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サイケおやじの生活と音楽

山本ゆか里が山本由香利だった頃

2021-03-22 18:15:15 | 歌謡曲

小麦色の想い出 / 山本由香利 (日本コロムビア)

歌手として堂々イケるのに、何時しか映画やテレビドラマ等々での仕事がメインになってしまった芸能人は少なくありませんが、昭和50(1975)年に本日掲載のシングル盤A面曲「小麦色の想い出」を歌ってデビューした山本由香利も、そ~した女優さんでしょう。

勉強不足で彼女が芸能界に登場して来る経緯を詳らかには知りませんが、アイドル歌手としてデビューした時には某オーディション番組のチャンピオン出身というウリが喧伝され、しかも件の「小麦色の想い出」は作詞:林春生&作曲:平尾昌晃、そして編曲:川上了が製作スタッフに名を連ねた胸キュン節の歌謡フォークなんですねぇ~~♪

そして、それでいてカラオケパートの演奏が時代の要請なんでしょうか、なかなかにグルーヴィなソウルっぽさが滲んでいる感じでして、特にエレクトリックベースのウネリとフレーズはサイケおやじが大好きな味わいなんですよっ!

ですから、極言すれば小柳ルミ子の系譜にある様な楽曲にして、清純派ド真ん中の節回しが寸止め状態の歌謡ソウルって書けば、やっぱり大いなる勘違いなんでしょうねぇ~~ (^^;

そうですよ、やっぱり山本由香利は王道の清純派であり、だからこそデビュー当時から映画やテレビドラマにも起用されていたんでしょう。

ただし、ど~ゆ~理由か、東映映画作品に出演すると犯され役とか、ちょいとイメージ外れもあったんですが……、それはそれとしてテレビドラマでは時代劇やサスペンス作品ばかりではなく、子供向けの番組にも顔を出していたと記憶していますし、確か昭和50年代中頃からは「山本ゆか里」に改名し、完全に女優業に入ってしまったのは……。

願わくば、女優さんだって歌の仕事でレコードを出せていた時代でしたからねぇ~~、コンスタントにシングル盤だけでもレコーディングを続けて欲しかったです。

また、清純派という印象は、もちろん彼女がデビューから2~3年の話で、女優として活動する様になってからは、そこはかとないフェロモンを発散する演技もあり、確か写真集も出ていたと思いますから、根強いファンは多いはずです。

う~ん、彼女自身が選んで歩んだ芸道ですから、普通のファンにも及んでいないサイケおやじが云々しても、それは無物強請りでありましょう。

今となっては、山本由香利が残してくれたレコードを大切に鑑賞するのみであります。

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