OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

名曲不滅の理:大阪の女

2023-02-05 19:12:40 | 歌謡曲

大阪の女 / 園まり (ポリドール)

ザ・ピーナッツが昭和45(1970)年に出したシングル曲「大阪の女」は、ザ・ピーナッツにしては「らしくない」演歌フレイバーの強いヒット作だったが故に、当時中学生だったサイケおやじには、「何が悲しくて、こんな歌を……」なぁ~んて、不遜な思いに駆られていたんですが、齢を重ねるうちに、流石は作詞:橋本淳&作曲:中村泰士のソングライティングの素晴らしさに平伏すばかり (^^;

それは「大阪」という曲タイトルの言葉の印象とは裏腹に、歌詞の世界には全国共通の刹那の思いが込められており、加えて歌謡曲保守本流のメロディには、なかなか深い洋楽性感度が認められるのですから、様々なアレンジャーが参画したカバーバージョンが多数制作発表されているのもムベなるかなっ!

本日掲載のシングル盤A面に収録された園まりのバージョンは、中でもサイケおやじの好みにツボにジャストミートの仕上りで、川上了(かわかみりょう)が附したアレンジはソフトロックな演歌節という、これが昭和40年代に流行っていた都会派ムード歌謡の1980年代的展開と申しましょうか、正に発売された昭和55(1980)年9月の雰囲気が横溢しているんですねぇ~~♪

ですから、園まりも十八番のソフトで、それでいて芯のしっかりした声質による節回しを存分に聴かせてくれますし、演奏パートのアコースティックギターとの響も抜群の相性じゃ~ないでしょうか (^^♪

ちなみに、これは愛好者の間では度々議論(?)される問題なんですが、いしだあゆみも実は「大阪の女」のモダンスイング系ジャズ歌謡バージョンを出しており、そこで聴かせてくれる「やるせなさ」フィーリングと、どっちが好き?

―― なぁ~んていう、それこそ返答に窮する問い掛けがあるわけですが、そのあたりは皆様が十人十色の好き嫌いとして、聴き比べも楽しいところと思います (^^)

そして、やっぱり「大阪の女」は、日本歌謡曲史における、絶対的な名曲であるっ!

そこへ議論が収斂するような気がしておりますよ、サイケおやじは (^^ゞ

ということで、先週は完全に自分の運気が落ちていたと気がついて、今週こそは上昇気流を求めてしまうのですが、ど~なることやら (^^;

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする