人間は環境では幸せになれないのは、充分、分かっているつもりです。しかし、今の自分は、どうも好んでソンな方向にばかり行っていると、自覚する日々です……。
なんて言うかなぁ……、別に周囲を否定して自己を表現しているわけじゃないんですが……。
まあ、楽しいことを作っていくのが人生だ、と勝手に思い込んでいるわけです。
ということで、本日のBGM――
■Let's Get It On / Marvin Gaye (Motown)
1973年に発売され、マービン・ゲイの性愛路線を決定づけた名盤です。何せ歌詞が赤裸々な男女間の問題を描いているので、英語圏の人はこれを聴いていて気まずい雰囲気になりませんかねぇ、等と余計なお世話のアルバムです。
確かにそうではありますが、マービン・ゲイの歌いっぷりは最高で、1曲で様々な歌唱を聞かせたり、じっくりと心の底からこみあげてくるものを表現したり♪
もちろんソウルたっぷりなんですが、男の女々しさとかも、しっかりと歌っているカッコ良さです。
演奏は当時の西海岸の腕利きスタジオミュージシャン&往年のモータウン勢ということで、素晴らしいの極致ですが、そのサウンド作りは隙間だらけでありながら、密度が濃いという、これは聴いてもらわないと、上手く説明出来ませんが、間違いなく気持ちイー音楽です。
で、これを独りで聴きながら、地味~な夜を過ごすのも、悪くないですね……。