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OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

逃れのワルツのブルースよ

2016-02-19 17:01:46 | Rock

ブルースから逃れて / The Band (Waner bros. / ワーナーパイオニア)

連日書いてしまっているシビアな成り行きはサイケおやじを確かに疲弊させていますが、だからこそ身に浸み込む歌や演奏があるのは、ありがたいことです。

ザ・バンドが演じる本日掲載のシングル盤A面に収録の「ブルースから逃れて / Out Of The Blue」も、その中のひとつとして、殊更現在のサイケおやじにとっては癒しの名曲♪♪~♪

これが世に出たのは1978年、ザ・バンドが解散する記念に制作された映画「ラスト・ワルツ」のサントラ盤扱いとしての発売ではありますが、ご存じのとおり、件の映画の主要部分を占める1976年のウインターランドにおけるライブ音源とは別に、同名3枚組LP「ラスト・ワルツ」に入れられたスタジオレコーディング音源からのカットというのが、ちょっぴりニクイところでしょうか。

しかも歌っているのがグループ内ではソングライター兼ギタリストとしての存在感が強いロビー・ロバートソンであり、それは皆様もご存じのとおり、当時の立場が映画を観ても間違いないほど、ザ・バンドの中では孤立しての浮きまくりですからねぇ……。

自作の諦観滲む曲調と女々しいばかりのボーカルがジャストミートし過ぎているほどです。

結局、後付けで知った真相らしきものも含めて、ザ・バンドの解散ライブや映画の制作に一番熱心だったのはロビー・ロバートソンであり、同時に何とかザ・バンドを維持継続させようと執着していたのも、本人だけであったというあたりは、なんとなくビートルズの「レット・イット・ビー」に重なって思えるんですが、いかがなものでしょう。

と、まあ、本日も恥ずかしながら、独断と偏見に満ちているサイケおやじではありますが、悲壮感に酔ってはいられないのが現実という厳しさに変わりはありません。

だからこそ、こ~ゆ~歌を欲してしまうという自己矛盾というか、パラドックスの魔力は絶対!?

あぁ、半端な自分が、ここにいます。

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接続不良って何よ?

2016-02-18 19:43:12 | Weblog

ちょっと隣国へ来たら、ネットの状況が悪くて、???の気分です。

本日は、ここまでで失礼させていただきます(__)

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地獄にだって、底はある

2016-02-17 15:57:44 | Rock

地獄の叫び / Mitch Ryder & The Detroit Wheels (New Voice / 東芝)

この世の中、お金で大概の事は片付きますが、一度でも落ちてしまった信用信義を取り戻すのには、再び長い積み重ねが必要です。

今回、サイケおやじが襲われた地獄の責め苦にしても、そもそもの発端は下の者のイザコザであり、そこへ順次、上の者が絡んでしまったという有様では、丸っきり出来の悪いヤクザ映画みたいなものでした。

そして結局、ど~解釈しても、こちらに非がある事は避けられないとなれば、後は責任の所在だけが問題になるわけで、サイケおやじは反対したものの、組織の意向としては件の下の者に身を引いてもらうという、いやはやなんとも、当たり前の収拾策……。

ですから、サイケおやじは周囲に大きな義理を借りてしまい、つまるところ、その格好がつけられなければ、今の仕事からは(?)出来ないだろうという、まさに老後は真っ暗ですよ。

しかし、これで地獄の底は見えたような気がしています。

ということで、今の気分にジャストミートな歌や演奏は?

何とも自分じゃ~思い当たらないので、いろんなキーワード入れて、私用のPCに問うてみたところ、鳴りだしたのが本日掲載のシングル盤A面曲「地獄の叫び / Sock It To Me - Baby」でありました。

演じているミッチー・ライダーはハードロックのルーツにも位置するロッキンソウルな白人歌手ですが、日本では些か注目度が低い、所謂過小評価の人気者になりましょうか。

それでもとにかく、一度でも聴けば、好きな人に好きっ!

そうとしか言えない存在かと思います。

う~ん、PCの心も、案外と正鵠を射るものかもしれませんねぇ~~。

 

 

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地獄巡り

2016-02-16 17:17:16 | Weblog

未だ二丁目あたりを徘徊中……。

出口が見えないなぁ……。

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地獄へまっさかさま!

2016-02-15 19:58:40 | Weblog

ちょっとゴタゴタが……。

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今日は昭和の原風景

2016-02-14 16:36:03 | Singer Song Writer

池上線 / 西島三重子 (ワーナーパイオニア)

懐かしい場所を訪れて、そこが予想以上に様変わりしていた時、尚更に昔の情景や出来事を思い出すのはサイケおやじだけでしょうか。

今日はそんな街のひとつへ所用で行って来てみて、自分の二十代の頃をあれやこれやと回想してしまいました。

もちろん、そこにはリアルタイムで流行っていた歌もあって、本日掲載のシングル盤A面曲「池上線」は、そのまんまのジャストミート!

そうです、その街へは当時、池上線に乗って通い、折しも流行っていたのが西島三重子の代表曲「池上線」でありましたからねぇ~~♪

皆様ご存じのとおり、彼女が自作の歌詞には男女の別れを東急池上線を舞台(?)にしていたという、今となっては如何にも「昭和のせつなさ」みたいに情緒が感じられるわけで、そりゃ~、確かにそんなことを思っているのは当時を体験した現代の年寄りばかりかもしれませんが、実際、久々に訪れた件の街には、その頃に贔屓にしていた食堂や喫茶店も無くなったり、改装され、店名が変わっていたようですから、妙に胸キュンな気分になりましたですねぇ……。

そこもかしも諸行無常と思えば、それまでなのでしょう。

しかし、そうした気持ちもまた、人生の味わいと思いたいものです。

ということで、最後になりましたが、西島三重子の「池上線」が世に出たのは昭和51(1976)年の春でしたが、かなりのロングセラーとなり、サイケおやじが池上線を頻繁に利用していた時期は、同年末からの話です。

そういえば、その頃の池上線の車両って、不思議なレトロっぽさがあって、好きでしたねぇ~♪

うむ、あれも昭和の原風景なり!

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セーラー服の坂口良子

2016-02-13 17:40:19 | 歌謡曲

青い山脈 / 坂口良子&円谷弘之 (日本コロムビア)

今日はあちらこちらと引っ張り回され、もはや様々な禁断症状が出てしまったので、監視人に懇願して、その道すがら、中古屋に寄らせてもらいました。

でも、最初っから、「10分だけですよっ!」という、シバリがキツイもんですから、店内をサァ~っと漁り、なんとかゲットしてきたのが掲載のシングル盤なんですが、ジャケ写だけ見ても、今となっては坂口良子のセーラー服姿が、せつないでしょう。

これは昭和49(1974)年にフジテレビ系列で放送されていた「青い山脈」の主題を入れたもので、ドラマそのものは石坂洋次郎の有名な小説を原作に、それまでも映画で何度も作られてきたリメイク物なんですが、この坂口良子の出演テレビ版は他にも加山雄三、志垣太郎、小川知子、浜美枝等々が出ていた記憶がありますし、主題歌も確か坂口良子と志垣太郎のデュエットだったはずが……、ここでは円谷弘之が相手役を務めた、つまりはレコード用バージョンになっているようです。

もちろん楽曲は作詞:西条八十&作曲:服部良一による、あのお馴染の歌であり、これまた過去には藤山一郎&奈良光枝、あるいは神戸一郎&青山和子という、とても有名なバージョンがありますから、この坂口良子&円谷弘之のレコードは如何に!?

結論からご報告すれば、永作幸男のアレンジは基本に忠実ながら、やはり現代的というか、その頃らしいスッキリした味わいがあり、だからこそ件のデュエットにもアイドルっぽさが滲んでいるように感じるのは気のせいでしょうか。

絶妙のアナクロフィーリングを提供するバックコーラスが「コロムビア女性合唱団」とクレジットされているのも憎めません。

ちなみに円谷弘之はジャニーズ系のアイドルだったらしく、それよりも特撮の神様=円谷英二の親戚という存在が有名でしょうか。

しかし、この主題歌が使われていた昭和49(1974)年版の「青い山脈」に出演していたかは、ちょいと定かではありません。

ということで、サイケおやじのストレス解消法のひとつが、中古レコードの狩猟であり、本当はもっと効き目があるのは往年のSM小説探索の古本屋巡りとか、昔の映画のエロ場面探しなんですが、とにかくもそんな活動だけに専心したい気持ちが捨てきれないのは、煩悩というわけです。

人生は厳しいなぁ……。

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南風でハイテンション

2016-02-12 13:26:08 | 歌謡曲

南風 / 太田裕美 (CBSソニー)

今日は久々に爽快な目覚めの朝になりました。

もちろん、申し訳なくも、昨日はインフルエンザの罹患とはいえ、すっかり午後からは甘えきっての二度寝天国を決め込んだおかげですから、感謝しなければバチアタリという心意気は大袈裟でしょうか。

また、本日は春本番も間近いというポカポカの陽気になりましたですねぇ~♪

そこでジャストミートするであろう昭和の名曲と言えば、太田裕美が昭和55(1980)年に出した掲載シングル盤A面収録の「南風」です。

なにしろ、これがイントロから全篇の曲調、そして演奏パートのアレンジまでもが当時流行のウエストコーストロック&ポップスがモロ出しという洋楽歌謡の典型でありまして、当然ながら軽快なアップテンポで歌う太田裕美も自身の十八番の「節」を全開させた歌いっぷりですからねぇ~~♪

その甘えた節回しこそが、太田裕美の存在証明であったとすれば、某飲料水のCMソングとしての起用企画も大成功♪♪~♪

きっと皆様も一度は耳にしたことがあろうはずと思っています。

あぁ~、以前にも書きましたが、彼女にはこうした「季節物」の歌が本当に似合いますねぇ~♪ それを再認識です。

ちなみにこの「南風」を作詞作曲した網倉一也は学生時代からフォーク系のシンガーソングライターとして、局地的に知られてはいたのですが、自らのレコード制作よりは曲作りに可能性を見出したというか、そっちの才能を業界に認められ、裏方に回ったのは絶対の正解だったわけで、殊更昭和50年代後半から昭和60年代にはアイドル歌謡やニューミュージック系の傑作ヒットを幾つも書いていますので要注意ですよ。

また、アレンジを担当したのが萩田光雄ですから、その流行性感度の高さは抜群で、ここでは既に述べたとおり、リズムのキメ方やギターの泣き具合等々、まさしく当時のLAサウンドが歌謡曲に活かされた心地良さ♪♪~♪

今となっては、それすらも懐かしいと言われれば、全くそのとおりのニューミュージック歌謡になっていますよねぇ~~♪

ということで、本日は様々な要因が良い方向へと作用したのでしょう、朝っぱらから「南風」を鳴らして、周囲からは呆れ顔されましたが、サイケおやじのテンションは高いです。

後はこれを持続させるエネルギーの問題だけっ!?

まあ、それも一期一会ということで、南からの風におまかせの心境です。

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今日は休場

2016-02-11 15:11:10 | Weblog

今日は午後から久々に休めると思いきや……。

休みは休みながらも、インフルエンザでキツイ注射され、寝ています。

ど~りで怠いと朝から感じていたら、このザマでした。

でも、ど~せだから、ゆっくり寝させてもらいます。

失礼致しました。

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憧れの蒸気中毒

2016-02-10 17:29:38 | Pops

Na Na Hey Hey Kiss Him Goodbye / Steam (Fontana / 日本ビクター)

あんまり煮詰まってきたんで、昨夜は久々にサウナに行って、汗を絞り出してきました。

好きな場所なんで、それでも昔は月イチ位は行けたんですが、最近はすっかりご無沙汰で、しかし現代のサウナって、それだけじゃ~なくて、岩盤浴とかもあるんですねぇ~~♪

いゃ~、すっかりイイ気分になっちまいましたよ♪♪~♪

夜も溶けるほど深く眠ってしまいましたし♪♪~♪

で、そこで思い出したのが本日掲載のシングル盤A面曲「Na Na Hey Hey Kiss Him Goodbye」で、これはアメリカでは1969年末の大ヒットであり、我が国でも翌年にかけてラジオを中心に流行った人気洋楽だったんですが、演じているスティームは所謂「実態の無いバンド」だったというのが、今日知られている実相です。

しかしリアルタイムでは我が国でも洋楽雑誌に掲載されたグループショットで、なんとっ! メンバー全員がサウナで寛ぐ(?)というカットがありまして、実はそれも、この「Na Na Hey Hey Kiss Him Goodbye」の大ヒットによって作られたとされるLPジャケ写からの転用だったようです。

もちろん、そこに登場しているのは件の大ヒットから集められた巡業用のメンバーで、一応知られているところではビル・ステア(vo)、トム・ズーク(g)、ジェイ・ベイビンズ(g)、ハンク・スコーツ(key)、マイク・ダニエルズ(b)、レイ・コリーズ(ds,per) という顔ぶれなんですが、既に述べたように、そんなのカンケ~ねぇ~~!

実際にレコードのヒットバージョンに関わっていたのはポール・レカ、ゲイリー・デカルロ、そしてディル・フレイシャーという当時の業界の裏方達で、例えばレモン・パイパーズとか、そんなこんなの所謂バブルガムロックの制作に携わっていたソングライター兼スタジオセッションミュージシャンだったんですねぇ~~♪

そして様々な貢献が認められたことから、彼等にも何かレコーディングさせてみようという、ある意味ではご褒美的なセッションから作り出された中のひとつが「Na Na Hey Hey Kiss Him Goodbye」で、リードを歌っているのはゲイリー・デカルロと云われていますし、もちろん楽曲は前述の3人の合作というクレジットがあります。

ちなみに、そうした事をサイケおやじが知り得たのは1980年代の初め頃だったんですが、洋楽界の裏事情って、調べるほどに密接なサークルが重なり合っていて、ここでの3人にしても、最初は売れないシングル盤を数枚出していた某バンドで一緒だったとか、共に下積みの苦労は身に滲みていたんでしょうねぇ~~。

ということで、既に皆様ご推察のとおり、スティームは直ぐに消えてしまったグループであり、前述のLPにしても、ソングライターの3人が夫々に関わった音源の寄せ集めらしいという事もあります。

しかし、こ~ゆ~ヒット曲があったからこそ、往年の洋楽ポップスは親しみ易く、奥深いと思っています。

さて、今日もサウナに行きたいなぁ~~、という本音の願いは空しいばかり……。

せめても、スティームを思い出して、気持ちを入れ替えているのでした。

 

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