娘が誕生日を祝ってケーキを買ってくるという。じゃあ外食しよっか。てなわけで、歩いて行って飲んで帰って来られる場所はココしかない。鉄板焼き「大雅(タイガ)」だ。
あの事件以来初めて行く。「この店も全国区になったなあ、儲かってるだろ」「いえいえ、お兄様だけよ」ほんと良くテレビで見た、お兄様だけ。
カウンターには、ずらり写真と色紙。ナインが揃ってお礼に来たそうな。全員のサインが入った色紙。生意気だよな、自分のサイン持ってるなんて。
「一番遠い人、どっから来た?」「沖縄から」ゲーおきなわ!すげえ。
甲子園が特別な存在だということを、いやと言うほど思い知った夏だった。これだから高校生は皆、目標にするんだ。それは正しい。その上のオリンピックは、目標に値しない。勝手な都合で種目が消えたりする。あの金にまみれた大会は、目標に値しない。
甲子園は、ルールを知らない女子までが注目する。「今、何回戦?」「何回戦って、1回戦だよ」「勝ってる?」「まだ終わってない。勝ち負けは9回が終わってから」甲子園では起こらないが、突然5回で終わったり、7回で終わったりする。
冬合宿をテレビで見て、膝が悪くなった。吉田君が100kgもある4番を担いで、雪の斜面を登る。若いから出来る。今じゃ無理。良く故障しなかったな。
毎年のことだが新入生は、ごっそり入ってすぐに抜けていく。彼等は結局10人しか残らなかった。前の監督がおっしゃっていたが、救急に担ぎ込まれた生徒のうち一人でも死んでいたら、今はない。それは綱渡りのような特訓だ。この非科学的特訓が今時、許されるなんて、不思議な現象だ。
甲子園だから。許されるんだろうなあ。
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