


2軒目は湯島天神真下、と言っていい位置にある参道沿いの「酒席 太郎」へ。
キレイなお店です。でもここも大人がお酒を楽しむ店でした。
写真は撮っておりません。ここは忘れた・・・
日本人ではない店員のお兄さんがいましたが日本酒をよく理解していて的確に薦めてくれます。
シンスケで結構食べて飲んできましたが、ここでも結構食べました。
銀むつが巨大な量で出てきて、食えるんのか?!と思いましたが日本酒との相乗効果で一気に。
写真撮るんだった・・・

ここはメニューが席には置いてなく、ボードに書かれたものだけ。
値段が書いてないのが不安にもなりましたが(笑)
他にも何か頂いたと思いますが、何せ銀むつのインパクトが絶大で。塩辛か酒盗食べたか。
日本酒も2、3杯頂いたと思いますが、何せ酔いが回っていた上にメモも残してない・・・
酒場放浪記レビューを書く資格なし(笑)

店内の気温など、気になる点も無かったわけではないのですが、
少しおしゃべりしつつ日本酒と魚料理を楽しみたい場合はいい店ですね。
こういう敷居が高くはない、でも大人が集う店、こういうの好きです。
カウンターもあるので1人でもいけそうです。


こうして湯島の夜は更け、御徒町方面へ歩いていったところで、
途中のファミレスで甘い物を飲みまして終わり。
楽しい夜を与えてくれたS夫妻に、湯島に、シンスケに太郎に感謝。
暑い夏、というシチュエーションもまた美味くさせた。もちろん季節問わずお酒は美味しいですね。

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さて、酒場放浪記と呼ぶものは以上なんですが、
先日26日土曜日には、再びSと会い、またSの小中学校の同級生さんとの3人で、
なんと!
自由が丘の「金田」に行ってきました!!

そう、上に書いたとおりの「東のシンスケ、西の金田」の金田です。
3人で飲むことにした時に、諸々の都合から自由が丘にしたんですが、
店を私が決めるに当たり、悩みに悩んだ挙句、金田にしました。
本当は別の店で決めかけていたものを、たまたまネットで発見して「こ、これは!」となったのが真相。

金曜夕方に予約したんですが、土曜夜はもう満席寸前、それでもどうにか滑り込みました。
ただ「3名様だと2人の席になるかもしれません」とのこと。3人で2人席。
巨大な私では果たして・・・と思ってましたが。

土曜は超暑い日でした。
店は自由が丘駅近く。自由が丘は東横線のオシャレなイメージですが、伝統ある酒場も多数あります。
これは制覇していかないといけない。

店に入り、2階へ通されるところで、店の方(女将さんかな)から、
「席は4人がけができました、でも19時くらいまででお願いします」とのこと。
いや、十分です。その配慮がうれしかったです。

暑い日だからか別の理由か、生ビールが超うまい。
メニューはおそらく毎日手書き(をコピー)なのでしょう。
いろいろあって目移りしました。写真はここでも撮り忘れました。
シンスケ同様、1階は厳かな雰囲気があります。あれは何度か通わないと馴染まないかな。
2階と3階はテーブルと座敷です。2階では全ての席が予約されていました。
店員さんの対応も良かったですし、何より料理が出てくるのが早い!

料理は枝豆、特製ゴマ豆腐(これがもちもちプルプルで完璧)、
イサキ薄造り(ポン酢でいただく)、海老しんじょ(熱くてプリプリでうまい)、
里芋満月蒸し(尋常ではないうまさ)、肉豆腐(圧巻のうまさ)、ナスの印籠揚げ(夏はナスうまい)、
ウニの煮こごり(ウニの香り最高。日本酒と合わせて涙出るうまさ)、ハモ照り焼き(夏はハモの季節。最高)、
カレイ煮つけも食べたな(心にしみるうまさ)、唐辛子みそで酒が進み、焼き鳥もそこらの焼き鳥とは違う違う。
あと何か食べたな。

レベルが高いです。それだけの値段を取るので、居酒屋というカンジでは正直ありません。
酒場、そして「和食店」と言っていい店です。結構な良い値段になりましたが、納得満足です。
こういう店があることに、そこで飲めたことに心から感激しました。
また、別の季節に行きたい。そしていつか、1階のカウンターが似合う男になりたい。

強いて難を挙げれば、お酒の銘柄がないこと。日本酒は菊正宗のみ。そういう料亭も多いけど。
でもギネスビールは置いてある不思議な面も。お酒については通い続けるのが一番かな。
ちなみに、その日売り切れたメニューは、店員さんがメニュー一覧に赤線を引くという珍しい店でした。

しかし・・・後から来た4人組2グループがいずれも男1人に女性3人という組み合わせ。何だったんだ(笑)


その後、これはSの案内で近くの「あお山」という現代風の和食のお店へ。
カウンターキッチンで若い方が調理、年配の方がホールというカンジ。カウンターが中心の小さめの店です。
ここではお魚を中心にいただきました。金目と・・・白身の何かをいただきましたが、
刺身はとんでもなく美味かった!!
日本酒も高めだけど各地の銘柄酒をいただきました。いい店です。大人の店です自由が丘です。
切り子のお猪口にデカンタでお酒が出てきますオシャレです自由が丘です。

ただ、結構酔ってしまったので、何を食べたか、何を喋ったか、詳細を覚えていないところも!!
・・・無念です。
あと、強いて難を言えば(またか)、テレビはいらないんじゃないの、って気も。音はほぼ無かったけど。
でもいい雰囲気の自由が丘の大人がいて、ああ自分もこういう店が似合う男になりたい、とまたまた思いました。
というかこういう店をスッと懐から出してこれるSはすごいなと思いました。

自分はまだまだだ。
でもまだ伸びしろがあるということです。
酒の伸びしろはもうないかもしれないけど(弱くなった)。

また、酒場放浪を楽しんで、良いお酒と良いお料理を頂きたいと思います。
次はどこにしようか。


連休に帰省していました。

2014-05-12 22:31:33 | グルメ関連
今年はただの4連休でしかなかった大型連休ですが、
私は5月2日を休暇にして5連休に。そして帰省してきました。

私はかなり帰省しています。
お盆と正月以外にもGWは大体帰るし、それ以外にも年に2、3回は帰っています。
最近だと3月に父親の命日ができたりもしたので、そこも帰りますね。

地方から上京してきた人の中でも帰省回数は群を抜いて多いかもしれません。
以前いた会社では東北への出張のついでに帰省、なんてのもたまにやっていましたし。

長い休みがあるとまず帰省、という頭になってしまっています。
むしろ、私からすれば帰省しない人のほうが理解できないぐらいなのですが、
そこはまあいろんな事情もあるし、場所によっては交通費だって安くないですからね。

親恋しくて帰省する、なんてことは今まで一度もありませんでしたが、
ウチの家族の関係からすれば帰省が多いのも、変な言い方ですが自分で納得しています。
さらに今は実家に母親がひとりで暮らしている状態。
心配するなというほうが無理があります。親孝行のつもりでもありますね。
あとは基本土日祝日は休める、有給休暇も取りやすい職場にいるのもあるでしょうね。


さて今回はtwitterではさんざんつぶやきましたが、
帰省するときは寝台特急「あけぼの」を使って帰りました。
普通の帰省で新幹線を使わなかったのはこれが初めてです。
20年近く帰省、ってことをしているんですが。夜行バスも飛行機も車もありません。

その「あけぼの」乗車記については記事を改めて書きます。
廃止されたあけぼのですけどね、このGW中は臨時列車として走っていました。


そして5月2日午前に小雨の中、到着。
その日は休養に充て(とにかくその前の休みから遊びも仕事も忙しすぎて、カラダが・・・)
夜には近くの「五の宮温泉」に入ってリフレッシュ。

3日は父親などの墓参りと、近所で買い物&近場をドライブ。
母校の中学校なんかにも行ってみたり、地元の桜の名所「桜山公園」にも行ってみたり。
桜をはじめいろんな花を見てきました。
水仙もこれでもかと咲いていましたね。まんさくも美しかった、こぶしも咲いていたし、
桜だけじゃない花見を堪能してきました。
↓まんさくの花。


↓これは桜山公園の桜。母校である小学校のすぐ近くでもあります。




父親が眠る寺の本堂と近くにあった桜。住職は小学校の同級生です。


そのお寺から見えた桜。山のふもとに咲いていました。見ごろでしたね。



そして3日夜には大学の同級生Yが実家を奥さんと子供を連れて訪れ、
子供のかわいい笑顔に癒された後、Yと2人で飲み。
故郷の名物「花輪ホルモン」を食べ、世界のビールが味わえる「びいる亭」で飲み。
楽しくて飲みすぎた(笑)
↓ホルモンです。うまいです。


4日は午前中は寝て、午後から秋田県北部の一部をドライブ。
大館市比内にある洋食店「えんとつ」で超うまいハンバーグを食べる!!
うまい!!昼の2時なのに混んでて待ったけどうまい!!何食ってもうまい!!

そこから北秋田市にある大館能代空港へ。
1日に2本しか飛ばない田舎の飛行場へ。見に行くのは2度目かな。
閑散としていたような気がするんだけど、私が2階にある売店に入ると、
なぜか急に売店が混みだしてびっくり。飛行機発着の時間でもないのに。
そして北秋田市(鷹巣)の桜の名所「松栄の桜並木」を通って、帰路へ。
桜並木はほぼ葉桜だったけど、その木の大きさには驚いた~あれは見る価値がある。
その後再び比内へ行き、私が大好きな温泉「ひないの湯」へ。安いきれいお湯がいい。
↓大館能代空港。当初「あきた北空港」なんて愛称もついてたけど、定着しなかったのでは。


ひないの湯から見た夕焼け。



翌日5日は朝起きて青森の弘前へ。
天気がよく、普段はここまでハッキリ見えないことが多い岩木山がこの通り↓。キレイでした。


弘前城近くの伯母の家に車を停めさせてもらって、しばらく歩いてきました。
弘前城公園近くは昔のように車が停められないなんてこともなくなりましたが、
(今は郊外の駐車場に停めて、シャトルバスでの移動が多い様子)
駐車場料金は惜しいですしね、お城に歩いてすぐなので利用させていただきました。


お城の中はいつもどおりの賑わいでしたが、桜がもう散って・・・
↓いつもはこれでもかと咲き誇る桜のトンネルも葉桜のトンネルでした。


でも八重桜が咲きまくってましたのでそちらを楽しんできました。↓八重桜です。


あと、普段はまず行かない天守閣のほうにも行って見てきました。
石垣の大改修工事をする関係で天守のまわりのお堀が埋められてしまいますので、
今のうちにと見てきました。工事は10年ぐらい続くとか。


↓この八重桜もよかった。白っぽい花でした。


お昼は弘前でもやや郊外になりますか、弘南電鉄西弘前(現・弘前学院前)駅近くのそばの名店、
「たけや」で山菜天ざるをいただきました。うますぎです。
実はここは親戚筋にあたります。広い店内、岩木山が見えるロケーション、うまいそば、お勧めです。
↓これは店の外から撮っていますが、中の座敷からはもっとよく岩木山が見えます。



そして地元に戻ってまた「五の宮温泉」で入浴。
こうして連休は過ぎていきます。
翌日は最近定番になりつつあるJR「花輪線」で盛岡へ。
高速道路のバスのほうが早いし安いんだけど、混むと時間が読めないので、
時間通りに走る(ことが多い)花輪線で行きました。
盛岡からはスーパーこまち改め「こまち」(全部スーパーになったので逆にスーパーが取れた)で。
東京帰ってきたら寒かったですね。実家出てくるときも寒かったけど、同じくらいでした。
盛岡駅ではやぶさとドッキングの瞬間。



でも帰省して天気がいいといろいろ楽しめますね。
よい連休になりました。


あけぼの乗車記は改めて。

『漫画版 野武士のグルメ』レビュー。

2014-04-29 22:17:11 | グルメ関連
最近、『漫画版 野武士のグルメ』というのがあると知り、
すぐさま楽天BOOKSで購入して届いた数十分後には読み終えていました。



「野武士のグルメ」は「孤独のグルメ」「花のズボラ飯」の原作でお馴染み、久住昌之のグルメエッセー集です。
孤独のグルメの巻末にもあとがきにかえて的な感じでも少し書かれていますが(釜石の石割桜)。
私は原作を買って読んでいました。

今回の漫画版はそのエッセーを漫画にしたものです。
漫画は谷口ジローではなくグルメ漫画の大御所、土山しげる。
私も大好きな漫画家です。

原作のエッセーと大きく異なるのが、漫画版には「主人公」(久住さんではない)がいることです。
その人が現在、あるいは過去のグルメ体験を語る形式ですね。

原作にはなかった話も追加されていて、トータルで非常に楽しめました。
原作の雰囲気が漫画になることで非常によく伝わりました。
そして土山さんの画ですからね、不満なんかあるわけがない。
孤独のグルメのように、やってみたい気持ちにさせられます。
居酒屋でビールに野菜炒めとか。


敢えて言うならば「焼きそビール」という言葉が自分には違和感。
あと、美味しくなかった話(悪魔のマダムとか)は要らないと思うのだが・・・


傑作はやはり「釜石の石割桜」でしょう。
あれは3人のやりとりが原作でも面白かったのが漫画になってさらに爆発。
漫画化して大正解の話でした。旅先での一人酒、やりたくなりますね。

とてもオススメです。1200円+税ですから決して安くはないと思うんだけど、
私は値段以上に楽しめました。

4月13日~14日山梨への旅。

2014-04-21 23:16:13 | グルメ関連
観戦記は既にUPしていますが、4月13日に山梨市総合体育館でのNOAHの大会を観に行って、
そのついでに少し旅らしいこともしてきました。

というか行くまでが既に旅でしたね。

自宅から電車を乗り継いで、高尾駅から中央線各駅停車で山梨市へ。
こっちはまだ桜が残っており、ビール飲みながら車窓の桜を眺めたり、ツイッターやったり。
途中の勝沼ぶどう郷駅には駅を挟むように桜が。


山梨市駅で降りてから体育館へ向かう時は、
桃の花がこれでもかと咲く中を歩きました。三国志の桃園の誓いもこんなところだったのかも。
まさに桃源郷でしたね。


観戦記の時に上げたかもしれないけど、体育館にあった鶴田関係のトロフィーやパネル。




体育館からの帰りは暗い夜道を歩きましたが、東京からの観戦の方々と共に話しながら行きました。
そして私は翌日14日月曜日に休みが取れたので、甲府へ向かい一泊する予定を立てていました。
山梨市駅からは甲府へすぐ。

駅前の安いビジネスホテルに行き、
すぐに甲府の夜へ。甲府酒場放浪、といきたかったのですが、
一軒目に入った店が郷土料理「ほうとう」屋さんでして、
ある程度飲み食いしてからほうとうを食べたらこれでお腹いっぱいで終了(笑)

でも美味しいものをいただきました。
↓これはB級グルメで有名になった「鶏もつ煮」です。うまかった!濃い目の味がお酒に合いますが、
ビールはもちろん、日本酒でもいいし、山梨らしくワインでもいいのではと思いました。赤とか。ご飯にも合いますね。
レバーも、砂肝も入っていて食感も楽しい。ただ、濃いし、量があったのでやや飽きも。


他に焼き鳥と、何かとを頂き、お酒も地酒「七賢」を頂いた後に、締めのほうとう。これは豚肉ほうとうでした。
種類は色々あり、値段もピンキリです。


うまかったです。味噌味ですが濃くないんですね。
野菜もたくさん、しかし重くなってしまったのは、厚みがあり平たいうどんのほかに、
里芋、ジャガイモ、さらにカボチャが大きく切られて入っていたことでした。
もちろんカボチャ抜きではほうとうではありませんが・・・

でも美味しかった。今回入ったのは駅前の「小作」というお店。他では他の味がするのでしょう。
このお店ではなぜか最初にほうじ茶の入った急須と湯のみが出てきました。甲府スタイルなのかな。

そしてホテルに戻って、ホテルの廊下に置いてある漫画を読んで、寝て翌日。
甲府駅からそう遠くないところを観光してきました。

まずは甲府駅に隣接と言ってもいい甲府城跡。舞鶴城とも言われるようですね。
甲府といえば武田信玄ですが、この舞鶴城は信玄とは関係のないお城です。
お城というか私にはお城を再現した感じの公園に思えました。
実際、入場は無料だし、芝生は多いし。でも天気がよくて最高でした。

階段を越えていくと門がありました。左に聳え立つのは記念碑だか何だか。これもまたお城らしさを奪ってました。


上へ上がると眺めがいい!!甲府盆地を囲む山々が見えました。ただ、富士山は雲の向こうでした。
結構高いところまで上がれます。石垣がすぐ下に見えるところは足が竦むくらい。




これはその城跡から甲府駅、さらにこのあと向かう武田神社の方角を見ています。


甲府はまだ、こんな感じで桜も残っていました。


その後甲府駅へ戻り、駅にはこんな展示も。NHK朝ドラの「花子とアン」の舞台で盛り上がってました甲府。


そこからバスに乗り(30分に1本です)、武田神社へ。10分ぐらいで着いたのかな。
武田神社は武田信玄を祀っているというか、武田信玄がいた跡地というか。
こっちのほうが駅前の城跡・公園より歴史を感じましたね。
入口です。そこそこ観光客もいました。


中はそれほど大きさは感じませんが、静かでいい雰囲気。宝物殿もありましたが今回はパス。


神社内には能楽堂もありました。その写真はありませんが、能楽堂前から神社本殿を見る形の一枚。


駅前から神社前へ至る参道。神社側から撮りました。桜もまだ残っていたし、このまっすぐな緩い下り坂がいいですね。


神社でお参りをして、しばし滞在の後、駅へ戻って、また各駅停車でのんびり帰りました。
↓これは途中の駅で撮った桜です。



甲府、いいところでした。
遠くないし、今度またゆっくり訪れてみたいと思います。

沼津への小さな旅。

2013-09-01 22:15:43 | グルメ関連
今日から9月。
ふと、「今年は海に行ってないな~」と思い、電車に乗って静岡県の沼津へ行ってきました。

といっても家を出たのが昼の12時ちょい前ですが(笑)
というか沼津行きは今日決定したもので・・・なもんで、後から後悔することも幾つか。

自宅を出て、横浜駅で乗り換えつつ4分間で特急「踊り子」の指定席券を買うという慌しい状況。
(でもホームにクレジット専用とはいえ特急券売機があって助かった)

ところが沼津だから三島まで買えばいいな(「踊り子」は修善寺行きがある。最西で三島)と勝手に思い込み、
三島までの特急券&指定席券を買ったものの、
熱海で乗り換えても沼津着は同じ時間だったことが判明。ここで50円かな?損。

さらに、確実に座ろうと指定席を買ったものの、
後から自由席を覗いて見たら指定席よりむしろ空いてるくらい。
これで510円の損。まあこれは自由席が空いていたのは結果でしかないけど。

さらにさらに、特急に乗らず1本後の快速を使っても、沼津着時間は20分ぐらいしか変わらないことが判明。
特急券代1460円、自由席でも910円の損。まあ、踊り子乗りたかったからいいけど。


…何の反省会だろう?(笑)


↓そんな後悔だらけの道中、眼下に広がる太平洋。小田原~熱海間はトンネルも多いけど、景色は抜群です。天気も良かった。



沼津は2002~4年頃かな、出張でよく行ってた町です。
しかし仕事をするだけで、港へ行ってみたりは全くしていませんでした。
昼もラーメンとか食ってた覚えがあります(笑)


14:00少し前に着いたけど暑い!!



駅からバスで港へ向かい(所要10分ほど、料金190円)、
まずは昼ご飯。港の周辺にはたくさん海産物を売りにした店が並び、迷いましたが、
(有名店はこの時間でも混んでた)「どんむす」という丼物を売りにした店に決め、
いただいたのが↓「駿河丼」。あとビール。


これは生しらす、鯵のたたき、そして桜えびのかき揚げが乗ったもの。
美味しかったです。鯵が新鮮でした。生しらすも良かったし、桜えびは少し揚げすぎ(笑)
ご飯の上に刺身のツマ、つまり大根をのせてしまうのはいかがなものかと思いましたが、
美味しい味噌汁もついてて、トータルで満足です。


その後、港周辺を散策。
といっても暑くて、それほどあちこち行けなかった。

↓港の様子。それほど規模は大きくありません。ちなみに富士山は雲がかかり全く見えず。



↓これは港の入口にある展望台「びゅうお」。塔を2つつなげたような感じ。入場料100円。
真ん中の横棒が水門になっています。津波などの時はこれが下がるのでしょうね。


その展望台から撮った太平洋。左側には(見えませんが)伊豆半島が広がります。


その後、周辺の松林を歩いたり、港のお土産店(新鮮館という施設があっていろいろ売ってる)を見たり。
一応買っておかねばと、「鯵のひもの」を買いました。しかも高級なやつ。
帰宅後焼いて食べましたが、スーパーで売ってる輸入物で1枚100円とかのとは大違いでした。


そして16:00に港を出るバスで沼津駅へ。沼津滞在ほぼ2時間。
帰りは特急を使わずに自宅まで戻ってきました。
往路2時間、観光2時間、復路2時間。本当に「小さな旅」でした。
でも沼津はまた行きたいな~まだまだ見て周りたい町です。

↓帰りの車内から撮ったもの。小田原の手前あたりです。


とにかく暑い日でしたが、海を眺め、美味しいものを食べ、いいリフレッシュになりました。
9月も少しは、頑張りますか。