OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

ここでつぶやき…

2017-09-20 19:55:17 | Weblog

誰だって抑えきれない感情ってものがあるとは思いますがねぇ……。

それにしても筋道のとおらない話を押し付けてくる権力者には、我慢ならないものを覚えましたよ、今日は。

あぁ、今夜は日活のSM物でも鑑賞して、心を沈静化させないと、自分を取り戻せない感じです。

失礼致しました。

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今日は美しい日々との邂逅

2017-09-19 20:15:42 | 歌謡曲
美しい日々 c/w 青い雨傘 / 前川ゆき子 (キングレコード)

念願叶って本日、長年探し求めていた掲載のシングル盤を入手出来ました♪♪~♪

歌っている前川ゆき子は大きなブレイクも無いままにフェードアウトしてしまった女性歌手のひとりではありますが、個人的に思い詰めていた彼女の魅力とはズバリっ!

あべ静江のフォロワーとしてのそれであると書けば失礼かもしれませんが、しかし声質や節回しが本当にそ~なんですよぉ~~~♪

告白すれば昭和49(1974)年の晩秋、偶然にもラジオか有線で接した掲載盤B面曲「青い雨傘」を聴いたのが、その虜にされたきっかけでして、今回ゲット出来たレコード現物に記載のクレジットによれば、作詞:山上路夫&作曲:鈴木邦彦、そして編曲:竜崎孝路からの提供というのであれば、全く納得するしかない、如何にもソフトロックな歌謡曲がど真ん中♪♪~♪

歌詞の内容は、別れた男への未練みたいな、些かグズった女心の可愛さみたいな感じなんですが、既に述べたとおり、前川ゆき子の歌いっぷりの爽やかさがあればこそ、最初に接した時からずぅ~~っと、これはあべ静江の持ち歌かと、思い込んで幾年月……。

だから、どんなに探しても、あべ静江の「青い雨傘」というレコードに巡り合えないのは当然が必然だったというわけです。

しかし、それが氷解したのが昭和50年代も末頃からの所謂廃盤アワーの大ブームで、サイケおやじはようやくして前川ゆき子という歌手とデビュー作となった掲載のシングル盤A面曲「美しい日々」の存在を知り、また同時に長年探索していた「青い雨傘」という楽曲に邂逅したのです。

いゃ~~、それにしても前川ゆき子の「あべ静江っぽさ」はイヤミがありませんっ!

実際、今回じっくりと件のA面曲「美しい日々」を聴いてみても、作詞:山上路夫&作編曲:鈴木邦彦の企図したであろう、穏やかにして甘酸っぱい青春の思い出の世界を仄かにせつなく節回してくれる前川ゆき子の声質は素晴らしいかぎりっ!

当然ながら、あべ静江の代表的ヒット曲「コーヒーショップで」を強く想起させられるという真相は否定するべくもありませんが、それはそれ、これはこれですよ♪♪~♪

何と言われようとも、サイケおやじは前川ゆき子という歌手が好きなんですっ!

ということで、ヒット曲ではなかった所為で、中古屋でもこのレコードには良い出会いに恵まれなかったんですが、それが偶然にも知り合いの骨董屋に埋もれていたのを本日発見し、速攻でお買い上げという次第です。

ちなみにその店へ行ったのは、仕事関係者への贈答品を相談するためだったんですから、思わぬ余禄にウキウキしてしまったですよ、値段も破格に安かったしねぇ~~~♪

尤も、肝心の贈答品が、それゆえにボラレている気もしないではありませんが、まあ、いいか……。

ということで、願い続けていたれば、それは叶う日が必ずやってくるという信念を再確認させていただきました。

この幸せな気分には感謝を忘れず、大切にしたいものです。
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ジミヘン永久のブルース衝動

2017-09-18 16:14:28 | Jimi Hendrix
Martin Scorsese Presents The Blues / Jimi Hendrix (Experience Hendrix / MCA = CD)

 01 Red House (USA stereo version) ★
 02 Voodoo Chile
 03 Come On
 04 Georgia Blues (with Lonnie Youngblood) ※
 05 Country Blues
 06 Hear My Train A Comin'
 07 It's Too Bad
 08 My Friend ▲ ▼
 09 Blue Window (with Buddy Miles Express) ※
 10 Midnight Lightning
   ★Smash Hits (US LP & CD)
   ■Electric Ladyland (LP & CD)
   ▲The Cry Of Love (LP)
   ●South Staurn Delta (CD)
   ▼First Rays Of The New Rising Sun (CD)
   ◎The Jimi Hendrix Experience (4CD Box)
   ※未発表

本日はジミ・ヘンドリックスの命日ですので、追善企画としてご紹介は、2003年に編まれた掲載のコンピレーションCDなんですが、それはタイトルどおり、ブルースに特化したアルバムとはいえ、既に1994年に出ている「ブルース」とは全くの別物であり、その真相はドキュメント映画「Martin Scorsese Presents The Blues」のタイアップ商品ながらも、なんとっ!?!

未発表曲が入っていたという、なかなか侮れないオムニバス盤です。

その収録内容については、簡単な分類も含めて上記したとおり、既出音源がメインではありますが、なかなか味わい深い選曲はニクイところですし、良く聴けばミックス違いやリマスターの妙も楽しめるという優れもの♪♪~♪

例えばド頭の「Red House」は、イギリスにおけるエクスペリエンスの1st アルバムに収録されたオリジナルテイクとは異なる、アメリカ盤ベストアルバム「スマッシュ・ヒッツ」に入っていたステレオミックスのバージョンであり、さらにCD時代になっての1993年にアラン・ダグラスによってエコーが強調されたリマスターバージョンをまたまた手直ししたような新バージョン!?!

ちなみにジミヘンの遺族が監修する現行CDでは、2010年に再発された1st アルバム「アー・ユー・エクスペリエンスト?」、また同じく前述した1994年のオムニバス盤「ブルース」にはモノラルミックスで収録されているのですから、その意図は不明ながらも、聴き込む楽しみは尽きる事がありませんし、何よりもジミヘンのエレクトリックなブルース魂には悶絶させられますよねぇ~~♪

う~ん、やっぱり白人が演じるブルースロックとは一線を画するもと思うばかりです。

ですから、その意味も含めて、1969年2月に開催された例のロイヤル・アルバート・ホールにおけるライブギグのリハーサルテイクと云われる「Hear My Train A Comin'」のテンションの高さは圧巻で、こ~ゆ~ソリッドなノリこそがジミヘンの真骨頂でしょう。

そして気になる未発表曲では、まず「Georgia Blues」がR&B畑のロニー・ヤングブラッド(vo,as) との共演で、その1969年3月19日に録られたソウルフルなセッションは黒人音楽の正統に基づいた熱気が大いに魅力♪♪~♪ おそらくバックを務めた面々はロニー・ヤングブラッド配下のバンドメンバーと思われますが、なかなかツボを押さえたミディアムテンポの演奏は素晴らしく、ジミヘンのギタープレイも過激さよりは味わいを深めた印象があるところは、完全にサイケおやじの好みです♪♪~♪

一方、「Blue Window」は1969年3月、バンド・オブ・ジプシーズの盟友となるバディ・マイルス(vo,ds) が率いるバディ・マイルス・エクスプレスのレコーディングに参加した時と思われる、12分超のジャムセッション風な演奏なんですが、ホーンセクションもリズムセクションも単調で些かケジメが無い感じですし、ジミヘンもそれほど冴えたフレーズは弾いていないという印象……。

う~ん、まあ、そんなこんなの日常が繰り返されていたのも、今となっては貴重な歴史というところだと思います。

ということで、既にジミヘンが夭折してから47年忌……。

未だにサイケおやじは故人の天才と魔法の呪縛から逃れる事は出来ませんし、また、逃れようとは微塵も思いません。

ですから、発掘や再発の音源集が出る度にそれを入手し、端座して鑑賞する儀式は自分の人生における神聖な時間と書けば、皆様からの失笑も覚悟しております。

そして本日は早朝から、掲載のCDを鳴らしているのでした。

あぁ……、ジミヘンは不滅!
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恋するふたりの僥倖

2017-09-17 15:40:05 | Rock
恋するふたり / Nick Lowe (Radar / ワーナーパイオニア)

1970年代も半ば過ぎ頃から急速にノシてきた洋楽の流行に「パンク」とか「ニューウェイヴ」なぁ~んていう、サイケおやじにとっては鼻白む流れが始まった中にあって、救いとなっていたひとつが本日掲載のシングル盤A面曲「恋するふたり / Cruel to Be Kind」でありました。

とにかく最初にラジオから流れてきて、それを聴いた瞬間!?

ほとんど往年のブリティッシュビートバンドがモロ出しというシンプルで颯爽としたリズムとコーラスワークにキャッチーなメロディラインは言わずもがな、ボーカルの節回しまでもが如何にもイギリス産というフィーリングは、サイケおやじを小躍りさせたものでした。

しかも、それが冒頭に述べたとおり、ほとんど自分好みの流行ヒット曲に出会えなかった1979年の出来事だったんですから、たまりません。

速攻で掲載のシングル盤をゲットし、演じているニック・ロウについて諸々の情報を集めてみると、やっぱり1960年代後半からイギリスで活動していた履歴があり、最初に名を上げたのは1970年に最初のLPを出したブリンズレー・シュウォーツのメンバーとしてだったんですが、同バンドはアメリカのサザンロックやカントリーロックに影響されたサウンドを前面に出していながら、リアルタイムでは世界的にブレイクする事はなく、1975年頃に解散しているようです。

もちろん、サイケおやじは後追いでブリンズレー・シュウォーツのレコードを聴いたんですが、これがなかなかザ・バンドやニッティ・グリッティ・ダート・バンドの様な味わいがあって、個人的には好ましさを覚えたわけですが、果たしてイギリスでこれがメジャーウケするのか?

と問われれば、些か……。

どうやらブリンズレー・シュウォーツは今日称されるところの所謂「パブロック」、平たく言えばドサ回りも厭わない、ライブハウスや大衆酒場でのステージで演じられているシンプルなロック、つまりは如何にもブリティッシュなプログレやハードロックよりは身近な芸能界のバンドであったらしく、それゆえのインディーズなイメージは両刃の剣という事でしょうか。

というか、ニック・ロウは件のブリンズレー・シュウォーツ解散後、ソングライター兼プロデューサーとして、そんなこんなのインディーズレーベルで製作活動を続行する傍ら、ロックパイルというバンドもスタートさせていたんですが、この頃で一番有名な業績はエルビス・コステロを売り出した事かと思います。

そして、ついに放った自らの大ホームランが、この「恋するふたり / Cruel to Be Kind」であり、レコーディングセッションはニック・ロウ(vo,b) 以下、デイヴ・エドモンズ(g,vo)、ビリー・ブレムナー(g,vo)、テリー・ウィリアムズ(ds) という顔ぶれの前述ロックパイルによるものなんですが、実は後に知ったところでは、既に同曲はブリンズレー・シュウォーツ時代に作られ、レコーディングもされていたという未発表曲の再録バージョンという真相があるようです。

しかも、この間には、もうひとつのリメイクバージョンが1978年にニック・ロウ名義のシングル曲「Little Hitler」のB面に収録されたテイクがあるという、なかなかマニア泣かせの事情もありますので、要注意かもしれません。

しかし、どの時代のバージョンにも共通する魅力としての「洋楽ポップスの魔法」が、「恋するふたり / Cruel to Be Kind」には確かにあると思いますし、だからこそ、これをカバーしたり、パクったりしたレコードや楽曲が日本だけでも相当数ありますので、気になる皆様は探索される事をオススメ致します。

ということで、こ~ゆ~救いの神はどんな時代にも現れるという話が本日のお題でした。

「神」という存在は確かに漠然とはしておりますが、ジッと耐えている中に射し込んで来る一条の光こそが「神」に思える、そ~した気持ちが幸せのひとつなのかもしれません。

それが音楽ならば、殊更サイケおやじにとっては僥倖と思うばかりです。
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悪循環

2017-09-16 20:16:32 | Weblog

スマホのトラブルからPCまで不調になったのは、これ如何に?

現在、復旧作業中のため、本日はこれにて失礼させていただきます(__)

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家庭の問題はイロイロあらぁ~なっ!

2017-09-15 19:31:29 | Soul
Family Affair / Sly & The Family Stone (Epic / CBSソニー)

またまた今朝も、他人の迷惑を省みない馬鹿丸出しをやらかした金正恩については、精神異常を疑うしかないと思えば、我が国はもちろん、関係各国からの抗議や忠告は糠に釘!

もはや、なんでこんな事ばっかりやっているのかと考察するのがやっとでして、こりゃ~、サイケおやじが思うには極論としての家庭の事情じゃ~ねえ~のかっ!?

つまり、金正恩とその家族や係累が現在の高慢で贅沢な態度や生活を失うのが怖くての威迫行為がミサイル発射や核開発という身の程知らずに繋がっていると思うんですが、いかがなものでしょう。

そこで本日は、そんなジコチュウな暴君に事寄せて、スライ&ファミリー・ストーンが1971年末に放った、そのものスバリのヒット曲「Family Affair」であります。

それは今となってはひとつの歴史として聴ける楽曲ではありますが、それにしてもこの「Family Affair」から放たれるサウンドは陰鬱なスライに対して、妹のロージーが無機的に明るい節回しを披露するという二律背反が単調なリズムとビートに上手く乗っかり、メロディにもヒネクレタ親密さがあるという、なかなか練られた仕上がりと思うばかり♪♪~♪

ただし、実は皆様ご存じのとおり、当時のスライは悪いクスリに起因するスランプだったようで、公式デビュー以来のファンキーソウルなサウンドが煮詰まっていたのでしょうか、新曲も出せないまま、約2年ぶりの登場が引き籠り気味のファンクネスに彩れていたのですから、旧来のスライ信者は面喰ったに違いありません。

その大きな要因は、件のリズムとビートを提供しているのが所謂ドラムマシーンという機械であり、そこにギターやキーボードをダビングしながら作り上げたのが、この「Family Affair」だったんですが、そんなこんなの行き方は、この曲を含むアルバム「暴動 / There's a Riot Goin' On」でも強く打ち出されており、もちろんアルバム全体としては「人力」によるドラムスがメインではありますが、それゆえにヒットしたシングル曲「Family Affair」の特異性が光ります。

しかも歌詞が辛辣!?

なにしろ「それは家庭の事情さ」「家族の問題なんだよ」とキメ台詞を歌いながらも、「勉強する子も、放火するような子も、どっちも母親にとっちゃ~、可愛いからねぇ~」とか、「離婚するなら相手を理解してから」云々みたいな本音ともツッパリとも云えそうなスラング混じりの心情吐露には、悪い予感が満ちている感じです。

う~ん、穿って聴けば、これって現在の北朝鮮と何かしら通底するような気がするんですけどねぇ~~~。

結局、他所から何を言われようとも、どんなふうに思われようとも、「家庭の問題」と居直れば、国家や国際社会なんてものは疎ましいだけなんでしょうかねぇ……。

そして呆れかえった事には、今や堂々と北朝鮮は日本を叩き潰すが如き暴言を吐いているわけで、それを北朝鮮系の在日コリアンは、ど~思っているのでしょう。

祖国に殉ずる気持ちになっているのであれば、それはそれで大したもんですけど、じゃ~なかったら朝鮮総連に押し掛けるような行動があっても不思議ではないと考えるのは、日本人のサイケおやじだけなんでしょうか?

彼等にすれば、絶対にやれっこ無い!

とは口が裂けても言えないんでしょうが、だとすれば金正恩は同胞にもナメられたボンクラでしかありません。

妄信は、ひとつの幸せかもしれませんが、他人に恨まれちゃ~ねぇ~~。

現在の北朝鮮が依怙地になっている理由の根底には、アメリカや日本が悪いとする考えが確固としているのは、自分らのだらしなさを他人の所為にするという所謂他罰型で、これは犯罪者に多いタイプだとか!?

うむ、さもありなんでごさんすねぇ~~。
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あの頃の秋の色

2017-09-14 20:12:14 | 歌謡曲
■秋色の街 / 国実百合 (日本コロムビア)

秋の歌には失恋ソングが多いという実情は、何もアイドルシンガーに限った事ではありませんが、しかし、やはりティーンアイドルが歌う秋色の失恋ソングには胸キュンフィーリングが格別かと思います。

国実百合が昭和63(1988)年9月に出した本日掲載したシングル盤A面曲「秋色の街」は、まさに曲タイトル共々にそれが前面に押し出された隠れ名曲として、アイドルマニアや歌謡ポップス愛好者にはマストな名唱と言われて久しいわけですが、サイケおやじも全くの同感♪♪~♪

なにしろ作詞:田中俊&作編曲:林哲司が企図したのはミディアムテンポのポップスバラードですし、それを甘え口調の不安定な節回しで歌ってしまう国実百合には確信犯的な憎らしさがあるんですから、たまりません。

このあたりは当時、既に中年者だったサイケおやじだけの感覚かもしれませんし、老境の今も自らの青春時代にこ~した感傷を持ちたかったとさえ思ってしまうんですが、もちろんこんな告白は面映いばかりで、いやはや恥ずかしい限りです。

でも、秋の歌には、そんなこんなの甘酸っぱい記憶を呼び覚ます役目もあるんじゃ~ないでしょうか。

ということで、国実百合は大ブレイクしたアイドルではありませんでしたが、こんな素敵な歌を残してくれたことに感謝しているファンは絶対に大勢存在しているに違いありません。

良い時代でした。
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お気楽な哀愁の口笛

2017-09-13 19:37:11 | Pops
口笛天国 / 口笛ジャック (Deram / キングレコード)

曲名は知らずとも、何時しか刷り込まれているメロディが多い中にあって、本日掲載のシングル盤A面曲「口笛天国 / I Was Kaiser Bill's Batman」は文化放送の人気深夜番組「走れ!歌謡曲」のテーマソングとして、殊更多くの日本人には聞き覚えがあろうかと思います。

それは附された邦題どおり、口笛をメインにした、妙に人懐こいインスト曲なんですが、演じている「口笛ジャック / Whistling Jack Smith」は実在の人物ではなく、当時の業界の定番企画であった実態の無いタレントを標榜した製作レコードのひとつだった事が今日では明らかになっています。

それはイギリスのデラムレコードのプロデューサーだったノエル・ウォーカーがロジャー・クック&ロジャー・グリーナウェイという優れたヒットメーカーコンビと共に作り上げたもので、口笛を担当したのはトランペットが本職のスタジオセッションプレイヤーだったジョン・オニールと云われています。

そして首尾良く、イギリスでは1967年に大ヒットしていますが、原題が「I Was Kaiser Bill's Batman」、訳せばここでの「バットマン」はアメリカンコミックのヒーローじゃ~なくて、付き人ですから、「私はヴィルヘルム皇帝陛下の侍従だった」という事からでしょうか、ドイツでもウケていたらしく、また冒頭に述べたとおり、軽快でそこはかとない哀愁が滲み出るメロディ故に、我が国ではラジオの深夜放送のテーマ曲としてジャストミートしたのでしょう。

で、その「走れ!歌謡曲」なんですが、確か昭和43(1968)年晩秋頃から放送が始まり、内容はそのまんま歌謡曲メインの番組でしたから、平日深夜~早朝の3~5時に殊更仕事に勤しむ日本人にとっては親しみ深くなるのもムベなるかな、サイケおやじ場合は母が営んでいた洋裁店がその頃、つまり昭和40年代が忙しさの極みだった事から、母は連日その時間帯から早起きして仕事をやり始め、しかし不肖の息子だったサイケおやじは、ようやく深夜放送を聴き終え、勉強に身も入らぬままに朝の7時まで寝るという生活だったもんですから、タイミング的には件の「走れ!歌謡曲」のテーマ曲「口笛天国」が自然に刷り込まれてしまうのも、自然の摂理でしょうか。

今となっては母の頑張りには頭が下がりますし、穿って気になるのは、その頃は若かった両親の夫婦生活は、ど~なっていたのか? なぁ~んていう余計なお世話まで不遜にも考えてしまうわけですが、それはそれとして、この「口笛天国」こそは高度成長期の日本を象徴する名曲名演のひとつかもしれまれんねぇ~~~♪

また、その親しみ故のことでしょう、なんとっ!

カーナビーツが漣健二の訳詩を用いて日本語バージョンをレコーディングしておりまして、それはデビューシングル「好きさ好きさ好きさ」のB面に収録されているんですが、当時も今も、あまりにもホノボノフィーリングが前面に出過ぎた感があって、サイケおやじとしては、あまりカーナビーツらしくないなぁ~~、と思うばかり……。

でも、そ~したアイドル的要素(?)も、GSスタアには求められていた証と思えば、ねっ♪♪~♪

ということで、話は変わりますが、週末には台風が襲来しそうな気配なんで、またまた予定が狂いそうです。

でも、それも時の運?
 
このメロディ、口笛吹いて、気楽に行こうかぁ~~~♪
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自己問答

2017-09-12 19:24:17 | Weblog

仕事が縺れて、せっかくの悪企みが振り出しに戻っちまいました……。

これから鳩首協議なんで、本日は……、これにて失礼させていただきます(__)

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何かを彼女は待っている?

2017-09-11 18:22:38 | 歌謡曲
女の夢 / 青江三奈 (日本ビクター)

掲載した青江三奈のシングル盤も、これまた昨日ゲットしてきたブツなんですが、既に皆様ご推察のとおり、ジャケ写に魅了されての1枚です。

このクールビューティというか、人待ち顔の彼女は誰を、そして何を待っているのか、大いに気になるところです。

肝心の収録曲はA面「女の夢」が作詞:橋本淳&作曲:浜圭介、そして編曲:近藤進という優秀なスタッフの提供なれど、個人的には些か冴えを感じない演歌ポップスという印象で、発売されたのは昭和48(1973)年らしいのですが、ヒットしていたという記憶も無いのが正直なところ……。

でも、このジャケに免じて、サイケおやじは満足しております。

ただし、実はここに記する必要は無いかもしれませんが、ゲットしたブツのジャケ写右側の下、ちょうど青江三奈の肩から腕の部分に前の持ち主の名前らしきものが刺青の様に書かれていたもんですから、掲載するにあたっては修正を施してあります。

本音を言えば、それがゆえに値段も思いっきり安かったわけでして、願わくば綺麗なジャケットスリープを望んいるわけですが、それでもここに登場している青江三奈の佇まいにグッと惹きつけられてしまえば、掌中に収めなければ! という悪いムシに唆されての行動でありました。

ちなみに、自宅でじっくり眺めてみたら、このカットは鏡を利用したショットなんですねぇ~~~♪

いゃ~~、本当に魅了されます♪♪~♪
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