OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

水曜日の純情

2017-09-27 19:56:08 | 歌謡曲
■雨と水曜日 / 松本典子 (CBSソニー)

いよいよ実戦的選挙モードに突入した我が国の水曜日、朝からずぅ~~っと小池百合子ばっかりを各種メディアで見せつけられては、正直癖癖しているサイケおやじの脳裏に掲載のシングル盤A面曲「雨と水曜日」の一節が蘇ったところで、何も不自然なところはないでしょう。

 今もぉ~ 好きですぅ~~♪
 ひとことだけ書いたぁ~~~♪
 あぁなたはぁ~ 今遠くぅ~ 離れぇてぇるぅ~~♪

 返事のぉ~ こぉ~ないぃ~♪
 手紙と知っていてぇ~~♪
 投函(だせ)ばぁ~ しばらくぅ~ 期待をするのぉ~~~♪

とにかく選挙ってものは永田町の諸先生方にとっては、まさに死活問題で、ふんぞり返っていた身分から一夜にして失業者に転落するという非情さがあれば、国民の負託云々よりも自らの保身に全力を傾注してしまう気持ちも理解出来ないとは申しません。

しかし、だからといって、これまでのポリシーというか、それらしき姿勢を翻してまで、堂々と寝返りをやらかしてしまうのは見苦しいわけで、なによりもこれまで自分がお世話になってきた親分をあっさりと見限り、その言い訳も真面に繕えないザマは情けないですよっ!

ど~せなら、今回も当選したいのでっ!

なぁ~んて本音で有権者に頼み込むほうが、潔いと思うばかりのサイケおやじです。

で、そんな奴らの駆け込み寺になっているのが、小池百合子の「希望の党」だとすれば、これまでの経緯を頬っ被りして、厚顔無恥な願いこそが、まさに「希望」ってやつなんでしょうか?

件の松本典子の歌った「雨と水曜日」に綴られた心情なぁ~んて、あんまりにも符合し過ぎて、恥ずかしくなっちまいましたよ……。

ということで、こんなサイケおやじの戯言嘆き節は、実は作詞:小林由美子、補作詞:麻生圭子&作曲:羽田一郎が提供した「雨と水曜日」には失礼千万、さらにビシバシのビートを用いてのシンセポップ歌謡に仕立て上げた水谷公生の秀逸な仕事にも心底お詫びを申し上げます。

もちろん、決して上手いとは言い難いながらも、せつせつと歌った松本典子の健気さも、憎めません。

こ~ゆ~、如何にもな歌を聴いていると、無暗に抱きつかれて、迷惑そうにしながらも、本音はゾクゾクするほど嬉しいに違いない小池百合子の化粧品の臭いが、テレビ画面からも匂ってくるというか……。

出たい人より、出したい人ってのが、国民の選挙に対する思いだと信じております。
コメント (5)
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