OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

独りが似合う音

2005-10-13 17:10:55 | Weblog

最近のケイタイは多機能、良く出来ていて便利だけども、やたらに鳴ったり、光ったりするんで、嫌気がさしています。5年ほど前のタイプだと、ほとんど通話だけで、スマートなスタイルでしたからね~、そういう古いやつに取り替えようかと思案中です。

カッコウつけると、ちょっと孤独も欲しかったりするんで……。

そんな中古は、オモチャ扱いで100円位で売ってますが、そういう機種変更は出来るんですかねぇ?

ということで、本日のBGMは――

Darkness,Darkness / Phil Upchurch (Blue Thumb)

フィル・アップチャーチは、俗に「ツウ好み」と言われる黒人ギタリストです。守備範囲はブルース、ソウル系で、ジャズも完璧にこなすので、フュージョン全盛期には大活躍していました。といっても、スタジオや有名歌手のバックバンドでの演奏です。

それが、物凄く、素敵なフィーリングなんですね♪ 例えばジョージ・ベンソンの「ブリ-ジン」でのサイド・ギター、「ダニー・ハイザウェイ・ライブ」での熱い演奏等々、キリが無いです。

そしてもちろん、少ないながらも自己のリーダー盤に駄作無し!

このアルバムは1971年録音で、アナログ盤2枚組として発表されましたが、内容は「ファイアー&レイン」とか「君の友達」といった当時のヒット曲、お得意のソウル・ジャズ・オリジナル、ブルース等々、全10曲の長尺演奏がたっぷりです。

なにしろ共演者が、ジョー・サンプル(P)、チャック・レイニー(b)、ハービー・メイソン(ds)というツワモノ揃い、しかもアレンジとキーボードにダニー・ハイザウェイが特別参加、さらにプロデュースがトミー・リピューマという、その手が好きな人には、感涙間違いなしという素晴らしさです。

彼のギタリストとしての本領は、けっして流麗なタイプでは無いんですが、歌心を大切にして、熱く、メローに魂を高揚させてくれる演奏ばかり♪

こういうアルバムは独り酒を飲んだり、また独りPCで作業したりするときには最高の友になります。ぜひ、どうぞ!

コメント (4)
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