OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

ささやかなほどの大切さ

2021-02-07 19:50:30 | 歌謡曲

小さな恋の想い出 / 山口るみ子 (日本コロムビア)

サイケおやじにとっての「幻の実力派シンガー」と云えば、昭和48(1973)年春に本日掲載のシングル盤を公式デビュー作にした山口るみ子も、皆様にご紹介したいボーカリストです。

しかし、実はサイケおやじはテレビやライブステージにおいて山口るみ子の動く姿には全く接した事が無く、それでいて彼女の歌声だけは当時、ラジオから頻繁に流れていたという記憶が鮮明に残っておりまして、それと言うのも彼女の歌声が本当に清涼で素晴らしいんですよねぇ~~♪

極言すれば本田路津子っぽい印象も強く、そして節回しには昭和歌謡保守本流と申しましょうか、微妙なコブシと泣き節がナチュラルに入っている感じですから、作詞:たかたかし&作編曲:鈴木邦彦とクレジットされた収録A面曲「小さな恋の想い出」が幾分ありがちな失恋ソングの歌謡フォーク的展開である事が結果オーライ!?

とにかく、一度聴いたら彼女の歌声に魅せられる事は必定であり、演奏パートにおけるエレピの使用が、これまた最高に心地好いという、全くサイケおやじ好みの名曲名唱に仕上がっているんですが、いかがなものでしょうか?

予定調和の美学なんてものがあるとしたら、山口るみ子が歌う「小さな恋の想い出」は好例と思うばかりです♪♪~♪

最後になりましたが、例によってサイケおやじは彼女について、あまり知るところはありませんが、どうやら五木ひろしや八代亜紀、そして天童よしみ等々の大スタアを誕生させたテレビー歌謡オーディション番組「全日本歌謡選手権」で見事に10週勝ち抜いた実力の持ち主というプロフィールは、やはり本物!

それでも残念ながら大きなブレイクはなかった山口るみ子ではありますが、今となっては隠れ名盤扱いのLPも出しているらしいので、探索を続けている次第です。

ということで、ちょっとばかり私生活でゴタゴタしておりますが、それも時が解決するはずと楽観してしまうのも日々、趣味の楽しみがあればこそっ!

現在の幸せはささやかでも、大切にしたいものです。

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