OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

夏にも美しい西島三重子

2013-08-02 15:23:45 | Singer Song Writer

あきらめてサンバ / 西島三重子 (コンチネンタル / テイチク)

最初は有線かラジオで接したと記憶していますが、この「あきらめてサンバ」を歌っているのが、まさか西島三重子だとは思いませんでした。

なにしろ西島三重子と言えば、昭和51(1976)年の大傑作「池上線」を筆頭に、グッと心に滲み入る、せつなさ優先モードの歌謡フォークを聞かせていたシンガーソングライターでしたからねぇ~~~~。

つまりそこまで驚嘆させられるほど、「あきらめてサンバ」は捨て鉢な享楽の歌であり、もちろん女心の悲しみや哀感は充分に込められているはずですが、何か全てを「その場しのぎ」にしなければならない、なかなか現実的な状況が???!?

そして同時に彼女の歌いっぷりの良さ、特に初っ端からラテンフュージョン全開のサウンドをバックに「い~のさぁ~~、い~のさぁ~~♪」とキメの本音(?)を吐露した後、そこに至る経緯や背景を思わせぶりに訴えてくる説得力が、サイケおやじは大好きです。

ちなみに作曲は当然(?)西島三重子、作詞は門谷憲二とクレジットされていますが、今泉敏郎のシンセを多用したコンパクトなアレンジは、如何にも発売された昭和56(1981)年らしい、実に良い仕事だと思います。

また、ジャケ写のポートレイトに登場している西島三重子の美しさ♪♪~♪

これも明らかにイメチェンを図った施策なんでしょうが、ハッと気がつけば、レコード会社がワーナーからテイチクに変わっていたんですよっ!

結果的に大きなヒットにはなりませんでしたが、こういう路線の西島三重子も大好きですし、ちょっと後々が怖い気はするものの、この歌の世界の彼女と不適切な関係になるのは男の本懐かもしれません。

ということで、もちろん西島三重子はサイケおやじがお気に入りの女性歌手であり、それは自らのチンケなツッパリから、リアルタイムでは公言出来ませんでしたが、レコードは地道(!)に聴いて、集めています。

そして幸いにも、現在では代表曲がそれなりに満遍なくCD化されていますので、有名なワーナー時代の諸作同様、テイチク移籍後の彼女の歌もお楽しみ下さいませ。

特に夏場は、こういうラテンフュージョンサウンドでの西島三重子が愛おしい♪♪~♪

それもサイケおやじの告白であります。

コメント
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