大相撲は何となく前より盛上がってきましたですね。テレビ放送も楽しみになっていますが、私の場合は、相撲そのものよりも、客席を見るのが、また楽しみなんです。
理由は、女性のお客さんで、東京場所はそうでもありませんが、地方場所では芸者さんとか、いかにも「水」関係の色っぽいお姐さんに目が行ってしまいますねぇ。また、いかにも良家のお嬢様っていう雰囲気の人もいますしね♪
こういう楽しみって、あんまり言われないけど、けっこう他の人も楽しんでいるはずなんですが……。
で、客席といえばライブ盤! そこに入っている歓声が自分のものだったら素敵だなぁと思って、一時期、ライブに行くと矢鱈に声出しまくっていた青春がありました。記念になりますからねぇ~
ということで、本日の1枚は、ここまで書けば言わずもがなの――
■Get Yer Ya-ya's Out! / The Rolling Stones (Decca)
1969年のアメリカツアーを収録したこのライブ盤は、海賊盤被害のために出されたことは有名ですが、我国では演奏の途中で入っている掛声「カッチョ、イー」の一言で、永久に不滅です。
それは「Midnight Rambler」の途中のブレイク、CDならば5分38秒目あたりに入っています、カッチョ、イー!
当時のストーンズは、大黒柱のブライアンを失って途方にくれていたはずで、代わりに入れたミック・テイラーがリズムギターを弾けなかったことから、不安定なリズムを逆手にとった、つんのめる様なビート感覚で新境地を開いた直後のライブということで、気合が入っています。なにしろ昔のヒット曲は「Jumpin' Jack Flash」くらいしか演奏していません。
ここ20年ほどのストーズは、この姿勢が無くなって、新譜を出してもライブでは新曲をほとんどやらないという、「ストーズという伝統芸能」どっぷりですから、私にとっては、ちょっとさみしいな状態です。
ですから、この当時のストーズ、恐いもの知らずだった勢いのあるストーズが大好きというわけで、愛聴しています。