OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

秋の冷たさも、なんのその!

2013-11-12 14:32:49 | 歌謡曲

めっきり冷たくなりました / キャッツ・アイ (ユニオン / テイチク)

秋こそ長くあって欲しいのに、今年はアッという間に冬へ突入モード!?

1ヵ月ほど前には冷房入れたほどだった事を思えば、やっぱり自然環境は異常なのでしょう。

フィリピンを襲った超強力台風にしても、まさにそれを痛感させられる大惨事ですよねぇ……。

さて、そこで急に聴きたくなったのが掲載シングル盤A面曲「めっきり冷たくなりました」と言えば、あんまりにもベタなんですが、それもサイケおやじの正直な気持ちです。

歌っているキャッツ・アイは皆様ご承知のとおり、ピンク・レディーのライバルとして、その下品な部分を拡大解釈するセクシー優先主義のコンビと思われがちですが、同時に確かな音楽的実力も認められるべきでしょう。

それは作詞:伊藤アキラ&作曲:森雪之丞というベテラン&新鋭ソングライターコンビが書いただけあって、如何にも発売された昭和52(1977)年秋の流行であったオールディズ趣味と分かり易い歌謡ポップスの曲構成に加えて、意味深な歌詞の面白さがありましたから、それなりにヒットした名曲であり、しかもキャッツ・アイのナナ=山中奈奈とノン=大谷親江のハーモニーワークも絶好調!

ちなみにこれはスタジオレコーディングですから、それが出来るんでしょう、という認識はちょっぴり間違いであり、キャッツ・アイを実力云々で語る場合にはステージライプやテレビ出演時にも、なかなかハーモニー&コーラスが上手かったという実情は、多くのファンや歌謡曲マニアに知られるところです。

ただし、それは両刃の剣というか、ストレートな気分で彼女達に接していれば、歌よりもアクションやルックスに強く惹きつけられるのがリアルタイムの真相でありました。

もちろんそれはサイケおやじ、及び同世代の皆様にとって、幸せを感じるところに他なりません♪♪~♪

ということで、あらためて掲載のジャケ写を眺めてみれば、およそ秋らしくない衣装で微笑むキャッツ・アイには、必ずや煩悩を刺激されてしまいます。

うむ、これが昭和の芸能界の底力!

そりゃ~、今だって、短いスカートで集団踊りと口パクのパフォーマンスを見せているグループは人気を集めていますが、正確にはそれしか見るものが無いという「甘えの構造」を放置してはなりません。

売れるためには何でもやって、それが「芸能」という大義名分で許容されていたからこそ、キャッツ・アイも堂々とブレイク出来たのですから!

良い時代だったの一言では、到底表現しえないエネルギーがあればこそ、冷たい秋も乗り切れたというわけです。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする