OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

キャッツ・アイを忘れるもんかっ!

2013-07-15 15:16:37 | 歌謡曲

アバンチュール / キャッツ・アイ (ユニオン / テイチク)

昭和の芸能史に屹立するピンク・レディーには、当然ながらフォロワーが出現し、中でも昭和52(1977)年初夏、本日ご紹介のデビュー曲「アバンチュール」で飛び出したキャッツ・アイの破壊力は強烈でしたねぇ~~~♪

なにしろ掲載ジャケ写からも一目瞭然、セクシー優先主義のルックスと衣装に加えて、パンツ見せの意図がモロなアクションとフェロモン度数満点の歌いっぷりが潔く、忽ち注目を集めましたが、もちろんターゲットはギンギラギンの青少年!

そのオカズ性感度の高さは、キワドイ水着姿も含めて、同時期無敵だったのは間違いないところでしょう。

恥ずかしながら不肖サイケおやじも、瞬時に彼女達の虜になっていたわけですが、それにしても立ち位置左側の大谷親江=ノンと同右側の山中奈奈=ナナは、しっかりと歌も上手く、個人的にはピンク・レディー以上の実力があったと思っています。

極言すれば、すっかり婦女子向けの国民的なイドルに成り上がってしまったピンク・レディーがデビュー時に持っていた、その下品な部分を拡大解釈したのがキャッツ・アイなのかもしれませんが、それゆえに刺激的な麻生香太郎の作詞とニューソウル&ロッキン歌謡がど真ん中の作編曲に拘った馬飼野康二の仕事は絶品!

特にシャープなカッティングを貫くギターとランチキ系パーカッションの響き、さらにギョッとさせられるストリングスの使い方等々、これが刹那の歌謡ポップスという仕掛があってこそのフェロモン歌謡ってもんですよっ!

また肝心の彼女達のボーカルはコーラスワークも含めて、スタジオ録音の魔術があったにせよ、ちゃ~んとテレビや生ステージの現場では歌えていましたし、アクションはご想像どおりの美味しさでありました♪♪~♪

ところが人気急上昇中の翌年、突如(?)として大谷親江=ノンが失踪!

どうやら男と逃げたという話でしたから、芸能界追放は当然の成り行きであり、残された山中奈奈=ナナがスケジュールを埋めるために必至で孤軍奮闘していた姿も、忘れられません。

と言うよりも、ひとりになって尚更に歌が上手いことが証明された感もあったんですよねぇ~~♪

ちなみにその後、キャッツ・アイは自然解散となり、同じ所属事務所が穴埋め的にデビューさせたのが、これまた素敵なキューピットと名乗るセクシー双子デュオだったのも、予想外の嬉しいプレゼントでありました♪♪~♪

ということで、キャッツ・アイが残したレコードはシングルが4枚とベスト盤的なアルバムが1枚しかありませんが、全てが素晴らしいトラックであり、早すぎる消滅は勿体無いとしか思えません。

それらがCD化されているかは知る由もありませんが、ど~せなら、キャッツ・アイの映像も収めた決定版が出される事を強く望んでいます。

ただし既に述べた経緯がある以上、なかなか難しいかなぁ……。

実はサイケおやじは、20数年前になりますが、業界の知り合いに要望を出したところ、どうやらキャッツ・アイの話はタブーらしく、そっとしておかなければならないようです。

でもねぇ~~~、そういうリクエストは、サイケおやじだけでは無いと思うんですよっ!

少なくともリアルタイムでキャッツ・アイに接していた皆様ならば、同じ気持じゃ~ないでしょうか。

どうか願いが叶いますようにっ!

本日は、そうした心で文章を綴っているのでした。

コメント (8)
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