OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

和み系最高位の吉沢京子

2023-02-11 19:31:09 | 歌謡曲

恋をするとき / 吉沢京子 (ユニオン / テイチク)

昭和40年代のアイドルを語る時、決して外せないのが吉沢京子であり、就中サイケおやじと同世代の皆様であれば、尚更と思っているんですが、いかがなものでしょう (^^)

実際、その頃のテレビドラマや映画等々に彼女を出演させれば、ヒットは確実という安心感が確かにあったそうですし、後にセミヌードを披露している事を鑑みても、真正アイドル期の彼女の穏やかにして爽やかな雰囲気と輝くスタア性は、忘れられるものではありません (^^)

ですから、その頃の当たり前として、歌手活動 ~ レコードの発売にも、大きな商業的な価値があり、失礼ながら、決して上手いとは言い難い歌唱力が逆に彼女の魅力を増幅させていた感があった様な気さえしております (^^;

で、本日掲載のシングル盤は、その吉沢京子が昭和46(1971)年10月という、正に人気絶頂時に出した1枚で、作詞:岩谷時子&作編曲:宮川泰から提供のA面曲「恋をするとき」は、彼女が主演していたテレビドラマ「さぼてんとマシュマロ(日本テレビ)」の主題歌だったというのも、これまでグダグダと述べて来たサイケおやじの戯言の証明と書いてしまえば、贔屓の引き倒しかもしれませんが、やっぱりねぇ~~~♪

なにしろ如何にもの乙女心が綴られた歌詞に附されたメロディは、当時流行っていたバブルガム系ソフトロックな洋楽サウンドを更に歌謡曲に近づけた感じのキャッチーさがあり、もちろん、吉沢京子の曖昧な歌唱力を逆手に活かした売れ線スタイルですから、たまりません (^^)

そのアップテンポで弾む様に歌っている彼女の曖昧な節回しと意想外とも思える刺激的なアレンジの対比も結果オ~ライのイイ感じ ♪♪~♪

ちなみに件のテレビドラマ「さぼてんとマシュマロ」は彼女と沖雅也の共演だったんですが、劇題の「さぼてん」がトゲトゲしい性格を演じる沖雅也という設定ですから、当然ながら「マシュマロ」の様にフワフワして甘~い存在感を存分に見せつけてくれたのが吉沢京子という、そのジャストミートのキャスティングも高得点!?

確か、30分間放映のドラマだったと記憶しているんですが、告白すれば、サイケおやじは吉沢京子だけ拝観出来れば、それで満足していたのでした (^^)

また、掲載のレコードの初回盤には彼女のブロマイドが付属しており、それが最高に可愛かったにもかかわらず、経済的な理由から、サイケおやじは入手が叶わず……。

友人が、見せびらかす様に、それをクリアブラスチックの下敷きに入れていたのには、この世の不条理さえ感じたという、そんなこんなの青春物語もありましたです (^^;

あぁ~~、最近は吉沢京子みたいな和み系アイドルが登場しないってのも、不条理なんですがねぇ…… (^^;

ということで、ここ数日、自らの身辺がゴタゴタしたり、また個人的にも尊敬していた偉人が相次いで鬼籍に入られたりという、なかなかシビアな状況である所為でしょうか、安寧と和みを心底求めております。

本日、吉沢京子のレコードを出してしまったのも、そんな行動の一環とご理解いただければ、幸いでございます <(_ _)>

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする